見出し画像

職場のモチベーション向上メソット~ ⑧職場リーダーがやるべき真の仕事とは?

こんにちは、松幸です。
3000名の工場を運営し、従業員にやる気をもって、楽しく仕事をするためにどうすればよいのか、日々悩み・考え・実験しながら、自分なりの考え方・やり方を構築してきました。

職場のリーダーになったけれども、期待されていた成果がナカナカ出せないと焦っている人が、多くいらっしゃるのではないかと思います。
もしかしたら あなたは、以下の状況に陥っていませんか?

【デキルリーダーがツイツイ陥りがちな状況】
・自ら大量の業務をこなしてしてしまう(自分でやった方が早い!)
・メンバーには、自分がこなす仕事の「補助」をやってもらう
(メイン業務はリーダーがやり、サブ業務をメンバーにやってもらう)

まず意識しなければならないことは、職場のリーダーは、「チームで結果を出す」事が求められています。
「チームで結果を出す」ためには、リーダーは「監督」になる必要があり、いつまでも「プレーヤー」をやっていてはナカナカ結果に繋がりませんね。

職場のリーダーが実施するべき「監督」としての仕事は、以下の3つです。

【「チームで結果を出す」ために必要なリーダーの3大役割】
① 職場の方向性を明確に定める
② 業務を整理し、管理・監督する
③ 人を活用する

この3つの仕事について、後段で例を示しながら説明したいと思います。

職場のリーダーは、メンバーの時にはあまり意識してこなかった、
「チームで結果を出す」ために知恵を絞り、実践して行く必要があります。

つまり、メンバーの時と同様に「自らプレーヤーとして業務遂行」していては、上司から期待されている結果は出せません。

「如何にチームの総力を結集して、最高の結果を得られるか」

を考えながら仕事をする必要があります。

今回紹介するの3つの施策をシッカリ実践して頂くことで、
「チームで結果を出す」事ができるようになります。
是非とも参考にしてください。

1. 超忙しいのに、なぜか結果が出ない

初めて職場のリーダーを任されると、その意気込みとは裏腹に

①業務範囲が広くなり、仕事量が倍以上に増える
②上司からと部下からの双方向からの情報が飛躍的に増える
③メンバーが増えた事により、メンバーに対応するための時間が増える

など、今まで以上に忙しくなり、チームをまとめる事が出来ない事態に陥ってしまいがちです。こうなると、期待されている成果が出せなくなってしまいます。

なぜこのような事態に陥ってしまうのか? を考えると

a) リーダーになっても、メンバーの時と同様に大量の業務を抱えている
b) 自分が忙しいため、メンバーに適切な指示を出すことができず
 主業務をリーダーが自ら行い、サブ業務だけをメンバーにやってもらう

職場のリーダーに選ばれた時点で、皆さんの業務遂行能力は、上司から見て優秀なのは間違いありません。優秀だからこそ、リーダーに任命されているのです。

ただ、職場のリーダーになった後も、プレーヤーとして仕事をしていたのでは、上司が期待している成果・結果を得ることができません。
上司の期待は、貴方の業務遂行能力を、職場全体に波及させ、より広範囲でより多くの成果を出すことが求められているのです。

そのためには、今までとは異なる「リーダーとしての仕事術」を身に付けていく必要があります。

2. リーダーの仕事は、「チームで結果を出す」こと

次に、職場のリーダーは、どのような成果が求めらているのでしょうか?

期初に掲げた上位方針や目標が達成できれば、それでよいのでしょうか?

それだけでは不足していますね。
やはり、メンバーの能力向上に向けた人材育成も求められていますし、
メンバーのモチベーションの向上も必要でしょう。

最も重要なリーダーの仕事は、「チームで結果を出す」ことです!

チームで結果を出すためには、全員がプレーヤーでは、チームとしてマトマリません。職場のリーダーが「監督」になる必要があるのです!

