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英語ペラペラを目指すあなたへ② 勉強するのを辞めよう

英語を喋れるようになりたい、と願う人々は少なくないはず。ごめんなさい!私は、純日本人なのにペラペラのすごい人!ではないです!あしからず。でも、カナダで生活するうちに、おかげ様で英語を役立つのツールの一つとして使いこなせるようになって来ました。

①がありますので、良かったらこちらからどうぞ。

カナダに来て気付いた事

私はもともと海外旅行が好きで、旅行先でもっと人と交流したい!英語が話せるようになったら!といった動機で、真剣に英語を学び始めました。日本では、週に一度、一時間程の個人レッスンを受けていましたが、今振り返ると英語力はカナダに来てから、抜群に伸びました

母国語ではない、第二言語を学ぶ上でよく聞かれるのが、「ネイティブ並み」「なまりのない綺麗な発音」「夢を英語で見たら本物」「英語脳に切り替える」をクリアすると本物!なんていう言葉の数々。そもそもなにがどう本物なのかは置いておいて、まず、ここから噛み砕いていきたいと思います。

①「ネイティブ並み」とは

あなたはネイティブ並みに言葉を操れること、を目指していますか?私も昔は、目標高々に目指していました。ただ、ちょっと考えてみて欲しいのです。日本語やその他の言葉を第一言語で話すあなたは、生まれてからこの方、学校でもひたすらその言語(いわゆる国語)、そしてその言語を用いて他の教科を学んでいたはず。そうして取得した言葉が、第一言語なのです。

その為、第二言語として、英語を学生時代から、もしくは私のように大人になってから本格的に学び直している方は、どう努力しても、母国語として英語を操る人達と差は出て来るのです。努力しないで諦めるの?と、がっかりされる方もいらっしゃると思いますが、そこに辿り着こうとそんなに頑張らなくても、気を張らなくてもいいんじゃない?というニュアンスです。

ちなみに、私はカナダで、日本人の家族の、日本人学校(補習校)に通うお子さんの家庭教師をしたこともあります。彼らは、カナダの現地校で英語を国語として学んだり、英語で他の教科、また、友達らとは英語で話す、という生活を送りつつ、毎週土曜に丸一日、日本語で日本の教育を受けています。学校によってらしいのですが、カナダでその補習校に通うと、日本の義務教育を修了した、という証明を貰えるようで、一週間に一度の登校で日本の一週間分を網羅するため、その授業量及び、宿題の量はハンパない。ちなみにカナダ現地の宿題もきちんとあります。ちまたで活躍される、バイリンガルやマルチリンガルの人々はこう努力していらっしゃるんだ…と頭が下がります。

さらに言うと、カナダは移民を歓迎していて、第一言語が公用語である英語もしくはフランス語でない人が沢山いるので、ネイティブじゃなくても活躍出来る舞台が沢山あります。もっと言えば、多言語喋れることはここだと当たり前のような風習もあるっちゃある…「私、英語しか喋れないの」なんて寂しそうに話す人に会った事もあるくらい。とにかく、いいのです!ネイティブじゃなくても、英語はコミュニケーションのためのツールです。

②「なまりのない綺麗な英語」とは

よく聞かれるアクセントの話です。「海外留学行きたいけど、どこそこの国はなまりが強いから、こっちの国の方が~」なんて言われたりします。でも、カナダで暮らす今思う、重点を置くべきは、なまりの在る無しよりも「聞き取って貰えるか、否か」に尽きる、と思います。なまりがあっても無くても、相手に伝わらなければコミュニケーションにはなりません

私自身、旅先で出会った人々とつたない英語で会話をして参りましたが、英語を喋れるという事だけで、人って繋がれるんです。

また、ここカナダ、トロントに住んでいると、様々なバックグラウンドを持つ人々がいるので、私の日本語寄りの英語は個性の一つのように捉えられます。更に、日本と同じように、カナダ国内でも地域によって、英語の言い回しの違いなどがあります。

ちなみに、アクセントの件で、笑い話兼、苦い思い出となっているのがこちら。

ある日、パートナーと隣国アメリカ、フロリダに旅行に行った時の話です。朝ごはんのためマクドナルドに行き、レジ前のモニターであれやこれやとメニューを見比べていた時、通りかかった女性に声を掛けられました。

