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最近「面白いな」と思ったことを皆さんと共有できればなと。

インフ・ルエンザちゃんとコローナちゃんの違いって何だろうってGoogle先生をポチポチやっていて、面白い記事を見つけたの。

◎大阪健康安全基盤研究所 2018年5月31日掲載
http://www.iph.osaka.jp/s007/020/050/010/010.html

紀元前412年、ヒポクラテスはインフルエンザ様疾患について記載しており、インフルエンザは昔より人類を苦しめてきたことがわかる。初めてインフルエンザ様疾患の大流行について記述されたのは西暦1580年で、それ以降今まで31回も大流行があったとされている。その中でも1918年から1919年にかけて大流行したスペインかぜは人類の歴史上最悪の流行で、全世界で4千万人が死亡したといわれている。
インフルエンザワクチンの有効性と安全性
世界中で使用されているインフルエンザワクチンの種類は数多くあるが、有効性と安全性を兼ね備えた決定的なワクチンは一つもない。他のワクチン、例えば麻しんワクチン、風しんワクチンや日本脳炎ワクチンと大違いである。しかし、現行のインフルエンザワクチンは、製品としては極めて優れたワクチンであると言える。なぜ他のワクチンのように期待された効果が得られないのか、それはインフルエンザウイルスの特殊性とインフルエンザという感染症自体に原因がある。インフルエンザが毎年流行する最大の要因は、インフルエンザウイルスの抗原性が頻繁に変異することにある。次のインフルエンザシーズンに流行すると予測される抗原性を有したワクチンを接種するが、予測が外れた年には効果は期待できない。抗原変異に対応するため、我々は毎年ワクチンを受けなければならず、これは煩わしい上に経済的負担も大きい。インフルエンザはウイルスが気道粘膜上皮に感染し、それが直接発症に繋がる局所感染症である。元来、局所感染症に対するワクチンの効果は低く、インフルエンザワクチンもその一つである。

いま、テレビや新聞でこぞって「変異!」と言っているけど、インフルエンザも常に「変異」してるんだよね。
研究者がこぞってインフルエンザのワクチン研究を重ねているのに、この変異によって、「有効性と安全性を兼ね備えた決定的なワクチンは一つもない。」というのが実に面白い。

◎カドブン 2018年3月9日「インフルエンザはなぜ毎年大流行するのか」
https://kadobun.jp/feature/interview/80.html

――毎年、型を変えて現れているとは。敵もさるもの、という感じですね。
石:食物連鎖の最上位にいて、地球で最強の地位に上りつめた人類にとって、ほぼ唯一の天敵ともいえるのがウイルスです。長い歴史を振り返ると、ウイルスが病気を起こせば人間は免疫を獲得して対抗し、さらにそれをかいくぐる新型のウイルスが出現する、というように、ある種の軍拡競争をし続けているわけですから、彼らも必死なのでしょう。

なんかパソコンのウイルスとウイルスバスターの闘いみたいに思えてきた。

――インフルエンザ・ウイルスは普段、どこにいるのでしょうか。夏はほとんど流行せず、冬だけ流行るのも不思議です。
石:普段はシベリアやアラスカ、カナダなどの北極圏の近くで、凍り付いた湖や沼の中にじっと潜んでいます。春になって渡り鳥のカモやガンなどの水鳥が繁殖のために戻ってくると、ウイルスは水鳥の体内に潜り込んで腸管で増殖します。渡り鳥は年に二回、繁殖地と越冬地の移動の途中でふんといっしょにウイルスをばらまきます。

なんか凍り付いた湖や沼の中でじっと潜んでいるウイルスを想像したら、憎い奴だけど、なんか可愛くないですか?←わたしって変?

――最後にお聞きします。ウイルスを人類が制する日は来るのでしょうか。石:人と病原体の戦いは未来永劫続くでしょう。ウイルスの恐ろしさに関してばかりお話ししてしまいましたが、実はそうではないことも伝えておきたいと思います。たとえば、赤ちゃんがお母さんのおなかの中に宿ったときに、胎児を守っているのがウイルスだということが、最近の研究で明らかになりました。胎児の遺伝形質の半分は父親に由来しますから、母親の免疫系にとっては異質な存在で、母体の免疫反応によって生きていけないはずです。ところが胎児は母親の子宮内で育っていく。その理由は長いこと謎とされてきました。1970 年代に入り、哺乳動物の胎盤から大量のウイルスが発見され、1988年にこの細胞の膜は体内に住むウイルスによって作られたものと突き止められたのです。ウイルスは生命の本質部分を握っていることにもなります。

面白いですねぇ~。ますます好奇心をくすぐられてしまいます。

闘い続けるか、共存共栄していくか。
共存共栄の道を探ったほうが良いような気がしました。


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