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機関車

息子は幼稚園の登園の時、必ずやることがありました。

それは家から幼稚園まで全力疾走すること。

距離としては多分500mもないくらいだけど、毎朝必ず走りました。もしうっかり歩いて幼稚園まで来て気付いてしまった時は家の前からやり直しさせられました。

腕を車輪のようにまわし、口から蒸気を吐く。「シュッシュッシュッ・・・」暑い日も寒い日も必ず毎日。この時の息子は、アスファルトの上を走る蒸気機関車。歩道は線路。横断歩道は必ず一時停止を忘れない。幼稚園の門までの一直線、お弁当バッグを揺らし、全ての力を出し切って走り抜く。たまに桜の木の根っこに躓く事もある。私は怪我をさせない為だけに全力で並走する。

幼稚園へ行く為の儀式でした。

日記を読み返してみたら、どうやら年長の時は手を繋いで登園できていたようです。

この事を続けてよかったのは、飽きるまで全力疾走できた事と程よく疲れる事で幼稚園で少しおとなしくなる事です。飽きるまで付き合うのは本当に大変です。2年間飽きませんでした。

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二人の小学生の子どもがいます。
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