リケジョの試み

言えなかったことを言えるようになる日まで、一歩ずつ進むのだ。
20:1のマイノリティだったあの頃からの振り返りメモ。
ここに集めたのは、ちょっとしたことばかりですけどね。

——————

諸君、これから私は過剰反応して感情的に叫ぶ。 
見苦しいところをお見せするが許してほしい。 

ふざけんなよーーーー! 
私は音に興味があるだけで、あんたに興味があったんじゃない。
熱心に話をきいたのは、学びたかったから。
それがなんでそうなるのよー。
バカにするのもいい加減にしてくれよ…。
くやしい。かなしい。しくしく…。

———————————

もう一つ悔しかったことを思い出した。
シアトル出張のメンバーは男性3人女性1人で、
ディナーでお酒とシーフードを囲んで話すうちに、
「なんでエンジニアになったの?」と訊かれたので、
「かっこいいじゃないですかエンジニア」と答えたら、
「え、俺たちかっこいいの?」の流れになってしまった。
違う…違うんだ…職業がかっこいいって言ってるんだ…。
ミーハーなのは認めるけど、そういうことじゃないんだ…。
失礼に当たらず流れを戻す方法がわからず、
そのまま話題を変えました(涙)。

———————————

異動直後、仕様担当者として出席した検討会で、
ソフトリーダーが介入した。
「ちょっとごめんね。○○さん(私)、何の話してるか分かってる?」
「?ブートローダの話ですよね?」
「…あ、分かってるならいいんだ、ごめん。そういう人に見えなかったから。」
そういう人???
男性なら出ない感想だよな、それ…。

———————————

今日は寒いのでニットのジャケットにしたのだけど、
セクハラを未遂に防げたと喜んでた日の服。
当日の未遂の様子をリプレイ。 

同僚女性「あれ、今日はいつもと違いますね」
私「そうですか?」
未遂犯「いやなんかさ、エロい男の目線で言わせてもらうと…」
私「その意見は聞きたくないので要りません」
こんなにわかりやすく予告されたら、 未遂にできて当然だった(笑)。

———————————

今日、離れた席の後輩ちゃんが大声でブチ切れていた。
今日はお休みだった同僚と、明日やり合う予定らしく、
「絶対こういう展開になるのが目に見えてる!」と騒いでいる。
ああ、あの件ね…。またお節介を起こして席を訪ねると、

ああ!タイムリーです!!てか私声大きくてすみません!

いや大丈夫。あの件だよね。明日の打ち合わせ、SPLは来る?

うん、行きますよ! と背後からSPL(巨漢)。

じゃあ大丈夫か。
あの人は時々、あなたの言うことちゃんと聞いてくれないからねえ…。

そう!!!ほんっとにそうなんですよ!もうめちゃくちゃ腹が立って!!!
でも、こうやって怒るから悪いのかな?ますます聞いてくれなくなって…。

いや、あれは怒って当然だし、怒っていいんだよ。
我慢すると体壊すし、あの態度は良くない。対等なんだからね。
明日はSPLも来るし、私もだいたい事情はわかったから大丈夫。

ほんっとありがとうございます!もう、ほんっとにもう…。

小柄で若い女の子は、対等なリーダー同士なのに、
最初から主張を取り合ってもらえず、丸め込む対象だと思われがち。
彼女の背負っている責任を、考えてほしいのにな…。
きっと、それも難しいんだね。
性別、年齢、見た目のバイアス。

明日、援護射撃頑張ろう。