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特撮ヴィラン語り ~その300 暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人~
特撮ヒーローで一番ヤバい規模の敵って誰だろうなあと、ふと考えたことがあります。
やっぱりスケールのデカい敵ですよね。となると頑張っても仮面ライダーシリーズは地球規模がマックスだから、まず多分最上位ではない(比較基準おかしい)。
戦隊シリーズだと全部じゃないけどまぁ宇宙規模のヤバい軍団はありますね。やっぱりそのくらいのスケールがないとね。
個人的には、ウルトラシリーズから是非挙げたいヤバいヤツがい
特撮ヴィラン語り ~その299 巨獣ゾーリム~
デカさとは強さであるいや、やっぱりこれって真理だと思うんですよ。デカいだけでやっぱり強そうだし怖そうだし、大きさって分かりやすいバロメータですよね。
巨大ヒーローの代表格といえるウルトラマンもまさしくそんな強さの象徴。怪獣と巨体をぶつかり合わせて地球のために戦う姿の雄大さ、強そうっていう印象付けには十分過ぎるほどです。
でも、そんなウルトラマンすらも見上げるほどの巨大な敵がいたとしたら?平成以降
特撮ヴィラン語り ~その298 仮面ライダーグレア/ギロリ~
ライダー同士のサバイバルバトルから、一時期話題になった「テラスハウス」のような人間関係そのものを描くリアリティショーへと物語の軸がシフトするという斬新な展開を見せている「仮面ライダーギーツ」。
数多くの謎を散りばめたこのストーリーに置いてその軸となっているのが、仮面ライダーたちが競い合うデザイアグランプリの運営チーム。関係者は誰も彼も普通の人間かどうかさえ疑わしい謎だらけの人物ばかり。
主人公であ
特撮ヴィラン語り ~その297 パーフェクト・ガンマイザー/アデル~
2016年放映の「仮面ライダーゴースト」から、今回は作中で敵側のメインヴィランとして中盤から存在感をきかせるようになったアデルを紹介します。結構「ゴースト」って設定がめんどくさいところが多いんですが、敵側に絞って言うとシンプルに王族の内部分裂というか、王位継承権を巡る家族同士の衝突が軸にあったりするんです。
異世界に拠点を構える眼魔一族の王:アドニス。彼には4人の子供がいました。アデルはその中の
特撮ヴィラン語り ~その296 アナザーカブト/矢車想~
平成ライダーシリーズの締めくくりを飾った「仮面ライダージオウ」の中で大きなイベントとなったのが、歴代キャストの再出演。
「レジェンド」という通称で彼らは呼ばれており、毎回のエピソードで当時の役柄の未来の姿を演じてくれたことでシリーズを通してのファンも思い出に浸らせてくれました。
その中の一人が「仮面ライダーカブト」から登場した矢車想。TVシリーズではかつて仮面ライダーザビーとして防衛組織:ZEC
特撮ヴィラン語り ~その295 アナザーオーズ/檀黎斗王~
平成仮面ライダーシリーズには様々な人気キャラがいるものですが、その中でも恐らく随一の人気を誇るキャラがいます。
「仮面ライダーエグゼイド」に登場。
天才ゲームクリエイターとして会社を経営しながら、裏では人間の命を危険に晒す未知のデータウィルス:バグスターウィルスを開発し社会を大混乱に陥れた全ての元凶。
紆余曲折を経て主人公たちに協力することになったものの、自らの過去の行いを一切悔いることなく相変
特撮ヴィラン語り ~その294 クイーンビー・デッドマン/アギレラ(夏木花)~
仮面ライダーシリーズのヒロインポジションも、随分とここ最近は注目が集まってきたものです。特に平成以降は女性仮面ライダーがレギュラーとして活躍する機会も増えたし、遂に特撮ヒーロー界隈もジェンダーレスの波が進んで来たということでしょうかね。いいことですよホント。
