勇気の源
8kg ほどの荷物をロードバイクにつんで、南へと走り出す。
この自転車も、靴もヘルメットも鍵もサドルも、旅に出る勇気も、わたしひとりのチカラでは生まれなかったことを実感し、感謝の気持ちが背中を押す。
当たり前のようだけど、誰かが優しい言葉をかけてくれたり、気にかけてくれることは、とてもありがたいこと。
青い空と羊のような雲の下を、風と共に走れる。
森の大きな木たちが揺れる音が聞こえる。
ぴゅーっという鳥の鳴き声が聞こえる。
池に葉っぱが浮かんでいて、太陽の光を反射している。
ふと立ち寄った場所に開けた景色が、絵に描いたように美しい。
すれ違う人々の嬉しそうな表情も、誰かが怒る声も、ゆっくり走る夫婦も、街の騒音や日焼けも、疲れも美しい夕焼けも、
目の前に出会う出来事を、そのまま大事に受け入れたいと思う。
ドイツは自転車専用の道がわりとたくさんあり、その道は川や自然の近くを走りやすく整備されている。
自然とともに走ることは、楽しい。
***今日も平和で、癒しのある一日を。
あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。