いつか大好きだった人の
この日が来るのが待ち遠しいと、こころから思っていた日々があって
となりで祝うことができたらどんなにしあわせだろうって
あのとき、思っていました
いつかすれ違って、もう会えなくなって
それでもこの日は、忘れたことはありませんでした
今、しあわせですか
今日の、この大切な一日を、笑顔で迎えることができていますか
向日葵の、一斉に花ひらくころ
はじめて聴いたあなたの声は
今も、ここに
響いている、瑞々しくて苦しくなる
夢は、ひろがって
ふたりきっと
旅をする、はずだった
この日が来るのが待ち遠しいと、こころから思っていた日々を経て
ふたりで歩きつづけたいと思える人に出会いました
あなたを思い出すことを
いくつもの夜が、忘れさせてくれたけれど
それでもこの日を、迎えるたびに思っています
今、しあわせですか
今日のこの大切な一日を、あなたはどこで迎えていますか
三度目の、秋桜が冬を呼ぶころに
さいごに聴いたあなたの声は
今も胸に
のこっている、目を閉じればいつも聴こえる
夢を、みていました
ふたりいつか
するはずだった、旅の
向かう先はちがうけれど、
いつでもあなたの進む道が
晴れわたり、彩られ
救いに満ちたものであることを、願っています
誕生日、おめでとう。
『いつか大好きだった人の』
いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。