スタートアップ企業にオフィスは必要か?創業1年未満だからこそ考えるべき働き方とブランディング
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スタートアップ企業にオフィスは必要か?創業1年未満だからこそ考えるべき働き方とブランディング

合同会社Mauve

こんにちは!MauveのITコラムを担当しているライターの石垣です。

2021年2月の創業以来、固定のオフィスを持たずに活動をしてきたMauveがこのたび、神保町にほど近い神田錦町にオフィスを構えると聞いて、さっそくお話を聞いてきました。

※アプリケーションの受託開発やWEBサイト制作等の事業を展開する合同会社Mauveの創業エピソードはこちらから。

今回、お話をお伺いしたのはMauveのおふたり!

■ Mauve代表社員の栗田啓右さん(31歳)
不動産営業としてキャリアを積んだのち、マッチングアプリを運営するベンチャー企業に転職したのをきっかけにIT業界へ。WEBマーケティングや企画など幅広い経験と知見を活かし、Mauveの舵取り役として営業活動を担当している。

■ 業務執行社員の渡邉朋宏さん(36歳)
公務員からIT業界へ転職した異色の経歴の持ち主。法務や財務も含めたバックオフィス業務全般を担当しており、Mauveの安定した経営を守っている。Mauveのブランド価値を高める活動も担っており、広報の分野まで幅広くカバーしている。

なぜ今、オフィス開設が大事なのか? その理由をMauveのおふたりに聞いてみた

―― Mauveは創業以来、栗田さんと渡邉さんのお二人で経営されていますよね。前回のインタビューでは、ZoomやLINEを使ったコミュニケーションで円滑に業務を進行されている印象でしたが、今回なぜオフィス設立を決められたのですか?

渡邉「現在、私たちの会社はアプリケーションの受託開発がメインの事業なのですが、近い将来、自社アプリのリリースを計画しています。これまでは、それぞれの自宅やコワーキングスペースを利用して問題なく仕事をしてきたのですが、これから事業を大きく進めていくにあたって、会社の住所がマンションの一室、それも社員の自宅では、どうしても信頼性に欠けますよね(苦笑) 
業界全体のイメージなのかもしれませんが、IT企業ってチャラチャラした印象を持たれやすいんです。ですからMauveにはその真逆を行く、堅実なIT企業というブランディングをしたいと思っています。きちんとオフィスを構えたいと思ったのも、そうした理由です」


―― 今はオフィスを手放す自由な働き方というのが、企業ブランディングのひとつの大きな流れとしてあると思いますが?

渡邉「ある程度規模の大きな会社や、すでに業務フローの整った会社ならオフィスを手放すというのも選択肢のひとつだと思います。ただ、私たちはたった2人ではじめたスタートアップ企業です。一人で何役も抱えるような現場では、チャットやZoomのやりとりだけに頼らず、対面でスピード感をもってコミュニケーションを取るのも大事だと思います」

栗田「実際に顔を合わせて仕事をしてみると、言葉のニュアンスや緊急度の高さなども感じられるのがいいですね。今の時点では、オフィスがあるというのはプラスだと言えます」

オフィス選びのポイントは、まず住所!? コスパ抜群のレンタルオフィスとは

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―― 新オフィスは千代田区神田錦町ということで、神保町や皇居にもほど近い立地ですね。どうしてこの場所にオフィスを決めたんですか?

渡邉「オフィス選びで何より大事にしたのは“住所”です。これまで利用してきたコワーキングスペースは新宿二丁目の近くにありました。私と栗田の生活圏からアクセスしやすいということで新宿二丁目周辺のエリアはとても便利だったんですけど、このエリアはどうしても歓楽街のイメージが強いですよね。
今回オフィスを千代田区に決めたのは、完全にMauveのブランディングのためです

栗田「千代田区は永田町や霞が関といった官庁街もあり、落ち着いたビジネスの街という印象が強くあります。渡邉さんの考えるMauveのブランドイメージにぴったりでした。
物件探しを手伝ってくれた営業さんが、オフィスなら千代田区がいい、と強く勧めてくれたのも大きかったかもしれません(笑)」

―― 物件はどのように探されたんですか?

