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Bアングル ~Sun~

目を覚ます
そこに君のぬくもりはない
冷たいシーツ
これでよかったんだと
手で顔をおおう

それでも君のぬくもりを探してしまう

君の側にいると僕はダメなんだ。
いとおしすぎて、流されてしまう

終電だって、本当は家まできちんと送りたかった
親は心配するだろう
大切な君の 大切な人まで
僕は大切にしたいのに

好きだからついつい
感情に流されてしまう

愛しい君を見たら
社会すらも投げてしまいそうだから
君の色を消して
透明にしてから
一気にシャツを羽織る

その時感じた。
このままでは君を守れなくなる。
君を守る場所をきちんと築く為には
君の側にいられない。

僕は不器用だ。

大好きな君
離れてゆく僕を許して

もっと成長して守れる僕になったとき
君の側には誰もいないといいな
忘れたいけど忘れられない

君のぬくもりを探している。
僕はまだ時間がかかりそうだよ。

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