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私がカナダに引っ越した理由②

初めてのブログである前回は、日本で生まれ育った私が、ワーキングホリデー先をカナダに決めたところまででした。

今回は、カナダに住み約5年目の今まで、私がここで、どう過ごして来たかお話します。

ワーキングホリデーとは

そもそもワーキングホリデー(ワーホリ)とは、ウィキペディアによると、国と国との協定に基づいて(その為、ワーホリ先として渡航出来ない国もある)、青年(18歳から30歳)を対象としたバケーション、観光および働くことも、通学する事も出来る夢のビザです。でも基本1か国において一度きりの発行。

今、当時の日記を読み返していて思い出したのですが、私はワーホリ計画をすると同時に、世界一周旅行もいいな、と考えていました。

日頃からほとんどの国に一人旅、かつちょっと面白い国が好きだったため、世界一周の未知さにワクワク、よく体験記なんかも読んでおりました。

当時は世界中を旅して周るYoutuberの存在を知らず、(おそらくもう一定数いたと思いますが)ちょっとハードルは高めでした。

*ちょっと脱線しますが、お気に入りのチャンネルです

ま、でも結局カナダにワーホリに決めました。それは当時、特に旅してみたかった国々が日本から近い(帰国後いつでも行ける)、カナダから近い(南米)、ヨーロッパとアフリカについてはまたの機会と決めました。

ちなみに個人的意見ですが、若いからこそ行ける国(行って楽しめる国、と言った方が私の思いと近いかな)とヨーロッパの国々なんかは大人になってからいつでも行ける、と私は区別しています。

アフリカについては、新婚旅行で行きたい、と薄ーく、軽ーく考えています。(アフリカ大陸のチュニジアは旅しました)

あと、世界一周と共に、青年海外協力隊として海外に出る事も考えました。当時、説明会に出向いたり、色々調べたりしました。

あぁ脱線が多い…

ワーキングホリデー、カナダ1年目

ワーホリ1年目の大きな目的は、語学学校海外生活を楽しむ、そして6カ月の学生生活の後、カナダの保育園で働いてみる、の3つ。

結果から言うと、すべてクリアしました。

語学学校では友達に恵まれ(特に、スーパー社交的で、スーパー美人なのに性格さっぱりとした男前なブラジル人の女性と仲良くなったのが夢の生活の始まり)

最初の半年間は働かずに、ただただ遊びほうけていました。語学学校は14時半に終わるので、その後は自由時間。日本で忙しく働いていた分、楽しくて仕方ありませんでした。4月に入国したので、カナダの短い夏が終わるまでの9月まで、気候も最高!でした。

海外生活を楽しむという面では日本でヨガをやっていたので、カナダに着いて1週間ほどで早速ヨガ教室に入会し、現地っ子ぶりました。

最初の2カ月はホームステイも経験。その後、シェアハウスに引っ越し。

そこで第二の友達、となるルームメイトに出会います。(トルコ生まれのドイツ育ちの女性、年も近くすぐに仲良しに。)

ワーホリで通える最大限である6カ月の就学期間を終え、保育園で働きたいと思いましたが

ワーキングホリデービザには、保育など子どもに関わる業務を禁止する項目が記載されており、コンディションチェンジという、禁止事項を取り払う措置(簡単にいうと、新しくワーキングホリデービザを発行しなおしてもらう)を行いました。

ちゃんと事前に調べていなかったので、(そもそも日本で、申請の際に申告する事で禁止事項を取り払ったワーホリビサを受け取る事が可能)時間を無駄にしましたが、

コンディションチェンジを待つ間、短期のバイトをいくつか楽しみ、それもまた良い経験となりました。

3カ月ほど、フルタイム保育士アシスタントとして、保育園で就労。トロントで数多く分園を持つ、会社で雇ってもらいました。

ワーホリで入国した時は、1年で帰国し、また日本で保育士として働くつもりでした。往復航空券を購入していたので3月の下旬に帰国。

ただ、私は既に決めていました。カナダに住みたい!!カナダに住み始めて1カ月も経たないうちに、両親には、ここに住みたいかも(永住)すごく好き。とメールで伝えていたという噂。