例えば、サッカーの監督を思い浮かべてください

監督は、メンバーにどこのポジションを担当してもらうのか指示します。
Aさんは、俊敏性を活かしてFWに抜擢する
Bさんは、長身を活かしてディフェンスを担当してもらう
Cさんは、手足の長さを活かしてゴールキーパーをやってもらう
そして、監督である貴方は、対戦相手を研究して、戦略戦術を練る

この様に、監督(職場リーダー)とプレーヤーとでは、役割が違うのです。

それでは、職場において「チームで結果を出す」ために職場のリーダーが担うべき役割は何か? 以下にあげる3つが絶対に必要です。

【職場のリーダーが担う3大ミッション】
a) 職場の方向性を明確に定める(ベクトル合わせ)
 ⇒ どこを目指すのか?何をやらなければならないのかを伝える
b) 業務を整理し、管理・監督する
 ⇒ メンバーの業務を明確化し、目標を掲げ、その進捗を常に確認する
c) 人を活用する
 ⇒ メンバーの力が最大限に発揮される適材適所と職場環境の整備

サッカーの監督と職場のリーダーの仕事は、本当に似ていますね。

a) 監督は、戦略を練り、次の試合でどのようにしたら勝てるのかを考える
b) 戦略を元に、プレーヤーを適所に配置し、担うべき役割を伝える
c) 選手は各々のポジションで監督から求められているプレーを実践する
このような連携により、チームを勝利に導く。

職場のリーダーが、メンバーと同じように「業務を抱えて、業務遂行に追われてしまう」と、職場が機能しなくなることが分かって頂けたと思います。

3. 「チームで結果を出す」為の3大ミッションとは?

それでは、「チームで結果を出す」ための3大役割について、もう少し具体的に考えたいと思います。それぞれの役割は、以下のようになります。

a) 職場の方向性を明確に定める
この職場は、何を目指すのか?何をやらなければならないのか明確にする。つまり、監督である貴方は、経営層の方々や直属の上司と意思を合わせ、メンバーに「この職場が期待値」を伝えます。経営と現場の架け橋を担っています。非常に重要なことですね。

職場の方向性の作成方法に関しては、以前ご紹介した記事を参照ください

b) 業務を管理・監督する
・メンバー個々に適した業務を配分する(人材の適材適所配置)
・業務一つ一つに対する目標を定める(業務目標の設定)
・その目標に対する業務の進捗を確認する(業務の進捗確認)
・もしも課題が発生したら、一緒に解決する(課題解決力)

 事が役割となります。この項目は、貴方が職場のメンバーとして実施してきた「業務遂行能力」の高さを活かして、リーダーシップを一番発揮してもらいたいか所になります。

c)人を活用する
・メンバーと円滑なコミュニケーションをとり(コミュニケーション)
・常にメンバーのモチベーションの維持向上を図り(モチベーション)
・メンバーの能力を開発するために人材育成や教育も行う(エジュケーション)
・そして、メンバーにとって働きやすい職場環境を整備する

これらが職場のリーダーが担うべき役割なのです。

4. まとめ

職場のリーダーになると、メンバーの時とは異なり、
「チームとして結果を出す」
ことが求められてきます。

よって、メンバーの時にはあまり意識してこなかった
「職場のリーダー・監督者」
としての仕事を実践して行く事になります。
いつまでもプレーヤーをしていたのでは、チームを勝利に導けません。

サッカーの監督と同じように、チームを勝利に導くために

【職場のリーダーが担うべき3大ミッション】
a) 職場の方向性を明確に定める(ベクトル合わせ)
 ⇒ どこを目指すのか?何をやらなければならないのかを伝える
b) 業務の管理・監督
 ⇒ メンバーの業務を明確化し、目標を掲げ、その進捗を常に確認する
c) 人を活用する
 ⇒ メンバーの力が最大限に発揮される適材適所と職場環境の整備

今回は、職場のリーダーとしての3大ミッションについてご紹介しました。この内容が全てのケースで当てはまるわけではありません。しかし、まずはこの3大ミッションを愚直に実践してみて下さい。そして、更に改善が必要になった時に、別の手を打っていくのが良いと思っています。

この3大ミッションは、職場だけでなくサッカーの監督にも応用できますし、大きな職場の集合体である「経営者」になった時にも役立ちます。マネージメントスキルと言ってもよいのでしょう。一度経験し、身に付けておくと、色々な場面で応用が利きますので、小さい部署を受け持った時から実践して行く事をお勧めします。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

※本記事は 許可なく第三者へ公開すること、または本記事の内容を転載する ことは禁止しております。場合によっては、法的措置をとらせていただきますのでご注意ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?