渡邉「今回私たちは、リージャス(Regus)というレンタルオフィスサービスを利用しました。東京都内の拠点(約70か所)から、条件や予算にあった場所を選んだという格好です」

栗田「契約したオフィスは約6平米。決して広くはないですが、2人で仕事をするには十分の大きさですよね」

渡邉「そうですね。リージャスは1人利用の小さな部屋から、100人以上を想定した広い部屋までいろいろあります。オフィスには最低限の家具、固定電話、ネット回線、Wi-Fiなどが装備されているので即日仕事が始められる環境です。家賃のなかにカフェ、水道光熱費、清掃費などが含まれていて、オフィスビル内には専用のラウンジや会議室もあるので便利です」

栗田「もうひとつ決め手になったのは、引っ越し費用の安さです。リージャスは、空室さえあれば系列の拠点のなかで自由に引っ越しができるんですね。退出費用も一般的なオフィスビルに比べると格安です。少人数のスタートアップ企業ですから、今後スタッフが増えることもあるでしょうし、拠点を変える決断をするかもしれませんよね。
将来のことを考えると、低コストでフレキシブルに拠点を変えられるのは魅力的でした」

渡邉「リージャスの宣伝みたいになりましたけど、違います(笑)  少人数のスタートアップでこれからオフィスを構えるなら、レンタルオフィスという選択肢もある、ということです」

―― オフィスのある神田周辺はどんな街ですか?

渡邉「街自体はこれまで縁があったわけではないのでどんなお店があるのか、どんな人たちが暮らしているのか知らないことばかりですが、今はこの場所でよかったと思っています。
神田界隈はオフィス街としても硬派な印象の街ですし、オフィスから20分ほど歩けば商売繁盛にご利益があるといわれる神田明神もあります」

―― 神田明神といえば大企業の経営者や役員も、新年の仕事始めにはスーツ姿で参拝に訪れる場所ですよね。

渡邉「実は新宿を拠点に仕事をしていた時も、神田明神のご利益にあやかろうと熊手を買って、お参りもしていたんですよ(笑) 街との相性や、土地が人を引き寄せる力ってあるんだなと思います。もしかしたら僕たちも、神田明神に呼ばれたのかもしれませんね

コワーキングスペースのメリット&デメリットを知って、たどりついたオフィスのある働き方

―― これから起業される方の中には、コワーキングスペースを活用しようと考えている方たちも多いと思います。実際にコワーキングスペースを利用してみて、率直な感想を教えてください。

栗田「実はコワーキングスペースに契約する前は、新宿近辺のタリーズやスターバックス、ジョナサンなんかをふたりで転々としながら仕事をしていました(笑)。ノマドワーカーって流行ってましたけど、それって費用の面では結構、負担が大きいんですよね」

渡邉「そうそう。長時間居座るのも気まずいし、何杯もコーヒーをおかわりしたりして(笑)」

栗田「その点、コワーキングスペースは時間制限もないですし、オープンスペースなら1日にかかる費用も安く押さえられました。
一方で、条件のいいコワーキングスペースは利用者も多くて、満席で入れないという日もあるんです」

渡邉「もうひとつ業務上のデメリットでいうと、オープンスペースは話す内容が周囲に聞こえてしまうリスクがあります。実際、隣のテーブルからクライアントの名前や、プロジェクトの内容などが聞こえてきてしまうことはよくありました。それってクライアントからしたら嫌なことですし、信頼性に欠けますよね(苦笑)」

栗田「信頼性の面でいうと、書類管理の問題もありました。契約していたコワーキングスペースには鍵付きのロッカーなどもあったのですが、さすがにそこに重要書類を保管するわけにはいきません。
そうしたメリットとデメリットを天秤にかけると、多少コストがかかっても、きちんとオフィスを借りるというのが、私たちにとっては最善策でした」

―― 最後に、新オフィス設立の感想や、今後の働き方について教えてください。

渡邉「気持ちを切り替えられるという面では、オフィスがあるのはいいですね。家でも仕事はできますが、家の事に気を取られることなく集中して作業できるので、仕事のスピードが上がったと思います。家賃は増えますが、効率よくスピーディーに仕事ができるなら、オフィスを持つのもいいと思いますよ!

栗田「とはいえ今は2人なので、毎日朝から晩までオフィスにいるわけでもありません。9時から18時までを勤務時間としていますが、オフィスや業務時間に縛られすぎず、今後もフレキシブルに働きたいと思っています

インタビューを終えて

一見、オフィスを持つことは時代に逆行しているように見えますが、Mauveのおふたりのお話を聞いていると、そうした考えに縛られること自体が働き方を不自由にしているのかもしれないと気づかされます。

スタートアップ企業は目先の成果を出すことに集中しがちですが、会社の価値を高めるブランディングやスタッフが柔軟に働ける環境をつくることも、息の長い会社作りには大切なことだと感じました。

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次回は「日常・仕事でも使えるIT用語解説コラム」として「WEBライター」をテーマにお届けします。

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