女性「ハーイ!そこの彼女の方、どっから来たの~?あ、日本?へえ!あれね、あなた、英語にストロングアクセントがあるけどね、いいわ、頑張ってる!認めるっ!彼は、アメリカ人でしょ(本当はカナダ人)いいのよ、二人のそのチグハグな所、かわいいっ!じゃーねっ!Have a nice day! 」

彼女、嵐のごとく、去って行きました。残された私たち、というか、私は「あの人、私たちの事、キュートって言ってたね!」と意気揚々としていましたが、三分後にふと気が付いて「え?私ってストロングアクセントある?」と真剣にパートナーに尋ねていました。

そう、カナダで暮らして5年目となりますが、これまで自分の英語のアクセントについてなんや言われた事ってないのです。周りは意外と気にしていません。(ただ、子どもは結構辛辣に発音のダメ出しをして来るので、子どもと関わる予定のあるあなたは、覚悟を決めておくと良いでしょう。職種によっても然り。)

③「夢を英語で見たら本物」とは

英語を勉強する皆さん、または海外に長く住んでいらっしゃる皆さん、どうですか?これは、特にこれといったエピソードもないので、メッセージ頂けると幸いです。ちなみに私個人の感想としては、日本の家族や友達とは日本語、パートナーやこちらの友達との夢は英語だったりします。

④「英語脳に切り替える」とは

これは、私にとって大きな壁の一つ。と、いうのも私自身は英語の脳に切り替えているつもりでも、外野からはそうでもない、と言われるからです。

実際、ロックダウンが始まり、本格的に居候をさせて頂いているパートナー宅で、彼ら家族とは丸っきり英語。(パートナーは日本語、少し話せますが、流暢という訳ではないので、日常会話はもっぱら英語のみ)こうしてnoteやTwitter、日本に住む人々とラインをする時しか日本語は使いません。

また、こちらで通う学校の先生や生徒とは政治についてのディベートやエッセイを書いたりする中、私はてっきり英語脳を身につけていると思っていたのです。

実際それを指摘しているのは、日本語の文法を理解するパートナーと、私の作文を添削する先生。初歩的なミスの中に、文法の間違いがあって、それが日本語話者特有のものだというのです。初めて聞いた時は耳を疑いましたし、対等に痴話喧嘩が出来るようになった今、英語の会話は英語で解釈し、英語で考え、話しています。それが、なんだ、今だ足りてないのか、私はまだまだなのか…と悲しくもなりますが、いいんです!わたし、日本語のネイティブですから!英語はあくまでも第二言語、そう、気負わないで地道にやっていこう、と決意新たにした次第です。

さて、ここまで精神論を長々書いてしまいましたが、ここからが本題。しかし、以降、多くの項目が、海外生活者向けとなってしまいます。ワーホリや海外留学などを目指す方々が、近い将来、現地で活かせる英語の上達について自分の思う所をお話していきたいと思います。

海外に出てから、英語の上達の為に出来ること

外に出よう

(この緊急事態中は出来ませんが)私は、これまで主に日本人留学生、ワーホリで来た方々の住むシェアハウスで暮らして来ました。彼らを見ていて思ったのが、多くの人々が家にこもりがちなこと。

日本でオンライン英会話などで大金をはたいて、勉強して来て、ここへやってきてまで室内に籠って、机の上で黙々とテキストブックこなしている方など多数。色々な事情があってのことだとは思いますが、せっかく海外にいるなら外に出て、人としゃべる事に重点をおきましょう。

スーパーに買い物に行ったり、スタバに飲み物を買いに行くだけでも、会話のチャンスってあると思うのです。お家に籠っていてはもったいないな、と思います。ここトロントでは、みんなフレンドリーなので、バス停でバスを待っているだけでも、同じくバスを待っている人との会話が弾んだりします。

また、レストランや地下鉄の中で話す人の会話を盗み聞きしたり…すいません。昔の話です。今はもうしません。

・meetupのイベントに参加する 

これは前回のnote⇩でも書かせて頂いたのですが、友達作りにも効果的

サイトの事です。私は、こちらのアプリで見つけた公園ハイキンググループに加わってお散歩したり(高齢者が多く、みんなとても親切でした)ボードゲームで遊ぶグループに参加してみた所、ゲームのルール説明の段階で英語が分からず挫折しそうになったりしました。このボードゲームのグループで私の英語力は格段に上がったと思います。ただ黙ってゲームをするのかな、と思いきや、そこは戦いの場でありました。会話も実に多く毎週末深夜までプレイしてました。(今や、趣味の一つです)

