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SO LONG GOOD BYE 3.街はクリスマス

2019年12月24日 三条寺町タリーズコーヒーにて

街はクリスマスイブだ。心なしか朝からカップルが多く感じる。
わたしは昔からクリスマスシーズンが好きで、街でクリスマスソングが流れ出すと否応なしにワクワクしてしまう。
クリスマスからのお正月の怒涛の流れ、一年が水のようにさっと流れ去っていってしまうかんじ、何度経験しても好きだ、ソワソワしてなーんかぜんぶがどうでもいいことみたいな気がしてくる。とりあえず来年でいっかって気がする。

ところで、あやこさんからインフルエンザA型の知らせあり。おもわず笑ってしまう。
いやー、どうかなとはおもってたけど本当にインフルエンザでした。ご愁傷様です。ご自愛くださいとしか言えない。こういうこともあるもんです。俄然年末ってかんじ!

ということで予定を変更し、この日はタリーズコーヒーで打ち合わせ。
生産的・非生産的の話。と思いきや、私たちは日常の中で「生産的」と「生産性」をごっちゃにして使っていることに気づく。一文字違いだけどそれで意味がぜんぜん違ってくるってこと、あるよなあ。なんとなく使っている言葉も気をつけなければと改めておもう。

開封に失敗して除菌の文字が文字化けのようになってしまった。こういう悪夢たまに見る。韓国に行ったときにもこういう感覚に陥った。見慣れた風景の中で、文字だけが記号化してしまう。

夜になり、木屋町に移動。
河井朗と、春にひたむきな星屑でご一緒した諸江さんと、3人で飲む。
最後にお会いしてから半年ほどしか経っていないはずなのだが、ふしぎと1年前な気がしてしまう。この半年、いろいろなところに行っていろいろなことをしたからだろうか。
ちかごろただ人と飲むということがなっかなかないので、こうしてお酒を飲んでだらだら話す時間がなお楽しい。いったん仕事はやめて、酒は飲むべき。
電車の時間までまだ少しあったので、場所を移動して飲み直し。諸江さんが知っているジンのお店へ。

この一年ほどで新しく行った場所や新しく知り合った人が多い。
関わる人や場所が増えるとそのぶん世界に対して思い入れが深くなる。あの人きっとここ好きだろうなあとか、あの人がああいうこと言っていたなあとか、そんな風にして思いを馳せる時間が増える。
私が文章を書いたり写真を撮るのはきっとこういうことととても近いところで繋がっているのだと思う。そんな気がする。
だから、とても面倒だけど、体を起こして外に出て、人とはできるだけ会った方がいいな。自戒。

いいかんじの空間でした。創造的なカクテルたち。
グラスに土が乗っていて、出来心で舐めてみたら土はやはり土の味がした。昔実家の庭で家庭菜園をやっていたときのことを不意に思い出した。

さて、今年の稽古はこれで終わりです。えっ少なくない? そうなんです少ないですよね。大丈夫かな? 間に合う?
来年のルサンチカに乞うご期待ください。あなたも良いお年を!


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第41回記念Kyoto 演劇フェスティバル〈U30支援プログラム〉採択作品
ルサンチカ『SO LONG GOOD BYE』

「人は一日八時間食べてはいられないし、一日八時間飲んでもいられないし、八時間セックスしつづけもできない。八時間続けられるものといえば、それは仕事だ。それこそが人が自分も他の人すべても、こんなに惨めで不幸にする理由なのだ。」

3CASTS vol.19 参加公演
2020年1月16日(木)
開場18:30 / 開演19:30
UrBANGUILD
【料金】
予約:1,800円+1drink
当日:2,200円+1drink
俳優割引:1,400円+1drink

第41回記念Kyoto 演劇フェスティバル
2020年2月9日(日)
ホール開場15:40 / 開演16:00
京都府立文化芸術会館 ホール
【料金】
一般前売:1,000円(当日1,200円)
高校生以下前売:500円(当日700円)



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