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私の英語多読遍歴83:Further Chronicles of Avonlea

赤毛のアンシリーズ、ついに完走しました!

邦題は「続・アンの友達」ということで前作に引き続き短編集ですが、アンが語り手を務める一編を除き、相変わらずアンの姿はほぼありません。他の主人公たちは友達でもなんでもないのにどうしてこのタイトルなのか。

前作も「アンがいた場所の周辺の人たちのちょっといい話」でしたが、今回もそんな感じです。比較してみると、こちらの方がより人間臭いドラマチックな話が多かった印象。

シリーズ通して読んだことで特有の風景描写だったり人物描写にもずいぶん慣れました。最初はKindleの辞書を使ってわからない単語をいちいち確認していましたが、最終的には「なんかきれいな形容」「なんか陽気なキャラクターの描写」という非常にざっくりした理解でどんどん読み進め、結果的にボキャブラリが増えたかどうかは怪しいですが知らない単語を適当に飛ばす力は確実に身につきました!

大体1作が10万語前後の本なので、シリーズ10作で結構読みましたね。あいだに他の本も挟みながらだったので時間はかかりましたが。今は長い長いマラソンを完走したような達成感に包まれております。

まさか赤毛のアンを原書ですべて読み終える日がくるとは。特に難しい本ではありませんが、ちょいちょい古い表現があったりやたらと装飾語が多いため、そこに慣れるまでは読みにくいという人もいるかもしれません。古典に比べれば全然読みやすいけど。

モンゴメリ女史の文体は好きなので、いつか「かわいいエミリー」シリーズあたりも読んでみたいです。

以上、「Further Chronicles of Avonlea」でした。

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