あの「オンラインビアフェス」が帰ってくる! クラフトビール業界初! 話題の「オンラインビアフェス」誕生の舞台裏!③

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クラフトビール好きの皆さんこんにちは!日本全国の美味しいクラフトビールの普及拡大事業に取り組んでいるザキヤマことメイクラフトの山崎です。

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前回は、新型コロナウイルスの影響でクラフトビール業界にどのような影響を及ぼしたか、それでもクラフトビールの未来のために、前に進もうとするブルワリーさん達のお話しをしました。前回の記事はこちら

クラウドファンディング始めました!

ご賛同いただいたブルワリーのうち6社に参加してもらう形で、まず2020年6月にCAMPFIREにてオンラインビアフェスのクラウドファンディングのプロジェクトをスタートしました。プロジェクト名は「世界大会受賞ビールを飲み比べ!みんなで楽しむオンラインビアフェス」。各ブルワリ-の定番各1本を詰め合わせた「クラフトブルワリー基本の1杯6本セット」、各ブルワリ-特徴的なスタイル各1本を集めた「クラフトブルワリーのこだわりの1杯 6本セット」。そしてそれらを合わせた「クラフトブルワリー 自慢の12本セット」を中心に支援を募りました。更にこのビールをご注文すると、各ブルワリーの工場見学や届いたビールの魅力を直接ブルワーから聞くことができる業界初のオンラインイベント「オンラインビアフェエス」の参加券が付いてくるという内容でした。計12種類のビールが揃ったわけですが、これらの多くは国内・海外のビールコンテストで受賞歴のある逸品揃い。また、ブルワリー6社も個性的で、業界を代表する老舗から新進気鋭の実力派までバラエティに富んだ顔ぶれとなりました。正直この顔ぶれが揃うとは思っていませんでしたし、クラフトビールファンの皆様にも少なからずインパクトを与えたと思っています。
(この時点で「オンラインビアフェス」の内容が半分くらいしか決まっていなかったのは、ココだけの話にしておいてください)


珠玉の6ブルワリーが集結!

さて、ここで前回の「第1回オンラインビアフェス」に参加してくれたブルワリーさん6社をご紹介します。


ストレンジブルーイング
新潟県南魚沼市の「ストレンジブルーイング」さんは、「クラフトビールの聖地」とも評される両国の「麦酒倶楽部ポパイ」が立ち上げた直営ブルワリー。特に酵母にこだわりもったブルワリーさんで、日本国内では珍しくビール酵母の培養技術を有しており、その自家純粋培養した酵母を醸造毎に使用しています。さらにアロマ付けするホップも自家栽培。魚沼の恵まれた土地で、おもに米国種の約10種類のホップを栽培されています。原料と製造方法にこだわりを持ち良質なビール造りをされています。

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伊勢角屋麦酒
「伊勢角屋」さんの歴史は実に450年。天正三年(1575年)に始まった伊勢神宮参拝のための船着き場に出来た小さなお茶屋さんから。そんな「伊勢角屋」さんが「伊勢から世界へ」「世界のビールファンを唸らせる」を合言葉にビール造りを始めたのは1997年。試行錯誤を繰り返し、2000年にはついにJapan Beer Cup で金賞を受賞。それを皮切りに、2003年には日本企業で初めてとなるAIBA金賞とベストオブクラスウイナー賞を受賞。その後も、WBC、BIIA、WBA、IBAなど多くの国際大会で受賞する実力派ブルワリーです。

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八ヶ岳ビールタッチダウン
かつてキリンビールで「一番搾り」や「ハートランド」の醸造開発責任者を歴任した日本最高峰のビール職人 山田一巳(やまだ・かずみ)氏を醸造長に迎え1997年にスタートしたビールブランド「八ヶ岳ビール タッチダウン」。現在は若き醸造長の松岡風人さんがその技術を引き継ぎ発展させています。仕込み水には八ヶ岳南麓の地下からくみ上げられた天然水を使用するなど、原料にとことんまでこだわっています。また、デコクション法による糖化など製造方法にもこだわったそのビールは2017年までに3回世界一を獲得。ほかにも数々の賞を獲得しています。

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京都醸造
京都府京都市の「京都醸造」さんは、ベン・ファルク、クリス・ヘインジ、ポール・スピードの3人がクラフトビールを製造する小規模醸造所として、2015年初頭に事業活動を開始。青森で出会った3人が京都の地でビールを作ることを選んだのは、質や味覚に強いこだわりを持ち歴史を尊びながらも他の国や近代の文化も取り入れる懐の深さを持つ地と感じたから。「ベルギー+アメリカ」スタイルのビールに特化した醸造所として、ベルギースタイルの伝統にアメリカスタイルの息吹を加え、新たな解釈をほどこしたオリジナルのクラフトビールを提供されています。

