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消費されるものたち



一歩外に出たら、たくさんのもので溢れてる。

季節ごとに新しい服が次々売り出されて、ゲームも漫画も本も常に新作の棚の顔ぶれは変わっていく。
iPhoneもまだまだ新しいのが出るし、ビルもマンションもどんどん建つ。渋谷と新宿では永遠に工事してる。
外に出なくても、テレビ番組は毎日違ったものが放送されて、NetflixでもアマプラでもYouTubeも日々違うコンテンツが生まれてる。
Amazonを開けば、なんでもあるし、なんでも買える。

働いてる人はみんな疲れてる。
これだけたくさんのものをつくり続けるんだもの、疲れるよね。
なんでこんなにたくさんのものをつくり続けているかといえば、大半の人は、そうしないと生活できないから、じゃないのかな。
もう一年くらいものをつくるのやめて、食べ物とかインフラとか最低限のものだけがなくならないようにして、溢れてるものを消費しながらみんな休んでのんびりしたらどうかしら、と思うんだけど、じゃあ家賃とか光熱費とか誰が払ってくれるんですか、って言われたらそうだよね、ってかんじ。
わたしにもそんな貯金はありません。

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ひそひそ話

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