進捗日記#144(20221231-20230101)

あけましておめでとうございます。
長風呂した後の倦怠感Lv.100みたいな疲労度合いだったけど、やっとPCを起動する程度には気力が回復したので昨日今日の記録を書き残す。

某後輩と先輩に誘われ、前々から2人ともに激推しされていた街などを歩いた。なんとなく名前をぼかすために後輩先輩と呼ぶけど、普段あんまりそういう意識で接していないから違和感がすごい。
かつてなく充実した年越しだった。家族以外の人と、かつ屋外で、ということ自体がほとんどなかったし。

一番最初に誘われたときはこんな文章だけだった。
 2022/11/13 04:43
12/31、京都にいる?
022/11/13 08:25
居ると思います

この時点では詳細が一切不明だった。でもまあ多分おもろいんだろうな、と思った。
11月ライブだかのタイミング(?)で後輩からも同じ話がふられた。今回のことだけではないけど、この二人の俺への連絡は結構重複することが多い。俺を誘うことが決まった後に各々が適当に俺に声をかけてるっぽい感じがする。別に悪いことでは全然ない、むしろ人間関係やっている感じがしておもろいけど。

当日。
前日寝る前に天竜川ナコンの現実チャンネルの動画(縛り旅初回と第2回)を見ていたので少し睡眠時間が足りなかった。いい動画だったので後悔はしていない。年末に見る意味がある動画だったと思う。
家でぼーっとしてたら出発時間が遅れたうえ、家を出て数分したところでエアコンの切り忘れが不安になって引き返し、遅刻確定のタイミングに。9時半出町柳集合だったけど、どう頑張っても5分は遅れる感じになった。走ったら着込んでいた分蒸れて最悪だった。ところで先輩がもっと盛大に遅刻していたので別に問題はなかった。ところで、最近はプライベートな用事で遅刻した人を待っていても何も感じなくなった。慣れたというのもあるし、俺自身も時間管理能力が高校時代とかに比べると減退しまくっていて人を責める資格が一切ないからというのもある。弊サはそこらへん気楽で良いね。

電車
四条河原町で後輩と合流して阪急。朝飯を食べた。イチゴチョコドーナツみたいなやつがすごい雑な酸味で面白かった。おにぎりの具が何味か聞かれ、とっさに答えられなかったら笑われた。そういえば食への意識の低さや雑さが何度も露呈した一年だった気がする。
道中、先輩がloftで何を買ったかを当てようみたいな話になり、後輩が見事当てていた。俺には全く予想がつかない答えだった。

茨木サニータウン
11時くらい(?)に目的の駅に到着。目的地までバス移動。ここ5年くらいはバスといえば京都市バスで、明らかに観光客を想定していないバスに乗ったのはかなり久しぶりだった気がする。他人の生活圏を覗き込んだような軽い気まずさ。あるいは知らない街に引っ越してきてしまったような感覚もあった。どちらにせよ、「この町で暮らしてないとこんなバス乗らないじゃん」という違和感が根っこにあった気がする。
目的地の町に入ってから、ふらふらと探索してみたい路地が何本も視界に入ってきてバスの窓から指をくわえて眺めていた。いずれまた攻略したい。
町中に段差と坂とカーブと曲がり角があるとうれしくて、道が細いとなおうれしい。だから山を開発して住宅が密集しているタイプのニュータウンは宝の山ということになる。大事な気づき。

ある停留所で降りた。なんて名前だったか。後輩曰くバスで行けるだけ高い標高にいったみたいな感じ?たしかにちょっと歩いたら街を一望できる公園に着いた。めちゃくちゃデカい遊具があるとかではなかったけど、舗装に清潔感があってよかった。丁寧な暮らしっていう感じの舗装。
年末だというのに懸垂器具とかポッピングとかで遊んでいる家族連れが複数いた。モーター音を響かせて、明らかに飛行(滑空?)能力を備えた小さなボールを投げあっている親子がいてめちゃめちゃ気になった。何て名前のおもちゃなんだろう、あれ。
縄にぶら下がってシャーって移動するやつ(何て名前の遊具?あれ)があったので皆でやった(24歳男性)。あまりにノスタルジー。俺の地元だと彩湖公園にあったやつ。
いい感じの高台にいい感じの階段があったので登った。二人して速攻で土手に寝転がってた。俺も寝たけど。
空が広かった。

バスで駅に戻り、昼食。結局吉野家が一番うまい。

電車とモノレールで万博記念公園へ。駅構内のコンビニでおもむろに縄跳びを購入した後輩にあてられ、危うくフリスビーを衝動買いするところだった。
そういえば太陽の塔をしっかり眺めたのはこれが初めてだったかもしれない。
駅内で、近隣の観光地の歩き方みたいなチラシを後輩が見つけており、その中の一枚が「彩都から万博記念公園へ」みたいなやつだった。じゃあ逆にここから徒歩で彩都に行けるのでは、ということになり、歩いた。今思うとアドリブで増やしていい歩行距離じゃなくね?とも思う。皆長距離を歩くことに忌避感がなさすぎる。俺もだけど。
道中、夕暮れ時になり、初日の出に比べて年末最後の日の入りって注目されないよねという話になった。確かに。今年はなにか楽しむために工夫してもいいかもしれない。

