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【保存版】高専受験【推薦試験について】

高専生の甥っ子【受験までの記録】はこちらからhttps://note.com/mayumi_sensei/n/n0b1e64330c1c

*今回は「先生モード」でマジメにいきますね
 エラそうなことを言います
 そして・・・・長いよ〜(約2800文字)

音声で聞きたい人はコチラから
 https://youtu.be/9le47HCd1OI


評定について
高専関係では有名なYou Tubeで「推薦は評定4.5以上でないと」とお話がありましたね
甥っ子のS高専は「3年間の9教科の成績が110点(135満点中)以上)なので、平均すると4.07以上となりますが、正直この点数では難しいのでは?と感じます
周りの推薦合格者を見ても、やはり先生YouTuberの言う「4.5」が妥当だと思います
日々の積み重ねが大切ですね


【本当の意味を想像】
私たちは、推薦の条件がいわゆる「受験5科目」ではなく【9教科】であることに視点を向けました
そして「受験科目だけ頑張るのはダメだよ」「どの科目も疎か(おろそか)にしちゃダメだよ」というメッセージだと読み取りました
その上で「9科目の平均4.07」イコール「実技4科目も4以上が望ましい」そう判断しました

幸いにも甥っ子は実技科目が好きなので
・全力で授業を楽しむこと
・そうすれば自然に頭と体が大切なことを覚えてくれる
そう伝えました

実際に入学して思いますが
「技術」=手先の器用さ
「美術」=良いもの美しいものを見分ける力
そして何より「根気よく続ける力が身につく」という点でも「実技科目」は重要だと感じます


【推薦の比重】
もともと普通高校に比べて推薦合格者の比重が多いなと感じていましたが、S高専は今年の受験生から推薦比率50%になるそうです
合格者枠の半分が推薦合格者で埋まるので、学力試験は残り半分の枠を
・推薦受験からの「再トライ組」
・学力試験のみの「自力で受験組」
が受験することになり、ますます「狭き門」になりますね

甥っ子いわく「面接でどんな人物かを見ないと、学力試験の点数だけでは人間性が分からないからね〜」
なるほどです

前述のYou Tubeで先生が「学力試験は推薦(不合格)組が有利」と言っていましたね
・推薦面接でどんな人物か判断できている
・推薦を受けられた時点で評定が高いことが証明されている
これだけ見ても「確かになぁ」と思います

推薦=受験のチャンスが2回貰える!
これだけでも推薦もらえたらラッキーですよね
ファイトです


【推薦試験の準備】
S高専の推薦試験は「面接+口頭試問」です
過去問などで対策できる学力試験と違って、口頭試問(*分からない人はググってね)ですから、何の科目が来るか、何を聞かれるか全く分かりません

「口頭」なので過去問もありません
先輩をつかまえ「こんなこと聞かれた」と覚えている内容を聞くくらいしか方法がありません
でも先輩の問題は「理科」で、あなたの問題が「数学」だったら?

お気付きですね
何の科目が来ても、どんな問題でも答えられる準備と「度胸」が必要です
(怖いですよね〜、私も怖いです)
これをくぐり抜けた学生たちは本当にスゴイと思います

【ウチの練習方法】
甥っ子は、ホワイトボードとタブレットの自撮り機能を使って、目線や声の大きさ、ボードに書く文字の大きさなどをチェックしながら、プレゼンのブラッシュアップをしていきました

コレめっちゃオススメですよ!
もともとは、私が早口なので(ちなみに職業は先生です)、授業している自分を録画して、自分の話し方やクセに愕然(がくぜん)としたり落ち込んだりと、自らをスパルタ指導していた方法です
これを甥っ子に伝授したわけですが、彼も自分の動画を見て「俺ってこんなにボソボソ話してるんだ」と反省していました

面接官の目線で自分を振り返るのは、とても効果的です
私たちの頃には無かった「文明の機器」を使える現代です
思いっきり活用しましょう

ちなみに練習問題は、
・学力入試問題や県立高校の入試問題
・教科書のコラム問題
・問題集
などなど、学力試験の勉強で一度解いたものを使いました

机上で解いたものを、言葉で説明すると理解が定着しやすいので、コレは本当にオススメです
おまけに動画を残しておけば、後で見直して試験勉強にも使えるので一石二鳥!!!


【自分に合った勉強方法を見つけよう】
ちなみに私は、Bluetoothイヤホンを使って、動画講義を「家事をしながら」聞いています(先生ゴメンナサイ)
中学生の甥っ子2号の勉強を見る日は、時間になると「私も勉強」と言ってキッチンに消えます
人から見たら「茶碗を洗ってる」に見えますが、実際は「耳で勉強中」です

現・高専生の甥っ子は受験生時代、歴史などの暗記モノは、問題&解答を読んでスマホに録音し、ストレッチポールの上でゴロゴロしながら勉強していました
そのまま寝てしまうことも多かったですが「睡眠学習」だと笑ってました

今の時代は「ノートに書いて覚える」だけが勉強ではありません
音声教材や動画教材、スマホにタブレットを使い倒して、いろいろ試しながら自分に合った勉強方法を見つけてくださいね


【大切なこと】
宿題の提出期限を守るなど、一見すると点数には関係ないと思えることも、とても大切です
「社会人として大切なこと」を学ぶ練習になるからです
ここを大切にしているか否かはスグ分かります

社会に出ると、どんな仕事も「期限」「締切」がありますね
何時までに終わらせる、何日までに完成させる
それらの練習が、学生時代の「課題提出」です
学生時代なら「先生に怒られて終わり」でも、社会に出るとそうはいきません
「信用を失う」大きな要因となります

高専ブログ【勉強編】にも書きましたが、高専は頑張るも頑張らないも「ザ!自己責任」なので、中学の間に「学生として」を通り越して「社会人として」を意識して物事を見る練習をするといいですよ
高専も大学と同じく「社会に貢献できる人材を育成する学校」です
となれば必然的に、そうなれるであろう人材を合格させますね

では問題です
あなたが考える「社会に貢献できる人物」とは?

答えが出ましたか?
それがあなたの目指す場所です
頑張りましょう!


【最後に】
推薦希望者の皆さんは、いよいよ最後の評定にかかわる定期試験が間近に迫っていますね
この時期に一番大切なのは体調管理とココロの管理です
頑張ってください!

保護者の皆様、ここからは二人三脚です
「情報集め」と「お子様の体調と心のケア」が重要な時期です
ファイトです!
応援しています!


【おまけ】
ここまで私のエラそうな文章を読んでくれた皆さん
断言します
皆さんには根性があります
そして高専への熱い思いがあります

最初に「エラそうな事を言うよ」そして「長いよ」と釘を差したにもかかわらず、ここまで読んでいる皆さんは本当にスゴイです
本気度がヒシヒシと伝わります

自信をもってください
あなたの本気を未来のあなたが頼もしく見ています
私もここから応援しています!!!

次のブログでは、ウチの推薦試験当日を振り返りますね
 皆さんのイメージトレーニングに貢献できると幸いです

見に来てくれてありがとうございます! 「国境の島」で先生してます。以前は香港で先生してました 先生として保護者としてオンライン上の親戚オバちゃんとして、子ども達に伝えたいことを文字や音声にしています (トップ画像は私が撮影した「島」の写真です)