実際に行動を起こしたのは、3月の帰国間際であったと記憶していますが、永住権取得を視野に入れた、スポンサー探しを始めました。永住権の申請にはいくつかの方法がありますが、私はナニー(またはcaregiver, child care provider とも呼ばれる、日本でいうベビーシッターです)として2年間働いたのちに申請が可能になる、ケアギバープログラムという道を選びました。ここトロントでは、乳幼児の保育代が割高で、平均$1400 (都市によって異なるが、約11万円)で、家庭の経済的理由や、好みでナニーを雇うことがよくあります。

ただ、この雇用先を見つける事が難しく、結局決まらないまま帰国へ。

トロント2年目 ビジタービザでの滞在

でも私は諦めませんでした。雇用先を見つたい!気持ちは変わらず、

両親に「日本の何がそんなに嫌なの、、、」と泣かれ、あぁ親不幸者!となりながらも、トロントに荷物を全て置いて来てしまっていた為、1週間程でとんぼ返り。ちょっと旅行して、またすぐ帰って来るよ、と軽い気持ちで日本を旅立ちますが、いざトロントでの暮らしが始まると、やっぱりいい!コレコレ!みたいな感じで、やっぱりここに住みたいという思いは断ち切れず、就職活動に力を入れました。

ちなみに、この時は、観光ビザで入国しているため、就業先を見つけるまでのタイムリミットは6カ月。ほぼ毎日面接に行くものの、全滅。己の英語力の無さを呪いました。

おかげ様で日系のナイスなご家族に巡り合い、スポンサーになって頂きました。スポンサーとは、雇用主として、私のような外国人を期間限定労働者として雇い、政府から就労ビザをもらう事を手助け?してもらうこと。

そのうちに観光ビザの期限が切れてしまったので、延長手続きをし、就労ビザが下りてからは、ステイタスを就労ビザに切り替え、2年間の契約で11月から働き始めました。

2年間のナニー就業(就業ビザ)&学業の両立

ナニーとして働く傍ら、ノンクレジットであるが無料!!! Toronto District School Board (TDSB;トロント教育委員会) が運営する学校に通い始めました。いわゆる語学学校(ESL; English as a Second Language)とは違い、このクラスはEssential Skills Upgrading といい、直訳すると、人生に不可欠なスキルを身につけるクラス。ライティング、リーディング、数学を学びます。

私の2年のワークパミットは入学可能でしたが、そもそもは、難民としてやって来た人々、永住権保持者、カナダ生まれ(高校入学、短大や大学など目指す人々、または生活保護受給者)など向け。ESLと違うのは、生徒は英語が話せる、というのが前提です。あと18歳以上。日中月曜から金9-5時のコースと、夜間コースあり。ちなみに駐在員の奥様も入学出来ました。興味がある人は一度オフィスを訪れてみては?

https://www.tdsb.on.ca/Adult-Learners/Learn-English/Essential-Skills-Upgrading

TDSB はESLも運営しており、永住権やナニープログラムで働いていたら無料。例え短期の滞在であっても入学金60ドル、1クラス7ドルから授業が受けれるそう。もし、ワーホリで来て仕事一本でやっているけど語学学校に興味ある、だとか、旅行でトロント来たとか、短期滞在の方も利用出来ます。

五年目となる今

さて、今は何をしているかというと、二年間の就業を終え、永住権を申請し、その結果を待っている所です。

日中は、ESUに通いつつ、Netflixを見たり、Language Exchange; 日本語を学ぶ英語話者と、英語を学ぶ日本話者がお互い助け合う会。大体、4人(英語話者2:日本話者2)にグループ分けされ、二時間のうちの半分づつ、英語だけを話す、日本語だけを話す、(話す内容は何でもOK)という和やかなもの。に参加しています。


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