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タフなドイツ人【人口の13パーセントが外国人の国】のお国柄

こんにちは、ドイツでウェルネスをしているまゆみです。

ドイツは今朝 -1℃まで冷え込み、足もとには霜が生えていました。

ドイツは冬が長く寒く日照時間が短いため、装備や服装がとても大事にされます。

こんなことわざがあるくらい。

『Es gibt kein schlechtes Wetter, es gibt nur falsche Kleidung. 』

『 ひどい天気なんてものはない、悪いのはあなたの服装の方だ 』


私の好きな村上春樹さんはエッセイ『遠い太鼓』で、バックパッカーのお国柄を、見た目という視点で鋭く考察されています。

「ギリシャには実にいろんな国籍のバックパッカ ーがいる 。多いところから並べていくと 、ドイツ人 (世界一旅行好きなドイツ人 ) 、カナダ人 (世界一暇なカナダ人 ) 、オ ーストラリア人 (カナダ人に次いで世界で二番めに暇そうである ) 、アメリカ人 (最近随分少なくなった ) 、イギリス人 (だいたい顔色が悪い ) 、北欧三国 、フランス 、オランダ 、ベルギ ー 、それから日本人 、というあたりになる 。いちいち細かく確かめたり統計をとったりしたわけではないが 、まあおおまかに言ってそんなところではなかろうか 。ドイツ人は顔を見ればわかるし 、いちばんタフな装備をしている 。カナダ人とオ ーストラリア人はリュックに国旗を縫いつけているからすぐにわかる 。北欧人はドイツ人からタフさを抜き取ってこころもち空想的にしたような顔つきである 。すばしこそうで何となく皮肉っぽい顔つきのがフランス人 、でもちょっと人なつっこいかなというのがオランダ 、ベルギ ーあたり 。そういう人々に囲まれて幾分居心地悪そうにしている (でも本人は楽しんでいるのだろう )のがイギリス人 、ということになる 。
—『遠い太鼓 (講談社文庫)』村上春樹著
http://a.co/99SfsLM


ドイツ人は顔を見ればわかるし 、いちばんタフな装備をしている 。」笑


みなさんはドイツ人に対してどんな印象をもっていますか?


私たちは気づかないうちに、育った環境や周りの人にかなりの影響を受けていますよね。

2019年現在のドイツでは、全人口のうち外国人がしめる割合が13パーセントとなっていて、移民の親または祖父母を持つ世代を含めると、3割近くにのぼるといわれています。
ドイツで生活する私ももちろん外国人。
今までの職場で、ポーランド人、イラン人、ハンガリー人、コロンビア人、イタリア人、ブラジル人、トルコ人、ルーマニア人、ロシア人、中国人など、さまざまな国籍の人に出会ってきました。

違った哲学とバックグラウンドをもつ人々が同じ国で暮らしているので、そこにすれ違いや衝突が起こることもありますし、その違いがお互いの文化に興味を持たせてくれることもあります。

さまざまな文化が交わった未来、お国柄とか国籍ってどうなっていくんでしょう。

私はドイツに来てみて、あたらめて日本の良いところを考えるようになりました。


ちなみにドイツでは、日本のSUSHIとかHONDAとかHARIOが人気で、

いつか必ず日本に行ってみたい、とよく言われます。(やっぱりドイツ人は旅行好き)

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ドイツでいま感じることをInstagramで発信してます

繋がれたらうれしいです


あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。