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ウズベキスタン年間最優秀選手が発表される

 12月24日、タシケントのザラフション・ホールにてウズベキスタンサッカー協会による年度表彰式が行われた。例えるならばJリーグアウォーズやNPB AWARDSのウズベキスタン版で、年間最優秀選手はもちろん、若手選手や監督、ベストイレブンなど様々な賞が今年活躍した選手やチームに贈られる。表彰式の様子をchampionat.asiaが伝えている。


 年間最優秀選手賞はショムロドフ。ロシア1部での3シーズン目を迎えたが、開幕と同時に怒濤のゴールラッシュ。ここまでリーグ2位の10得点を挙げ、準レギュラーの立場から一気にリーグ屈指のストライカーに変貌。長身かつ俊足で以前から身体能力の高さには定評があったが、それが災したか、右ウイングでもセンターフォワードでも使われ、器用貧乏の感が否めなかった。それが昨シーズン終盤にポジションをセンターフォワード一本に絞ると、これが奏功し多彩なゴールパターンと高い得点感覚を身に着けた。圧倒的な迫力でゴールに突進し、豪快かつ冷静にシュートを決める24歳は、今やヨーロッパの有力リーグが注目する存在となっている。
 ウズベキスタン代表にも定着し、不動にエースに成長。今年1月のアジアカップ・グループリーグの日本戦で見せたゴールは記憶に新しい。以降もクラブでの好調そのままにゴールを量産した。早くも「レジェンド」と形容され、マクシム・シャツキフが引退して以来、有力なFWが不在のウズベキスタンを担うショムロドフ。最優秀選手賞の受賞は、いい意味で「驚きのない」もので、順当な結果だったといえる。
 2019年の成績は、リーグ戦は計37試合に出場し13得点9アシスト。代表戦は13試合に出場、13得点だった。


 スーパーリーグのMVPは、やはりというかチェラン。圧倒的な力で優勝したパフタコルの前線で、ほぼ1試合1ゴールの高い得点力を見せた。エリア内で無類の強さを持つ長身のフィニッシャーで、数多のチャンスを確実にものにし、得点を積み上げた。

 各賞の受賞選手は以下の通りとなった。

年間最優秀選手賞:エルドル・ショムロドフ(ロストフ=ロシア1部)
年間最優秀監督賞:ヴァディム・アブラモフ(ブニョドコル / ウズベキスタン代表)
スーパーリーグMVP:ドラガン・チェラン(パフタコル)
スーパーリーグ最優秀監督賞:ショタ・アルヴェラーゼ(パフタコル)
スーパーリーグ得点王:ドラガン・チェラン(パフタコル、23得点)
最優秀若手選手賞:ジャスルベク・ジャロリディノフ(ブニョドコル)
最優秀若手監督賞:ルズィクル・ベルディエフ(ナサフ)
最優秀レフェリー賞:ヴァレンチン・コヴァレンコ(ACL決勝第2戦を担当)
フェアプレー賞:ナサフ・カルシ
最優秀女子選手賞:ウミダ・ゾイロワ(ブニョドコル)、マフトゥナ・ショイモワ(セヴィンチ)、ディヨラホン・ハビブッラエワ(ソグディアナ)

 スーパーリーグのベストイレブンは以下の顔ぶれとなった。

(「MTJ」はウズベキスタン代表選手を表す 成績はスーパーリーグ)
GK アブドゥヴォヒド・ネーマトフ(ナサフ, 18歳)17試合18失点
DF ファルフ・サイフィエフ(パフタコル, 28歳)24試合0得点 MTJ
DF イーゴリ・ゴールバン(ナフバホル, 29歳)22試合0得点
DF サルドル・クルマトフ(ソグディアナ, 25歳)19試合1得点
DF ホジアクバル・アリジョノフ(パフタコル, 22歳)21試合1得点 MTJ
MF ジャロリッディン・マシャリポフ(パフタコル, 26歳)25試合4得点 MTJ
MF サンジャル・コディルクロフ(ブニョドコル, 22歳)26試合2得点 MTJ
MF ジャムシド・イスカンデロフ(ロコモティフ, 26歳)26試合6得点 MTJ
MF フルシド・ギヨソフ(ブニョドコル, 24歳)25試合12得点 MTJ
FW ドラガン・チェラン(パフタコル, 32歳)24試合23得点 
FW フモユン・ムルタゾエフ(ナサフ, 27歳)26試合14得点

 なお、スーパーリーグでのベストゴールも発表された。選ばれたのはメタルルグのムザッファル・ムザッファロフ。第18節のナフバホル戦で決めた見事な直接フリーキック弾。

 各賞を授与するプレゼンターは往年のスター選手が務めている。記事中の写真には先日の投稿で紹介した「パフタコル1979」の生存者、トゥラガン・イソコフ氏とアフマドジョン・ウバイドゥッラエフ氏の姿も見える。

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