大学生が捉えた、キャンピングカーと自由な暮らし「バンライフ」の新たな発見
こんにちは!バンライフをしながら会社経営をする宮本芽依です。
この記事では、現役大学生たちが、フィールドトリップを通じてキャンピングカーの魅力やバンライフの可能性に気がつき、どのようにして「自由な暮らし」「自由な働き方」を体感したのかをご紹介します。
フィールドトリップについて
創造性を育むプログラム 「atelier my Vision」
弊社、株式会社MeiMei(以下MeiMei)は、メイン事業としてキャンピングカー事業を展開しておりますが、他にも教育事業として、学生を対象に創造性を育むためのプログラム「atelier my Vision(アトリエマイビジョン)」(以下アトリエ)を提供しています。アトリエでは、空間デザイナーの長昌規恭先生と共にアートをメインのツールとして、創造性を育むプロセスを仲間と共に体験し成長していきます。
atelier my Vision in 昭和女子大学
大学生なら誰でも参加することができる半年コースのアトリエのプログラムに加えて、私の母校でもある昭和女子大学にて、アトリエによるプロジェクトも展開させていただいています。プロジェクトは、普段は大学の校舎にて行われる活動ですが、今回はその活動の一貫として、フィールドトリップを行いました。
学生によるプロジェクトに関するレポートはこちら
フィールドトリップについて
<概要>
大学生と共にキャンピングカー業界の最前線を訪れ、バンライフの未来を探求。キャンピングカーが持つ可能性、そしてバンライファーがどのように自由で持続可能な生活を実現しているのかを実際に目で見て感じ取る。
<目的>
キャンピングカー愛好者から聞く話を通して、生き方やキャリアの視野、選択肢を広げること。
<主な内容>
・往復3時間の移動にキャンピングカーを利用
・ホワイトハウスキャンパーさん訪問
・バンライファー3名を訪問
大勢人数におすすめのレンタルできるキャンピングカー
今回は、9人乗りのキャンピングカーをレンタルしました。前に3人、後ろに6人座りながら運転をすることが可能です。(以下の写真は停車中に席を移動して撮影したものです)停車中なら8人座れて、ちょっとつめれば9人座れます^ ^
イベント時の移動手段にキャンピングカー、めちゃくちゃおすすめです!普通のバンでも移動はできるのですが、キャンピングカーのいいところはテーブルを囲んで、互いに向かい合って時間を共有することができるので、より仲が深まりやすいのです。
キャンピングカーのレンタルは、キャンピングカーシェアプラットフォーム「Carstay(カーステイ)」を使っています。キャンピングカーは9名も乗れる多人数用は中々少ないです。そんな中みつけた、イベントに最適なキャンピングカーはこちらです!
<金額内訳 (利用時間48時間)>
・【レンタカー料金】(平日15時間):¥12,500
・【レンタカー料金】(土日祝日33時間):¥34,375
・保険料金およびシステム利用料:¥19,300
・クーポン利用:-¥4,687
→予約金額合計¥61,488
大人数で利用すると、一人当たりの金額が下がるので、人数が多ければ多いほど、いいですね^^レンタル時に使えるクーポンもあるので、Carstayをご利用される際は、ぜひ使ってみてくださいね!
キャンピングカー業界について学ぶ
WHITE HOUSE CAMPER について
フィールドトリップの午前中は、キャンピングカーメーカー「WHITE HOUSE CAMPER」さんの横浜店を訪問しました。株式会社ホワイトハウス(本社:愛知県名古屋市)さんは、1979年に設立、キャンピグカー開発事業以外にも、全国に57店舗を持ちながら21ブランドの車を取り扱うマルチブランドディーラー事業も展開する会社さんです。
建物に入るやいなや、ユニークな建物と、数々のキャンピングカーの展示に、圧倒!早速前半は、キャンパー事業部部長の深澤冬樹さん。キャンピグカーや業界、深澤さんの仕事に対する考え方やプライベートでのキャンピングカーとの関わり方について教えていただきました。
・WHITE HOUSE CAMPER さんはどのような会社か
・キャンピングカーにはどのような種類があるのか
・キャンピングカーはどのような場面で使われるのか
・深澤さんの歴代9台のキャンピングカーエピソード
・深澤さんの仕事に対する考え方やお客様への姿勢
など、さまざまなお話を聞かせていただきました。中でも私が個人的に最も印象に残ったのは、深澤さんのご家族とのエピソードです。
深澤さんには20代の娘さんがいらっしゃって、今でも会うたびに抱きついてくれるほど仲がいいのだとか。その関係性を築く過程にあったのが、キャンピングカーでした。時にはパソコンを持ち込んで、仕事をしながらの旅もありながらも、家族でキャンピングカーを使ってよく旅に出かけ、家族で沢山時間を共にしてきたとのことでした。また、そこからお子さんが大きくなっていくと、ライフステージも変わってゆき、結果様々な使い方で9台を乗り継いできたとのことです!
