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サマータイム終了・ロレーヌはそろそろ冬支度

僕が滞在しているロレーヌ地方は、パリの北東に位置します。

今は10月の終わり、木々の葉は半分近く落ち、冬が近づいていることを感じる。日々の最高気温は10度ちょっとで、最低気温はあと少しで0度までいきそう。朝晩はとても冷え込み、吐く息は白さを帯びる。そこまで強い風が吹かないから良いものの、冷えた空気は体に突き刺さる。

暖炉をつけている家もちらほら。何でわかるかというと、煙突から煙が出ているから、、隣の家がつけたな、あ、その隣もつけてなって感じで、みんなが冬の訪れを共有している。

冬がやってくると、当たり前だが、外に出る人も減る。普段はバーで外の席で飲んでいる人も、ちょっとずつ中に入っていく。今では、外でお酒を飲んでいる人は珍しい。

つい先日、サマータイムも終わった。1時間、夏に比べて遅くなるのだ。つまり、チェンジの日は1時間夜が長くなる、1時間長く寝れるというプチ幸せがやってくる。人生初のサマータイム、僕はただ、1時間早く起きた。つまり、いつもどおりの時間寝たということのようだ。もはや意味は無い。

普段、食事の時間や就寝時間が決まった時間である僕にとって、1時間はちょっとした時差ぼけをもたらした。特におなかが問題だ。1時間早く起きたのも、おなかがすいてるから。そして、昼ご飯も早く食べたい、夜ご飯もと、、連鎖が続いていった。おなかは時間にだまされないらしい。

でも、そんな日々も何日か続いて、今はもはや体に問題は無い。

1時間ずれると、朝、起きる頃、ちょうど良く太陽が出てくる。サマータイム前は、7時でも明るくなかった。8時で明るくなるようだ。今はちょうど7時に明るくなってくる。僕はそのくらいがちょうど良いので、気持ちいい。

そんな感じで、人生初のサマータイムを終え、これからは通常時刻。そして、秋が終わっていく。

僕は、フランスの秋が好きだ。日本でも秋が好きだった。夏の苦しい暑さが終わり、空気が冷え込んでくる。暑さが嫌いな僕にとって、幸せの始まりなのだ。

幸せの始まりはいつも新鮮で心地が良い。それが長く続くと、その幸せを忘れてしまいそうになるのだから、もう少し器用に生きたいものだ。

これから始まるフランスで初の冬は、何が待って居るのか楽しみだ。

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