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私の英語多読遍歴70:Crazy Rich Asians

以前にKindleでセールになっていて(確か200円とか)買って読み始めたものの、途中で投げていた本です。

ブクログの登録日を見たら2019年8月。1年半くらい寝かせていたようです。ちょっと積読も片付けるかと久々に続きを読むことにしたら結構読めて面白かったので無事読了しました。

内容は映画化もされていますし割愛しますが、アメリカンチャイニーズの主人公を中心に、とにかく小金持ちから大金持ちまで、シンガポールを中心とした新興国の華僑コミュニティの最上層のクレイジーな生活が描かれています。ロマンスというか狂想曲。

やたらと高級ブランドにこだわり金ピカが大好きなあまり品が良いとは言えないタイプから、王朝時代から続く本物のお金持ちまでよりどりみどり。そして玉の輿を狙う女の争いに、身分や出自がすべての恐るべき身分社会など、盛り上がる要素には事欠きません。短い章ごとに場所やメインのキャラが変わっていくので飽きさせない工夫もあると思います。さすがヒット作。

なのになんで最初挫折したのかなと考えたのですが、まず登場人物がやたら多い。冒頭はそれぞれを紹介するように章が切り替わっていくのですが、誰が誰だか覚える前に次の人が出てくるのでわけがわからない。そして中華系の人たちなので英語を話していても中国語がちょいちょい混ざり、(訳や解説は文中に注釈がある)没頭しにくい。最後に一生縁がなさそうな高級ブランドのなんとかとか、なんとか王朝のなんとかとか、知らない言葉がたくさん出てくるwこのあたりが原因かなと思います。

よく1ページあたり10個もわからない単語があればその本は難しすぎるっていうじゃないですか。中国語も含めたら余裕で10個以上。そういうこともあって前回は面白さを感じる前に挫折したようです。

今回は前の続きから読み始めたのですが(開始から15%のあたり)、そこから主人公らしき女性を中心とした話になり、話が見えてきて読みやすくなりました。それでも一族の名前と関係性は最後までよくわからんかったw

超お金持ちの結婚式とか、超お金持ちの行動とか(すぐプライベートジェットが出てくる)、邸宅に調度に召使いにと想像もつかない世界を垣間見ることができてそこは面白かったです。ていうかこんな人たち本当にいるんかな。。

そう思っていたらちょうどNetflixで配信されたインドのお金持ちの結婚式の番組がまるでこの本の結婚式のような度を越した豪華さで、ああ行き着くところは同じなんだなと妙に納得しました。

話は面白かったし、回収されないまま終わって気になることもいろいろあるので続編も読んでみようかと思います。

以上、「Crazy Rich Asians」でした。

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