バス移動中に蘇る懐かしい日々のこと。
このところ毎日曜日オケ練行ってます。
街暮らしを始めた数年後に車を手放したため、特にオケ練時の公共交通機関での移動が年々しんどくなって来てますが(郊外の施設を使う事が多く、遠いので💦)
でも、バス移動はわりと好きなんです。自分は運転しない分、外の景色や歩く人々の姿を見ることができるのでバスに乗っている間スマホは見ずに外を眺めています。
練習会場により移動時間はかなり前後しますが、一昨日は乗車時間40分、徒歩15分で片道約1時間要しました。
つまり、40分間外を眺めている、という訳です。(帰りは別ルート)
🚌バスは、乗車した停留所を発車するとやがて
私が若い頃働いていた会社の前を通り、来年2月末に閉店が決まったイオン(元ダイエー)の前を通り…
イオンはいつも買い物に行ってるお店ですが、こうしてバスから外観を眺めていると、過去のいろんな出来事が鮮やかに蘇ります。
週に1度、幼い長男を連れてダイエーのこどもクラブに行ったこと。長男を預けている2時間を自由に過ごせることも、実は秘めた目的のひとつでした。帰りには必ずロッテリアに寄ったこと。連れて行って預けたものの、具合が悪くて従業員用ベッドをお借りして横になっていたこと…そんな事もあったなぁ。
ちなみに、それは次男を妊娠していたからだと後になってわかったのでした。
一昨日はとてもいいお天気でしたので、街路樹の紅葉も美しく、キラキラ輝いているようでした。
黄色く色付いたイチョウを見ると思い出す。息子たちとイチョウの葉っぱがうず高く積もったところで葉っぱを撒き散らして遊んだこと。
週末、何もしない夫の態度に怒り息子2人を連れてプチ家出して街外れの公園に行ったことなどなど
次から次へと蘇ります。
あの角にはかつて書店があり、高校生の頃ボーイフレンドとよく待ち合わせをしたこと。
雑居ビルの中にあった「ショパン」という小さな喫茶店に連れて行ってもらい「幻想即興曲」を初めて聴いたこと。なんて美しい曲なんだろうと思ったこと。
向かいに座った彼から「お人形さんのようだなぁ」と言われたこと。「彼女になってくれない?」と言われた日のこと。部活の用事が終わらず待ち合わせに遅れて行ったら猛烈に機嫌が悪く、どんどん歩いて行く彼に着いて行けず くるっと後ろを向いてそのまま帰っちゃったこと。(笑)
大学受験の頃お互いの心のすれ違いが原因で、お付き合いは途絶えました。後悔はしていません。
そんな、アルバムにも残っていない懐かしい日々は、意外にも頭の中のアルバムに、全く色褪せず鮮やかに残っています。しかも動画で😆
小学3年から住んだこの街で、
嫌なこともたくさんあった。
父は転職を繰り返し
借家から借家へ移り住み、最後に住んだ家でやっと自分の部屋を持つ事が叶ったものの、それは世間にはそう映ったであろういわゆる幸せと言えるようなものではなかった。何故なら、父がとてつもなく幼稚な事業を起こしすぐに倒産して
プー太郎(死語?)になったから。
父と母は何がしたかったんだろう?やっと建てた家で、母はいつも暗く疲れた顔をしていた。あんな風にはなりたくないと思った。
そんな20才前後を過ごしたせいか、実家近辺には何の思い入れもない。
そんな訳で、この街に深い愛着を持っている訳でもない私だけれど(ごめんなさい)
この年になると
それなりに思い出深い街になったのだなぁとバスに乗るたび思います。
年をとったのか、
全てが愛おしく思える今日この頃。
願わくば、お互いに年老いた今、昔の彼氏と街でバッタリ会う、なんて事が一生ありませんように。たぶんショックが激しすぎる🤣💦
思い出は美しいままとっておきたい私です✨
感傷プチ旅行にお付き合い頂き
誠にありがとうございました❤︎笑