・無料は怖い?無料のクラスには気をつけて 

昔、同じくmeetupで見つけた無料の英会話クラスに友達と出かけた事があります。クラスの質がイマイチで、翌日その時通っていた語学学校の教師に出来事を伝えた際、無料の怖さを知りました。「無料は品質を保証されていない事も多い。間違った事を教わる事もあるから気をつけて」と。しばらくしてから、懲りずに他の無料の英語クラスに行った時、授業終了後一人づつ個別に部屋に呼ばれて、次回以降の有料のコースの勧誘を受けました。私は断って退室しましたが、Noと言える自信のない方はそもそも行くのをやめておきましょう。

看板、レストランのメニュー、パッケージの食品表示などありとあらゆる英語を読みまくる 

これおすすめです。実は、かなり身近にある無料の英語学習術。特に看板では略語が学べたり、お馴染みのフレーズを知れたりします。

・英語のレシピで料理を作ってみる 

来たばかりの頃、オーブンの温度の摂氏 (°C) から華氏 (°F)の違いに気が付かず、永遠と料理が出来上がらない困難にぶち当たったり、軽量カップのそもそもの1カップの量が違ったり…は最近知りました。身長も皆、フィートで答えるので、わたしもいつしか自分の身長をフィートで覚えるようになりました。ちなみこれらはお隣のアメリカの影響、カナダの人は両方知らなきゃなんですね。すごい。保育園での赤ちゃんのミルクはozだったりします…

あ、本題から逸れましたが、英語のレシピを読んでいると、普段学ぶ機会のない言い方を簡単に知ることが出来ます。例えば、あくを取る、とか。

・同じフレーズや、自分が言いやすい言い回しを話す 

これは賛否両論があるかと思いますが、昔中学で習った「How are you?」「Fine, thank you and you?」でもいいんです。もう自分のものとなっているフレーズを無理に変える必要はないと私は思います。私は、ありがと、ならThanks. で、全然いいよ、ならNo problem. などといつも言う事は大体同じです。勿論、その都度色々な引出しを出せたらいいと思いますが、慣れないうちは、口をついて出ることに重きを置くことをおススメします。

ちなみに、ここでは、「How are you?」は挨拶として、実に頻繁に聞かれます。ただ、「最近どうよ?」みたいな雰囲気なので、すれ違いざまに「How are you?」とお互い言い合って、答えを聞かずに別れたりもします。面白いことに、「How are you?」聞かない英語圏もあるそうなので、そこは現地の色に染まりましょう。

コメディシアターに行ってみよう

 トロントにはコメディシアターが結構あります。芸人さんが舞台に立って、それをお酒を飲みながら楽しめたりします。観客とのやり取りも豊富で、「どうか私に振らないで…」となります。

・ちょっとおしゃれなレストランに行ってみる 

プチ贅沢なレストランに行くと、サービスもワンランクアップ。そこで、粋なやりとりを行えるのが大人の余裕…でも、わたしはいつもギクシャクしてしまいます。私はマクドナルド派なんですね~安い!

・ヨガなど習い事を始める 

習い事おススメです。例えば、もう既に日本である程度経験があるならば、基礎は知っているのでグループに馴染むのも簡単。ちなみに、私は日本語でも右、左が苦手なんですが、英語になるともっと苦手で、逆さまになったりした状態だと、本当に混乱してしまいます。こんなんなんで、インストラクターの方々にはいつも大変お世話になっています。(今、調べたら左右盲というのがあるそうですね。)

・スタバなどでおしゃれなカスタマイズをしてみる 

私は至って、ブラックコーヒー派なので、この技は使えませんが、寒い日はホットチョコレートを頼んだりもします。ホットチョコレートで聞かれるカスタマイズは、「ホイップ付けて欲しい?マシュマロは?」位しか思い付きませんが、おしゃれなあなたなら是非。

ちなみに、カナダに来る前、日本でスタバに入り、英語しか喋れない人の振りをして英語の上達を目指そうと目論んだ事があるのだけれど、おすすめ…しません。

英語話者のパートナーを見つける 

これについては色々と語ることがあるので、また違う機会に書きたいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今、すぐに実践出来ない数々で、申し訳ないです。早くこの事態が収拾するように、お互いお家生活を楽しみましょうね。












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