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ドイツ🇩🇪で食べる病院食

こんにちは、ドイツでウェルネスをしているまゆみです。

今日は私がドイツの病院で入院した時に出された病院食を紹介したいと思います。

メニューが選べる

私は手術をして5日間入院したのですが、

病院に着いて検査やチェック項目の確認をしたりする際、食事のメニューを渡されました。

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今週のメニュー。

ドイツでは昼間に温かい食事を食べる習慣があるため、昼食の献立を普通食、軽めの食事、ベジタリアン食事の3つの選択肢から好きなものにチェックをつけます。

朝食と夕食は、どんなパンがいいか、飲み物はコーヒーかお茶がいいか、バターかマーガリンか、デザートは果物かプリンなどのスイーツがいいかなど、割と自由に選べます。


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入院初日の昼食。鳥肉のフィレの串焼きとマッシュポテトとにんじん。手術前で食欲もあるので美味しく完食。

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夜ご飯は、ドイツ流のアーベンドブロート

アーベンドブロートとはドイツ語でアーベント(Abend =夜)+ブロート(Brot =パン)のこと。ドイツでは、夜にパンとハムやチーズなど、冷たい食事で簡単に済ますこと多いです。

酸味の強いサワータイグ(Sauerteig)というライ麦パンに、ハムとバターが出てきました。
すごくシンプルな夕食。


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こちらが手術後、麻酔から覚めて約3時間後に出された夜ご飯。

前日の夕食以降、食事と水分を口にできなかったので、食べたい気持ちはあるものの、トマトをかじるのが精一杯。手術後で起き上がることもままなららず、身体が食べ物を欲しがる(消化する)力がまだない感じでした。

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あまり眠れず、なんとか迎えた朝に出てきた、朝ごはん。

リンゴのみずみずしさに感動しました。
スライスされたライ麦パンにチーズを乗せてかじるも、完食はまだできない。

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お昼ご飯はトマトソースのトルッテリーニに、サラダ。
朝、看護師さんにシーツを替えてもらうため無理やり立ち上がったので、身体が少し動かされて、食べる力もでてきました。美味しいので頑張って半分くらい食べる。


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夜ご飯、ライ麦パンに豚のハムにピクルスにゴーダチーズ。
友達がお見舞いに来てくれて精神的にも元気がでました。
人間身体を動かそうとする意欲がないと、回復も遅いと感じます。(ずーっとベットから動けなくなってしまう)
チョコレートは友達が売店で買ってきてくれたもの。


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だいぶ食欲が戻ってきた、術後2日目の朝ごはん。カマンベールチーズとクアーク(Quark、ヨーグルトに近い酸味のあるクリームチーズ)に蜂蜜。

穀物や加工品よりもやっぱりリンゴがいちばん食べやすかったです。


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ジャガイモを使ったニョッキのような南ドイツ料理、Schupfnudeln(シュプフヌーデルン)とクリームスープ。(ベジタリアンメニュー)
初めて完食しました。食べることしかやることのない入院生活、食べられることはやはり嬉しい。

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入院4日間になると、定期的に検査に来てくれる看護師さんや食事の時間のリズムもわかって慣れてきます。同室の患者さんとも仲良くなっておしゃべりしたり。
夜ご飯はいつものパンにチーズとハーブ風味のクアーク、そしてミックス野菜がついてきました。


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退院当日の朝ごはん。
退院がうれしくて、Broetchen(ブロートヘェン)という丸いパンもバナナも完食します。


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以上、私がいただいた病院食と個人的な感想です。

今思い出してみても、ご飯を食べられる(食べたいという意思と食べる力がある)ということは、生きたいという欲と同じで、当たり前だけど素晴らしいことだと感じました。


時間がたってそのときの感覚をだいぶ忘れてしまっていたので、改めて思い出してみてよかったかなと思います。

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(生きることは食べること、最近食べものの話がおおい)


あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。