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私の英語多読遍歴56:Anne of Windy Poplars

続けて赤毛のアンシリーズです。この話は事情がややこしく(Wikipedia参照)、時系列としては4作目ですが刊行はもっと後とか、2つのバージョン(WillowsとPoplars)があるとかなんかいろいろあるらしいですが知りませんでした。邦訳版の「アンの幸福」はWillows版の翻訳だそうです。(Poplarsは出版社の意向で削除された箇所があるそう)

大学を無事卒業しそのまま教師の職を得たアン。地元には戻らず下宿をすることになりますが、その下宿先がWindy Poplars。風のポプラってロマンチックやなと思いますが、アンもその名前がいたく気に入ったご様子。

新入りとして最初は地元住民、特に地元を牛耳る一族から手痛い洗礼を受け、さしものアンも落ち込み、これはグリーンゲイブルスに帰った方がいいのか…と悩みます。しかしひょんなことから事態は急転。そこからはいつものアンらしさ全開でいろいろな人たちと交流を深めていきます。

この話は主にアンが遠く離れたギルバートに宛てた手紙で構成されています。この間まで「あんたなんてお呼びじゃないわ」とか言ってたのにもうラブラブ。合間合間に直球で愛を語っています。人のラブレターを読んでる気分でこそばゆいわw
別の邦題として、「アンの愛の手紙」というのもあるらしいです。

アンはすっかり大人になって、昔のように無鉄砲なことはしなくなったようです。美しく希望に満ちた若い女性という感じで書かれています。その分強烈な個性は影を潜めた感もありますが、ずっと見守ってきた親戚のおばちゃん気分で「あの子がこんなに立派になって…」と思いながら読んでいました。

Windy Poplarsでの生活は3年間で、アンは21歳から24歳を過ごしたことになります。いろいろ問題も起こるのですが、最後はきれいにハッピーエンド。もちろんアンの人生は続くのですが。

以上、「Anne of Windy Poplars」でした。

次はいまさらハリーポッターのスピンオフ「Quidditch Through the Ages」です。

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