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天国への近道

「永遠の命とは、唯一のまことの神でいますあなたと、また、あなたがつかわされたイエス・キリストとを知ることであります。」

 口語訳 ヨハネの福音書17章3

【受難週 金曜日】


宗教裁判 2

・夜明け前のカヤパと議会による裁判
57 さて、イエスをつかまえた人たちは、大祭司カヤパのところにイエスを連れて行った。そこには律法学者、長老たちが集まっていた。

59さて、祭司長たちと全議会とは、イエスを死刑にするため、イエスに不利な偽証を求めようとしていた。

60 そこで多くの偽証者が出てきたが、証拠があがらなかった。しかし、最後にふたりの者が出てきて、
61 言った、「この人は、わたしは神の宮を打ちこわし、三日の後に建てることができる、と言いました」。

62 すると、大祭司が立ち上がってイエスに言った、「何も答えないのか。これらの人々があなたに対して不利な証言を申し立てているが、どうなのか」。
63 しかし、イエスは黙っておられた。そこで大祭司は言った、「あなたは神の子キリストなのかどうか、生ける神に誓ってわれわれに答えよ」。

64 イエスは彼に言われた、「あなたの言うとおりである。しかし、わたしは言っておく。あなたがたは、間もなく、人の子が力ある者の右に座し、天の雲に乗って来るのを見るであろう」。

65 すると、大祭司はその衣を引き裂いて言った、「彼は神を汚した。どうしてこれ以上、証人の必要があろう。あなたがたは今このけがし言を聞いた。
66 あなたがたの意見はどうか」。すると、彼らは答えて言った、「彼は死に当るものだ」。

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67 それから、彼らはイエスの顔につばきをかけて、こぶしで打ち、またある人は手のひらでたたいて言った、
68 「キリストよ、言いあててみよ、打ったのはだれか」。

マタイ26:57、59-68 (マルコ14;53、55-68、ルカ22;54、63-65)

つづく

カヤパ邸宅 日本語

大祭司カヤパは紀元 25~36 年に大祭司であった(イエスを裁いたのは、その中間の年)。彼は、サンヘドリンを導き、イエスを有罪にするために積極的に動いた。

6 番目の違反はサンヘドリンによる裁判は、神殿の中の「the Hall of Judgment」で行う。
サンヘドリンの構成員:*24 人が祭司長(サドカイ派) *24 人が長老(パリサイ派) *22 人が律法学者(パリサイ派) *1 人が大祭司(サドカイ派)
裁判を行うためには、最低 23 人の議員の出席が必要。 *無罪判決のためには、11 人の賛成があればよい。 *有罪判決のためには、13 人の賛成があればよい。
7 番目の違反はユダヤの裁判では、先ず弁護があり、次に告訴が始まる。
8 番目の違反は無罪判決は全会一致でもよいが、有罪判決は全会一致では無効である。
9 番目の違反は2 人ないし 3 人の証人の証言は、細部に至るまで一致していなければならない(申 19:15 の規定)
10 番目の違反は被告に、自らに不利な証言を迫ってはならない。
11 番目の違反はレビ 21:10 に基づき、大祭司は衣を引き裂くことを禁じられる。
12 番目の違反 は裁判官は訴えがあった事件に関して審議するだけで、自ら訴えを起こしてはな らない。
13 番目の違反 は冒涜罪は、神の御名(ヤハウェ)を口にした時にのみ成立する。
14 番目の違反 は被告は自白証拠だけで有罪とされることはない。
15 番目の違反 は有罪宣言を夜間に出してはならない。それをするのは、昼間だけである。
16 番目の違反 は死刑判決の場合、裁判と有罪判決の間に 24 時間以上の隔たりを設ける必要が ある。
17 番目の違反は死刑の場合、若い者から順に投票し、年長者の意見に左右されないようにする。
18 番目の違反は ①全会一致の有罪宣言は無効である。なぜなら、23~71 人の議員が、事前謀議な しに全会一致に至ることは不可能だからである。
19 番目の違反 は有罪判決は、有罪が決まってから 3 日経たないと行うことができない。
20 番目の違反 は裁判官は、人道的で親切でなければならない。
21 番目の違反 は死刑判決を受けた者を、刑の執行前に、鞭で打ったり叩いたりしてはならない。 ②叩くと、4 デナリの罰金 ③平手打ちは、200 デナリの罰金。 ④顔につばきすることは、400 デナリの罰金。
22 番目の違反 は安息日の夜や祭りの日に、裁判を行ってはならない。

記事を見てくださりありがとうございます。少しずつですが、聖書の神を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

聖書絵本を全国の書店に並べられることが夢です。沢山の人々にまことの神を知ってもらいたいとの思いで作成しました。神の働きにサポートしていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。