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娘のはなし

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娘との生活を長文で書きます
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記事一覧

母歴5年

母歴5年

7月9日は娘の誕生日である。続けてるとも言えないこのnoteを始めたばかりのときに2歳になった娘は、5歳になった。

5歳。ついにうまれて5年も経ったのである。娘が5歳というのも驚くが、自分が母になって5年経ったということに、5回めとなる今回の誕生日でいちばん感慨深い思いを抱いている。

とはいえ、今回の誕生日がいちばん心の準備が疎かになってしまったかもしれない。今年のはじめに2回目の転職をした私

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4歳の娘と、はじめての国立西洋美術館。

4歳の娘と、はじめての国立西洋美術館。

『海のアトリエ』という絵本がある。どうやら多くの賞を受賞していて、なかでも『Bunkamuraドゥマゴ文学賞』という文学賞にいたっては31回目にして初めて絵本が受賞したという、とてつもない本らしい。

4歳になった娘の寝る前のルーティンは相変わらず絵本の読み聞かせで、親の体力と娘の希望を折り合わせて「短めの本3冊」「遊べる要素のある本1冊」「壮大な物語は1章だけ」など日々攻防が繰り広げられているが

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娘(3歳10ヶ月)の撮る写真がエモい。

娘(3歳10ヶ月)の撮る写真がエモい。

だいぶ前にこういう記事を書いた。

あれからすぐにキッズカメラを娘にプレゼントして、娘はお出かけのときは必ずカメラを持ち歩くように……はさすがになっていないけど、写真撮る機会があるだろうと親が予想できるときには持ち歩いて、娘もよく写真を撮っている。これが今日の写真。

いや、花の写真うますぎない?(親バカ)
私が花の写真が好きなのもあると思うのだけど、特に最後の写真なんて傑作だと思う(真剣)

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娘(2歳半)が撮った写真がエモい。

娘(2歳半)が撮った写真がエモい。

令和を生きる2歳半の娘はデジタルネイティブである。最近はいっちょまえに裏ピースのようなポーズを覚えて、写真を撮ろうとすると必ずそれをするのが愛らしい。そんな娘がついに覚えてしまった。スマホのカメラ機能を。

少し前からカメラを撮ることに興味を持ち始めた娘。最初はインカメラで自分を撮ってはニヤニヤしていたのだが、ついにアウトカメラで写真を撮り始めた。これが……良いのである。子どもが撮った写真は良いと

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2歳4ヶ月の娘からまなぶ「やさしさ」について

2歳4ヶ月の娘からまなぶ「やさしさ」について

2歳4ヶ月の娘と過ごす毎日は本当に楽しい。親バカであることを承知の上でいうけど、娘はとてもよくしゃべり、こちらの言うこともわりと理解しており、そこそこ賢いのではないかと思う。

最近の私はなにかと考え込むことが多くて、わかりやすくいうと自己肯定感が低くなっているのだが、数日前に娘を寝かしつけるために二人で布団に入っていたときのやりとりがコレ。

会話を楽しんでいる娘に「おなかすいた~」とか「ねむた

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私が夫に抱きつくと2歳の娘が「なぁにぎゅーしてんのぉ〜?」と笑う

私が夫に抱きつくと2歳の娘が「なぁにぎゅーしてんのぉ〜?」と笑う

娘(2歳3ヶ月)は本当によく喋る。といってもシャイな性格ではあるので、人前だと恥ずかしそうにしているが、家や保育園の中だとリラックスしているのかまぁよく喋る。

駐輪場に自分の自転車がないのを見て「◯◯ちゃんのじてんしゃないよぉ。おかしいなぁ?」と疑問を口にしたり、階段をジャンプして降りた男の子を見て「すご~い、◯◯ちゃんにはできないよぉ」とへりくだって褒めてみたり、傘を持ててすごいねと言うと「え

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娘が寝る前に「おはなししよ?」と言うのがかわいすぎてしぬ

子どもの睡眠管理に並々ならぬ情熱を注いできた私である。産後1ヶ月経過していわゆる床上げが終わったとき、私は恐ろしくて泣いていた。

娘はとにかく日中に延々と泣き続ける子で、夜は比較的まとめて寝てくれるとはいえ2~3時間おきにきっちり起きるし、授乳中に寝てしまうからお腹が空いてすぐに起きるし、日がのぼれば30分と寝ることもなく起きたら泣いているような子だった、気がする。というのも、生後2ヶ月くらいか

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2歳児の電話、世界でいちばん幸せなんじゃないか

2歳児の電話、世界でいちばん幸せなんじゃないか

家族に「ここまで自分の子にデレデレするとは思わなかった」と言われた私であるが、自分でも呆れるほど親バカの道を走り続けている。

最近の娘はついにフルネームで自己紹介をできるようになった。「きむら◯◯ちゃんでしゅ!にさいでしゅ」という。天才。ちなみに1歳目前に「1しゃい!」をマスターした娘は、2歳の誕生日当日に「何歳?」と聞かれても「1しゃい!」と貫いていたが、翌日から「2しゃい」と答えるようになっ

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1歳児と在宅育児勤務を一ヶ月半してみた雑感

1歳児と在宅育児勤務を一ヶ月半してみた雑感

いまから掲載する文章は、5月の下旬に書いて、6月の中旬に追記して、それから誰の目に触れることもなく私のiPhoneのメモ帳に残されていたものである。あれからまた状況が変わり、いまとは違う部分もあるけれど、供養の念も込めて、ようやく出してみたいと思う。

6月からなんとなく日常が戻ってきたような錯覚に陥っている。私たち夫婦も「かなりヤバイ」と感じたのに、2週間普通の日々を送ると、その記憶が薄れてきた

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梅雨の合間に晴れたある日曜日のこと

梅雨の合間に晴れたある日曜日のこと

2020年7月19日(日)
前日のショッキングなニュースのことを考えて眠るのが遅くなり、娘と夫が起きてもだらだらとしていた7:30。朝から120%の力ではしゃぐ娘の声が耳障りに聞こえるときは、私の体調があまり良くないサインなので、「ごめん30分」と呟いて私は寝室にこもった。

8:15、これ以上だらけても仕方ないと諦めてカーテンをあけると、ここ数日のそれとは違って明るかったので、「あぁ、今日は晴れ

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2歳の娘、誕生日当日のこと。

2歳の娘、誕生日当日のこと。

7月9日は娘の誕生日である。前の投稿でさんざん結婚記念日の7月7日のことをないがしろにしたが、9日については日が変わる瞬間からドキドキしていた。娘は夜泣きもなくぐっすり寝ていて、夫は急な残業で日が変わっても帰ってこなかったので、一人で。

朝はだいたい6時半から7時に起きる娘が、6時前にふにゃふにゃ言いながら覚醒してしまった。最近なぜか朝は「とーたん」と言って夫に体当たりしていくので、私は普段の育

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