前々から二人に連れていきたいと言われていた街、彩都に到着。なんというかすごく異質な街だった。俺はてっきり古びたニュータウンの一つなのかと思っていた(埼玉県出身なので、「彩」という漢字を見るとローカル臭さを感じてしまう体になっている)ので、実際の街並みを見てビビってしまった。デカい力でデカいものができている感じがして、すごく人工的な気配があった。いや街は人工物だろうっていうのはそうなんだけど、人々それぞれの都合が絡まり、折り重なった結果できあがったのが普通の街なんだとしたら、この街はそういう有機的な雰囲気とは違った。
歩いていて、この街で実際に生まれ育つ子供がいると考えると意味が分からなくなった。居たとしたらアニメすぎるから。
高台に上り、この街でのサビを済ませた。振り返るなと言われて目的地まで登ることになり、戦場ヶ原さんに頭抑えられて歩いてる阿良々木くんじゃんと思った。ネタバレは避けるが、あまりにもデカすぎて現実離れした光景だった。

駅を目指して街を下った。道中、後輩が化物語を読み始めたという話になった。機会があればぜひ感想を聞かせてほしいと思う。ちゃんと読んでいる人って実は周囲にあまりいないので。
公園で休憩した。先輩は公園を走り回り、後輩は縄跳びをしていた。足を休めようって。

駅に到着。樟葉駅へ。このあたりで、晩飯をたべるはずだった樟葉モールがもう閉まるっぽいことが発覚。別に具体的な代案を出すわけでもないまま進行。樟葉駅から新田辺駅まで徒歩で移動を開始。
ひとまず駅前のコンビニで晩飯を仕入れ、最寄りの公園で食べることに。サッカーボールが転がっていたので蹴りあって遊ぶなどした。足を休めろ。

このあたりで新年のあいさつに向けてdiscordやtwitterをチラチラ見ていた。
アイルランドに留学している同期にむけて、時差で年明けが日本より早いと勘違いしてフライング新年あいさつを送ってしまった。勘違い納めということでひとつ。

へとへとになりながら徒歩。23時半くらいに、前方に不自然にライトアップされた林を発見。ひとしきり騒いだ後、それが銭湯のライトアップであることに気づく。素晴らしいことにその銭湯は営業時間中だったので吸い込まれるように入場。奇跡的なタイミングだった。今までに入った風呂の中で一番気持ちよかったかもしれない。
後輩に年明けまでに風呂あがって集合しましょうと言われていたのだが、我々は遅刻。俺は風呂場に時計が見当たらなくて遅れたが、先輩はそもそもその言葉自体聞き逃していた。新年早々集合ぶっちをかましてしまい反省。
後輩が大人な対応をしてくれたので良かったが、早急に埋め合わせはする。あと、その場で先輩にあるものを渡された。ポケモンのバッグだったら「たいせつなもの」のところにしまうやつ。

移動再開。普段社会人をやっているせいで、夜に入浴すると体が「もう寝ていいのね?」と勘違いする。ほぼ寝ながら歩いていた。途中の太い幹線道路が地元の道と似てて、親の運転する車に運ばれていたときの気分を思い出していた。まあ地方の道路なんて大体景色が似てくるものなのか。
後輩がずっと夜景を見たがっていて、ようやく視線が通った時の景色は確かにすごくよかった。鉄塔が街並みをまたいでいて、スケールの違う構造物の対比が効いている感じ。

新田辺駅に到着。ここでついに年越しそばを食べることに。といってもコンビニのインスタントだけど。俺が注いでいる最中にコンビニのお湯が切れてしまった。俺が食べる分はギリ困らないくらい注げたけど、先輩の手元にはからっからのカップ麺だけが残った。

新田辺から初日の出を見に移動を開始。この時点でまだ4時過ぎだったので、日の出の7時過ぎまではかなりあり、そして俺の眠気は限界だった。道中はほぼ寝ていた。行く先を決める話し合いもほぼ聞き流しており、気づいたら奈良の山中に行くことになっていた。
行った先の神社は、湖(川?)の上高くに赤い橋が2本かかっているかなりいい感じの場所だったので、初日の出とかにかかわらずまた行きたい。途中のケーブルカーを降りた瞬間の夜景がまたかなり良かった。写真を撮っておけばよかったと思うけど、駅員さんにかなり急かされていたので仕方ない。
橋の上は角度が悪く、人もいっぱいいたのでもっと適した場所を探すことに。展望台みたいな名前の場所があったのでそこに行ったのだが、木が多くてどうなんだろうという感じだった。そもそも東に雲がかかっていたし。
けど結果としてはかなりくっきりと丸い初日の出が見れた。2人がいなければ絶対にたどり着かなかった場所だったわけで、そう思うとすごい不思議な感じがした。こういう特別には全然慣れなくて、少し現実味がなかった。

そのまま規制する後輩と別れ、先輩と出町柳まで帰還。


起きたことをつらつら書き起こしていくだけでめちゃめちゃ時間がかかってしまった。それだけ充実した年越しだった。
今回のことだけではないけど、一年前には想像もしていなかったような時間を過ごさせてもらっていて本当にありがたい。ここ一年くらい、人から受け取ってばかりだな、と思う、心底。
というかこういうイベントになると、事前のルート決めから当日地図見る役目まで全部人に投げていて完全にお客さん状態になるので、次の機会にはなんかこう…なんかやる。あと自分から人を誘えるようになる。今年の抱負。

年越しにどういう時間を過ごすか、となったときにわざわざ俺を呼んでくれる人間がいる、というのはもちろんうれしい。うれしいけど不思議だ。本当に?という気持ちは常にある。この本当に?というのは、他人を信じていないのではなく自分を信じていないがゆえに出てくる気持ちであって、だから人に問いただしても何も進展しないことはわかっている。そんな話は不毛だからあまり人にはしない。そういうのはもうしない。人からの善意は素直に受け取ろう。今年の抱負2。

いろいろなことをよくしていきたいなと思っている、最近。もう望むべくもないくらい人から受け取っていて、だから、おかげさまで俺の人生は過去最高ですと胸を張ってお礼を言える状態に常にしていたい。あと、何らかの形で返していきたいなとも思う。

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