仕事が忙しくても家族に対する姿勢が伝わってくるエピソードでした。仕事で忙しかったとしても、キャンピングカーを使った旅であれば、車内で仕事ができる環境が整っているので、家族を旅に連れていきながらも、必要に応じて仕事ができちゃいます。「忙しいけど家族を旅に連れていきたい」というその想い自身が、今でもとても仲のいい家族の形を作りあげたのですね。
後半は、ホワイトハウスさんに展示されているキャンピングカーを見学させていただきました。プロジェクトメンバーのほとんどが、初めてのキャンピングカー見学。実際にキャンピングカーの中に入ると以外にも広々していることに驚きを隠せない様子や、ポップアップルーフに上り、車の上のテントも体験すると、すでにキャンプ場でバンライフをしているかのような楽しさが溢れ出ていました。
深澤さんの圧倒的なキャンピングカー歴と、プライベートと仕事のシームレスなキャンピングカーへの関わりが、ご家族にも、お客様にも、愛となって循環していく模様が描けたことは、学生にとってもとっても貴重なエピソードだったと思います。私は「深澤さんのキャンピングカーとの物語を映像にしたいな〜」なんて妄想が膨らみました(笑)
ホワイトハウスキャンパーさん、深澤さん、貴重なお時間をいただきましてありがとうございました!
学生の感想
キャンピングカーのカスタマイズ性や設計の自由度が強く印象に残ったという声が多かったです。ある学生は「つりが好きな人には冷蔵庫を、サーフィンが好きな人にはシャワーを提供するなど、利用者の趣味やニーズに応じてカスタマイズできることに驚いた」と話しています。
また、「キャンピングカーの細部と全体像を知ることで、キャンピングカーが単なる車ではなく、ライフスタイルを支える道具であることに気づかされた」と述べる学生もいました。
さらに、ホワイトハウスさんでの働き方にも注目が集まり、「深澤さんが情熱を持ってキャンピングカーの仕事に取り組む姿勢を見て、働くことに対する姿勢や気持ちが変わった」といったコメントも多くありました。
バンライフの自給自足な暮らしを体験
バンライファーが集まる防災拠点「サイバー古民家」を訪問
お昼を挟んで次に訪れたのは、通称「サイバー古民家」と呼ばれているバンライファー(バンライフをする人のこと)の防災拠点です。私の友人でもあるバンライファーの3人に、なぜ、どのようにこの道を進み、どう感じてきたか、をシェアしていただく機会を設けてくださいました。
300〜400坪もあるという古民家の土地を案内してもらい、サウナやテント、養蜂、鶏、鹿や猪などの野生動物のための罠、野草、焚き火用のスタンド、畑に井戸など、沢山のコンテンツがありました。まるでどうぶつの森のよう…!!!詳しい様子はぜひ彼らのポッドキャストをチェックしてみてくださいね^^
実際に使われていたスクールバスをキャンピングカーに改造
お庭のツアーが終わった後は、3人のキャンピングカーツアータイム!こちらは美容室を経営されているカワイコージさんのキャンピングカー「キャリー」!キャンピングカーを手にしたら、船のように車に名前をつけるのが巷での慣習です(笑)
車の上には、どんな大自然の中でも使える衛星を介したインターネット「スターリンク」を積んでいるのだそう。車内もこの通り、可愛すぎる!実際にアメリカで使われていたスクールバスを全て自分たちでDIYでキャンピグカーへ改造したのだそう!可愛すぎる〜!
移動式オフィス?リモートワークカップルのためのキャンピグカー
続いては、バンライファーの通称かべちゃん、がんちゃんのキャンピグカーを見学させていただきました。「見た目が戦車みたいでしょ(笑)」と場を盛り上げてくれたかべちゃんとがんちゃんは、2人ともリモートワークでのお仕事をされています。そのため、オンラインミーティングは日常茶飯事。同じ車内でオンラインミーティングがかぶっちゃったら最悪!となるはずなのですが…
実はこのキャンピングカー、面白い構造!前方にも後方にもテーブル席があるのです。なので、たとえミーティングの時間が被ってしまっても、お互いそれぞれの空間を使えば、ある程度の距離を保てるのだそう。
なぜバンライフを始めたのですか?
