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最高の人生のパートナー

今日は朝から雨ですね。
ついこの間まで半袖で汗を流していたのに、
もう、長袖一枚でも寒いと感じる季節になりました。

リビングにお気に入りのソファーがあります。
飛騨産業という会社のソファーで釘を使わない工法で作られています。
そのソファーで、お気に入りのブランケットをかぶりながら
うとうとするのが好きです。いや、大好きです。

今朝もブランケットをかぶりながら、本を読んでいて、
コーヒーがなくなったので注ぎに行こうと席を外したら
まんまと愛犬に場所を奪われました。
私がこの家で最高に好きな場所で、今、最高のコンディションの場所。
でもそれ以上に大好きな愛犬なので、「どいて」なんて言えません。

私はおとなしくダイニングテーブルの椅子へ移動します。
愛犬は、よほど気持ちいのか、イビキをかきながら寝ています。

そんな愛犬のイビキを聞きながら過ごす雨の日も悪くありません。

今日は、少し愛犬のお話を。
我が家の愛犬は「柴犬」
”しばけん”とも呼びますが、正しくは”しばいぬ”です。
4年前にこの家にやってきました。

結婚してから、夫との2人暮らしが始まった訳ですが、
その頃も夫の仕事が忙しく、二人で暮らすには広い新居に私だけ。
慣れない土地で暮らし始め、友達も周りにおらず淋しい状況でした。
その頃は、派遣社員として働きながら、結婚2年目には不妊治療を始めたりして、何かと忙しい日々を送っていました。
しかし、治療の甲斐なく授からず、溢れる母性の行き場を探していたとき、
子どものころからの夢だった「犬を飼いたい」を実現することに。

しかし、いざ飼おうと思っても、犬を飼った経験も知識もなく、本当に私に育てることなんてできるんだろうか。命を預かる資格があるのだろうか。
色々と考え、悩みました。
しかし、あるブリーダーさんのところへ犬を見に行った時、1匹だけ少し大きくて、ショーケースの中で窮屈そうにこちらを見ている子がいました。
その日は飼う決断が出来ず、そのまま帰宅したのですが、その子のことが頭から離れず、翌週にまた同じブリーダーさんの元を訪ねました。
すると、ガラス戸には「売約済み」のシールが貼られていました。

無事に飼い主が見つかったという安堵感より、誰かに先を越されてしまったような悔しさがありました。
他にもいっぱい可愛い子がいるのに、なぜか目に入ってきません。
そのことを夫に言うと、夫が「あの子はもう売約済みなんですよね?」と店主に聞いてくれました。
すると店主が「あれ?いや、部屋を掃除してたから一時的にあの部屋に入っているだけだよ。まだ売れてないよ。」と。
私は夫にお願いして、どうしてもあの子がいいと、他の子より大きく育った、体と耳のバランスが少しおかしい子を選びました。

そのまま我が家に連れて帰り、前もって準備してあった専用スペースにそっと置いてみました。
車の中ではブルブル震えていたのに、家に着いたら、あたかも元から自分の家だったかのように落ち着いています。

あぁ、やっぱりこの子はうちに来るべき運命だったんだ。

それから、私の子(犬)育てが始まりました。
赤ちゃんは授からなかったけど、この子がいたから乗り越えられました。
私にとっては、本当の娘のようです。

わがままだったり、頑固だったり、気分屋だったりしますが、
私にとって最高の癒しであり、分身でもある、人生のパートナーです。

私の愛情を独り占めしているので、夫は若干拗ねていますが。
一緒にいる時間が違うので仕方ないですねww

私たちはまだ40代なので、よほどのトラブルが起きない限り、愛犬を先に見送ることになると思います。
しかし、現在高齢でわんちゃんを飼われている人は、自分が亡くなった後、もしくは入院するとなった時や、施設に入るとなった場合、愛犬をどうするか悩みますよね。
身内が可愛がってくれるのであれば、ほっと一安心ですが、そうでなければ気が気じゃありません。←私なら。

もし、自分が先に旅立つことになったら。
残念なことに、今の法律では、犬(猫)に遺産を残すことはできません。
どなたか代理人となってくれる方に、託すしか方法がありません。
信頼できる代理人ならいいですが、そうでなければ・・・。

なので、高齢の飼い主さんが、安心して愛犬(猫)と余生を過ごせるように、私が動物保護団体との橋渡し役となり、飼い主さんがお元気なうちに、自分に万が一のことがあった場合に備え、愛犬(猫)がどのような場所で過ごし、どのように里親の元に引き取られていくかなどご相談に乗れればいいなと思っています。

現に、そういった活動をされている方々がいて、「動物法務士」として活動されています。
よろしかったらそちらもぜひ。

ファミリーアニマルサポート制度
http://fasa-animal.or.jp/

犬や猫の動物が、ただのペットとして使い捨てされる世の中から、
かけがえのない家族として幸せに暮らせる世の中へ
ただそれだけを願っています。




いただいたサポートは、癒しの珈琲代に使わせていただきます♡