そのうち女性ライダーが主役のシリーズも出来るかもしれない。てかちょっと見たいです個人的にw
そんなヒロイン人気は令和でも加速、2021年の
特撮ヴィラン語り ~その293 奇怪生命体マザーディーンツ~
「特撮」というのはそもそもヒーロー作品だけを指す言葉ではありません。
元々は「特殊撮影技術」というものの略称であり、通常の実写撮影に特殊メイクや着ぐるみ、ミニチュアなどといったものを加えたものを示す言葉でした。英語での呼び方はSFX。こちらの方が馴染みもあるでしょう。
そういったものの代表例とも言えるのが、ホラー作品。妖怪や怪物はまさにSFXで表現されるものです。ヒーローが登場しない特撮作品と言い
特撮ヴィラン語り ~その292 完全生命体イフ~
最強の怪獣とは何か?なんか急に「バキ」みたいなこと言い出しましたが、実際これって定期的にウルトラシリーズのファンの間でよく出てくる話ではあるんですよね。
そして大概決着がつかない。だって挙がってくる名前が軒並みマジで強い連中ばっかりというか、どうやって倒せばいいんだっていう能力持ちばっかりなんですよ。
中でも特に厄介なのがコレ。
どんな攻撃も吸収して無限に進化する怪獣いやマジでどう戦えって話なん
特撮ヴィラン語り ~その291 仮面ライダーギンガ~
平成仮面ライダーシリーズの締めくくりを飾った「仮面ライダージオウ」では、歴代の人気キャラに混じって「ジオウ」オリジナルで設定された未来の仮面ライダーが4人登場しています。
シノビ、クイズ、キカイ。この3人はそれぞれが分岐した並行世界の未来で活躍するライダーと設定されており、そのライダーの力を巡って敵味方が入り乱れての乱戦に発展することもしばしばでした。
そして、最後の4人目がこの仮面ライダーギンガ
特撮ヴィラン語り ~その290 凶暴宇宙鮫ゲネガーグ~
熱血ノリと親しみやすい間抜けっぷりで、令和ウルトラマンの中でも随一の人気を誇る「ウルトラマンZ」。その第1話に登場した怪獣がこの凶暴宇宙鮫ゲネガーグでした。
巨大な口に生えそろった無数の牙、鼻先にそびえる鋭い角。なるほど確かに鮫っぽい見た目ですが、こいつは何とウルトラマンが暮らす光の国に単身攻め込み、開発中だった新アイテム:ウルトラゼットライザーとウルトラメダルを呑み込んで脱走。それを追ってZとゼ
特撮ヴィラン語り ~その289 ディスパイダー~
昨今では特撮番組の中でCGが使われることも随分と当たり前になりましたが、それでも多分見る人はきっと驚いただろうと思うのが、実写のキャラクターとCGのキャラクターが一緒の画面で戦闘するという描写。
合成技術はどんどん進化するばかりで、これ本当にCGかって疑いたくなるところも最近は結構増えて来たと思うんですよね。
多分そのはしりになったと言えるのが、2002年の「仮面ライダー龍騎」。この作品に登場す
特撮ヴィラン語り ~その288 アマダム~
「仮面ライダー」とは元来、悪の秘密結社であるショッカーに捕まったバッタの改造人間でした。
完全に脳の改造が終わってショッカーに忠誠を誓う寸前のところである科学者が裏切ったことで、仮面ライダーは改造手術途中で脱走。ショッカーに立ち向かう戦士として同じ改造人間であるショッカー怪人たちを相手に戦うことを選び――というのが初代のあらすじ。
以降のシリーズで細かく設定を変えながらも、そうして「悪も正義も力の
特撮ヴィラン語り ~その287 テニスワルド~
日本には色々な名作スポーツ漫画があります。
「巨人の星」「キャプテン翼」「アイシールド21」……あるいは少女漫画でも「アタックNo.1」「エースをねらえ」など、挙げればキリがありません。
ですが、そんな中で後にも先にも類を見ない個性を発揮する漫画があります。そう、「テニスの王子様」です。
テニスボールが人間を吹き飛ばす凶器と化し、
シングルマッチのはずなのに謎の分身能力でダブルスをやってみたり、