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意思決定は、突然に。

数年に一度くらい、魔法的な場に出会うことがある。

本当に素晴らしい場に参加すると、深い認知変容が起きる。更に、大きな意思決定がもたらされることがある。世界の見え方が変わってしまうので、結果的に選択が変わってしまうのだろう。

思い返せば、U理論を日本に持ってきた由佐さんが運営されていたプログラムがきっかけとなりクリエイターを志すことになった。システムアウェアネスを提唱する横山さんの場で、システムを全身で感じるという体験を経て、経営陣に誘われていた会社をその翌日に辞めてしまった。

そして今日まで、ずっと敬愛し、心のメンターであったロバートフリッツ氏のプログラムに参加していた。彼の your life as art という本に出会って以来大ファンだったのだが、最後のリアルのプログラムを日本で受けられる機会があるということで参加してきた。

彼は元々著名な音楽家なのだが、そこから創造行為について探求し、結果的に学習する組織のピーター・センゲらの criative tention の原型となるアイディアを提唱した。界隈のレジェンドの一人でもある。

このプログラムの最後に、偶然にも、僕がクライアント役となり、ロバートから直接「長年悩んでいた意思決定」についてセッションしてもらう機会を得た結果、3〜4年悩み続けていたことが、15分で意思決定を終えてしまった。

はじめ何が起きたのか分からなかった。しかしじわじわ時間が経つにつれ、理解が追いついてきた。思い返しても、魔法のような時間だった。「本当に凄い」プログラムは、予想を遥かに超え、「本当に凄い」のである。

ロバートは、アートをとても深く愛しているし、人間の創造行為も深く愛している。著書から、彼の発言から、あり方から伝わってくる。最後のセッションでサポートしてもらった意思決定の内容以上に、彼のその愛情を受け取る時間だった気がする。これが今後どう発展するのか分からないが、これからアートに関わり生きていく上で、本当に大切なものを受け取った時間だった。

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芸術のげの字も知らなかった素人が、芸術家として生きることを決めてから過ごす日々。詩を書いたり、創作プロセスについての気付きを書いたり、生々…

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