キャンピグカーツアーの後は、おしゃれなテントの中でお話し会。普段はこのテントの中でカレーを食べたりゲームをしたりと、素敵な夜を過ごす集いの場なのだそう。こんな素敵な場所で、彼らがどういった経緯でバンライフを始め、キャリアを描き、今に至るのかを語っていただきました。
コージさんは、人材派遣会社にて務め大きな成績を残したものの、本当に自分がやりたいことは何か問い続け、行動し続けた結果、現在は美容室を経営する社長さんでありながら、バンライフで日本中を旅したり、SNSで好きなガジェットの発信をしたり、サイバー古民家の開拓に熱中しているそう。キャリアパスでの苦労や葛藤も赤裸々に語ってくださったり、変化するキャリアや生き方の形などもシェアしてくださったりと、学生たちへ「急がなくても、ちゃんと自分と向き合って行動し続ければ、やりたいことに自然と体が向かっていくから大丈夫。」という心強いエールを送ってくれました。
かべちゃんは、自分が若くして家族3人を介護する必要があったヤングケアラーと呼ばれる環境下にあったことや、大手での勤務を経て、本当にやりたかったデザイナーとしての道やバンライフというライフスタイルをどう実現させたかなどをシェアしてくださいました。1番大きなメッセージとしては「〜するべき」という「べきべき星人」に惑わされないでね。ということでした。世間の固定概念にとらわれず、自分の道を進んでいいのだと強いメッセージをいただきました。
かべちゃんとパートナーのがんちゃん。2人とも、独立して仕事をしているため、働き方に制限は一切無し。好きな時に好きな人と好きな場所で過ごすことができます。がんちゃんは、事業開発ディレクターとして働かれていて、起業ってたのしいよ!ということや、今までの旅や仕事、プライベートで経験して生きたさまざまな出来事を踏まえて今みんなに1番伝えたいこととして「誰もが今を生きているだけで価値がある」というメッセージを送ってくれました。
学生のサイバー古民家訪問での学び
学生の感想の考察として、サイバー古民家の訪問では、特に自然との調和や自給自足のライフスタイルが学生たちに大きなインパクトを与えました。ある学生は「都会で生活していると自然の偉大さを忘れてしまうけれど、ここではその力強さを感じた」と述べています。
別の学生は「人生には自分が選択できる選択肢がもっとたくさんあることを実感した。自分の価値観に正直に生きることができるというのは素晴らしい」と、自身の生き方に対する視野が広がったと語っていました。
また、サイバー古民家での経験から「自分の価値観がまだ狭いことを痛感した」と感じた学生もおり、人生やキャリアに対する柔軟な考え方が広がる機会となったことがわかりました。
フィールドトリップ全体を通して学生の感想
フィールドトリップを通じて、学生たちは自身の将来について考えを深め、特にキャリア選択において新たな視点を得ました。ある学生は「今までいい会社に就職することが全てだと思っていたが、今回の体験で選択肢を広げて考えるようになり、自分に合ったキャリアを探すことが大事だと気づいた」と振り返っています。
別の学生は「今までは将来のことを考えると不安になりがちだったが、今回のフィールドトリップでいろんな人の話を聞き、挑戦してみようという気持ちを持つことができた」と前向きな変化を感じたと語っています。
さらに、「将来に対する不安を感じることが多かったが、熱意を持って自分のやりたいことに挑戦している大人たちに出会い、自分もそうなりたいと強く思った」と述べた学生もおり、フィールドトリップがキャリアに対する視点を広げるきっかけとなったことがわかりました。
キャンピングカーとバンライフが未来を変える
フィールドトリップで得られた経験は、学生たちにとってライフスタイルの選択肢を広げるきっかけとなりました。キャンピングカー業界の最先端技術に触れ、バンライファーの自由な生き方にインスパイアされた彼女たちはは、「自分に合った自由な暮らし」を探るようになったのです!キャンピングカーとバンライフは、これからの未来に向けて、ますます多くの人々に自由な選択肢を提供していくでしょう。私は、その様子を最先端で創造し発信する人でありたいし、キャリアにおける選択肢や創造性についても学生を導ける活動をしていきたいと考えております。
教育に対する考え方
もし、似たような価値観をお持ちの教育機関のかたがいらっしゃいましたら、ぜひ繋がりたいです^^インスタやXのDMも常にオープンにしておりますので、学生たちの未来に対して想いのある方はぜひご連絡ください。
今回ご協力いただきました、株式会社ホワイトハウスの深澤さま、サイバー古民家のカワイコージさん、かべちゃん、がんちゃん、どうもありがとうございました!
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