みんな同じ文言
年末にお世話になった方にと思い、あまり興味がないけど、必要そうなお金のセミナーに参加した。オンラインで1000円だし、ご挨拶だけでもしたかったのだ。
しかし、そこにはもう一人、別の役割の方がいて、その方の話を聞いた。
どうやら会計士の役割とは別に、なにかSNSを使うと集客がしやすくなるよということらしかった。ライトな語り口で、わたしはすこし我慢している自分に気づいたけれど、お礼を言いたかったし、難病で働き方について考えているためなにか役立つことがあるかもしれないな、という感じだった。
すこし助成金を申請するとシステムが構築しやすくなるようで、わたしはうっすら苦痛を感じていたけれど、背に腹はかえられぬと次のプログラムを続けてみることにした。
結局わかったのは、わたしはコンサルとかアドバイザーという職業とことごとく合わないということだった。もちろん生徒さんのなかには外資系のほんとのコンサルがいて、そのことはすごく仲がよいわけだから職業というわけではないのだろう。
たしかに欲しい金額から逆算してメニューを考える、だとかビジョンとかミッションを考えるとかその通りなのだろうと感じた。
だけど、なにか違うだろう。というモヤモヤしたものを拭いされなかった。
たしかにチームを作ればたくさんのお金も動かせるし、補いあえるかもしれない。しかし、すこし調べたり勉強したらできることを大金を払い教えてもらう(大金の額はさまざまかもしれない)というのは、やっぱり不思議な感じがする。わたしにはやっぱりお金はお金でしかない。結局、いかにいままでいやな経験をしたかを話し、2番目のプログラムで終わりにすることにした。助成金のほとんどは、わたしにはこないのだ。懐は痛まないけれど、やっぱりなにかが変な気がする。
相手ができないことをして、お金をもらうのは多分悪いことではないけれど、なんで腑に落ちなかったのだろうか?
ちょっと考える。おそらくwinwinに感じなかったからだろう。
昔は腑に落ちないことがあると、おそらく相手を責めたてただろう。
だけどこんなときは思い出す。
「火の神様、どうして私の手を焼いたのですか?」
「わたしは焼いてませんよ」
「や、私の手は焼けてますよ。火傷しちゃったじゃないですか」
「たしかにわたしは焼きました。しかし、日に手を突っ込んだのはあなたです。ですからわたしは焼いたのです。わたしはあなたの手をおいかけたりはしません」
このことを知ると、今回のことも昔の恋愛も、相手を責めることはもうできない。
手を突っ込んだのはまちがいなくわたしなのだから。体験したかったのかもしれないし、自分のなかのサーマンニャダルマと反しても、やってみたいと思ったのかもしれない。
もちろんモヤモヤが消えるわけでもないけど、わたしはコンサルは必要ないことはわかったし、わからなければ調べれば良いわけだし。
あとは祈りながら行動するしかないのだ。
自分のなかにある良い悪いのセンス、サーマンニャダルマを大切にして生きていこう。
一月後半から2月にかけて学んだことでした。
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