勝ちしぐさ

2019/8/20の日記。
この頃の私は結構激しかったんだなあ
-------------------------------------

女性にもたまにいるんだけど、やっぱり男性に多いかな。必死で勝ったポーズ見せつけてる人。支離滅裂な論理で人を攻撃したり、鼻で笑ったり、逃げたとかハイ論破とか言い訳とか、テンプレ反応を押し付けて、勝ったぜって顔してる。ハァ?と思うけど、そういう人ってとにかく勝たなければ引き下がれないし、恥知らずだから勝ち負け以外はどうでも良くて、ゴリ押ししか能がない。これも、教育が精神論に走って論理性を軽んじている結果じゃないかという気がする。東京オリンピックだって、始めた人は精神論だし、引き継いだ人は結論ありきだし、もう見事なまでに、ザ・ニッポンの病理って感じだよなあ。もう私、反日って言われてもいいや。日本文化が大好きなのに、とにかく居づらい。旗振って拳振り上げて日本礼賛できないやつは出て行けっていう空気が高まっていて、「事実はどうでもいい」なんて平然と言い放つ人が多すぎて、狂気に取り囲まれている。奥深い優しさと職人的な細やかさ、神秘的な謙虚さと勤勉、ウィットはどこへ行ってしまったのだろう。悲しい。でも日本だって、私みたいな人材はもう要らないのだろう。24時間闘えない軟弱者。近視眼的な精神論が嫌いで君主に尽くす心に欠け、総合的な生産性や上位目的を気にかける理屈屋。海外の文化も好きな多様性を愛する浮気者。要するに、嫁として落第点だ。日本国民は権力の嫁であるべき。さもなくば日本教の信者であるべき。被害妄想だろうか。まるで疫病の中にいる気がする。

負けを認めなかった。事実を見ようとしなかった。後先考えず、貴重な若い人材に、未来と命を捨てさせた。そして原爆を落とされた。

諦めてはいけないよね。とりあえず、勝たなきゃっていう強迫観念から解放されようよ。謝ったら負け。謝るまで叩く。悪者を探し出して懲らしめてやろう、お仕置きしてやろう。毎日が復讐のいじめゲーム。ターゲットになるまいと媚びへつらうかのようにして叩く側に回る。そのゲーム、降りましょうよ。我々が乗っている地球の下りエスカレーターは止まらない。内輪のゲームに熱中しながら、日本ははどんどん堕ちてゆく。こんな小さな、縮小していくマーケットでは、もうビジネスだって枯れる一方なのに。

あの勝ちしぐさは、吉本新喜劇に出てくる間抜けなヤクザそっくりだ。この類似性が視野を正してくれた。喜劇は風刺だ。