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水星人のラジオ

触れた 触れた
宇宙に 触れた

宇宙が僕のことを見ている
友達になりたいって見てる
その時僕の左右の耳は
特殊な音を拾ってた

いつか金魚が二足歩行とか
閑古鳥が手話通訳とかするようになって
その世界には多分音楽だけが残ってる

二人が寄り添っている 宇宙だ
その世界には多分音楽は必要ないだろう
二人の作り出す音が世界を創ってる
宇宙の多分水星人だけがその音楽を
受信できるラジオみたいなのを持ってて
だから水星人は生まれるときの音も 死ぬときの笑い声も知ってる

僕の隣には異星人がいて
十年以内に結婚するつもりなんだ
だけど式は家の中で 子供もきっとどっか別の子だ
僕たちの音楽はきっと普通の音ではないだろうけど
それは水星人だけが知ってるんだろう。

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