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田沢湖ビール
秋田県仙北市の「田沢湖ビール」さんは、秋田県第1号の地ビールとして1997年に誕生した田沢湖ビール。スローガンは「3リットル飲めるビール造り」仕込み水には、日本一のブナの巨木が育った“和賀山塊”の清冽な伏流水、モルトはドイツ産の上質なモルトや自社製造の秋田県産モルトが使用されています。また、ビールの醸造に不可欠なホップには、世界最高品質の「ザーツザーツ」が用いられています。2006年にジャパン・アジア・ビアカップで「アルト」が金賞を受賞。以来、インターナショナル・ビア・コンペティションなど、毎年ビール各種が受賞を果たしている世界が認めるブルワリーです。

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サンクトガーレン
神奈川県厚木市の「サンクトガーレン」さんは、代表の岩本伸久氏が1990年代にサンフランシスコで造ったビールを逆輸入する形で日本でのビール販売をスタートしたことに始まります。なぜ逆輸入か?1994年に小規模ビール醸造が解禁される以前は日本では小さな醸造所ではビールが作なかったのです。そんな規制に風穴を開けたのが「サンクトガーレン」。そのため「日本の元祖クラフトビール」とも呼ばれています。しっかりとした本流のビールに加え、スイーツビールが多いのも特徴です。国内外での受賞歴多数されているブルワリーさんです。

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達成率188%!208人もの支援者が!

6月にスタートしたこのプロジェクトでしたが、ありがたいことに多くのメディアに取り上げていただきました。その効果もあってか、約2週間で目標達成、最終的には約1か月の募集期間で達成率188%・208名のお客様にご支援をいただくことが出来ました。

プロジェクトが終われば、次は発送です。今回は6ブルワリーのビールが詰め合わせになっています。そのため冷蔵倉庫にビールを全て集め、7月初旬に箱詰め・発送作業を行いました。計210セット(複数のセットを買っていただいた方もいらっしゃったんです)分のビールが集まった様は、なかなか壮観でした。冷え冷えの冷蔵倉庫で汗だくになりながら作業すること2日間。全ての発送が完了。あとは、オンラインビアフェス本番を残すのみとなりました。

ついに本番!初めての「オンラインビアフェス」がスタート!

クラウドファンディングのプロジェクトを進める一方で、オンラインビアフェスの準備も着々と?進んでいました。しかし、これまでに前例のないイベントです。「これが暗中模索ってやつかぁ…」というぐらい、手探りでした。ここで強い味方となってくれたのがプロジェクトメンバー達。実は今回プロジェクトメンバー、皆ボランティアなんです。普段忙しいのに申し訳ないなぁと思いつつ、休日毎にメンバーでミーティング。そのお陰で、各々の得意分野を活かして徐々にイベントの形が見えてきました。またブルワリーさんにもお忙しい中時間を割いていただき、工場見学の動画撮影をしていただきました。素材も揃い役割も決まったところで、リハーサル。初めは問題だらけでしたが、そこはハイスペックなプロジェクトメンバーのこと。次のリハーサルにはしっかり修正してきてくれるんです。本当に頼もしい。また、形が見えてくると様々なアイデアも出て来たり、メンバーも楽しんでくれていたようです。リハーサルをしていた時にあるメンバーがボソッと言ったひと言が忘れられません。

「これが大人の本気の遊びってやつか…」

そしてついに7月18日15時15分、「オンラインビアフェス」が始まりました!各ブルワリーさんのご紹介やビールに対するこだわりポイント、さらにはブルワーさんのプライベートな部分などもお話しいただきながら楽しくイベントは進行したのですが、やはり本企画の目玉は各ブルワリーさんのオンライン工場見学。工場内を撮影していただいた動画を見ながらブルワーさん自身に説明いただく企画で、これは大きな反響がありました!

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以下は参加者の皆様から寄せられたコメントです。

50代男性「工場見学おもしろかったです。想像以上に楽しめました」
30代女性「素敵な企画に出会えたおかげで、色々なブルワリーさんに出会えて、直接こだわりを聞けて、美味しいビールに出会えました」

「第1回オンラインビアフェス」は6社のブルワリーさんのご協力と2日間でのべ200名の視聴者の皆様に支えられ、無事に終えることができました。
視聴者の皆様からは、「素晴らしい企画でした。とても楽しかったです。また開催してください!」「飲んだことのないクラフトビールに出会えて嬉しかったです!貴重な機会をありがとうございました!」など、沢山の嬉しいコメントをいただきました。最初は初めての企画であり多少のトラブルもありましたが、ブルワリーさんを始め多くの皆様と繋がりあえたことを本当に嬉く思います。心から「やってよかった」と思えるイベントになりました。


そして!そのオンランビアフェスがこの度帰ってきます!!
10月下旬よりプロジェクトをスタートするために現在準備を進めています。

次回は来週の土曜日に配信予定です。お楽しみに!!

次回は第2回オンラインビアフェスに参加していただくブルワリーさんを一足先にお伝えします!

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そして現在、第1回オンラインビアフェスでご紹介した各ブルワリーさんの厳選セットをお届けする「クラフトビール定期便」をスタートしました!
https://maycraft.official.ec/ 現在、定期便を3月継続していただいた方に特典として第3回オンラインビアフェスに無料ご招待をします!ぜひこの機会にお申し込みください!

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