
2児を育てるワーママだけどすべてを夫に任せて1週間ひとり旅したら、これから30年取り組みたいテーマが見つかった話
30代最後の年に、「1週間ひとり旅」をやってみて思いました。
これは良すぎる。ベストなタイミングで最高の旅ができた、と。
じつは十数年前にも、「1週間ひとり旅」をしたことがあります。
その時は結婚もしておらず子供もおらず、いまと比べると、めちゃくちゃ自由な身でした。
旅自体はとても楽しく、良い思い出になっていますが、言ってしまえばそれだけ。
自由度80%の人が100%になっても、それほど増加分を感じないんですね。
しかし10年間の仕事と子どもと家庭中心の生活の果てに実行した今回の旅は違いました。
日々、
「もっと…ッッ もっと自分時間を!!!」
と渇望している中での、24時間7日間全部を好きなことに使えるご褒美タイム。
自由度0.1%の人が突然100%になると、体感1000倍の自由を感じます(当人比)
我が家は夫の方が家事育児全てのスキルが高く、「やりたいことを、やればいい」という寛大な精神の持ち主。夫婦関係も過去イチ良好でした。子供たちは最初ゴネていましたが、説得(お土産による買収)の甲斐あって、なんとか無事に旅に出られました。
そもそもの旅のきっかけは、大病予防のための養生(リトリート)だったので、旅先でなにをするか、事前にまったく決めずに挑みました。
旅に出たわたしは、毎日きづいたら外に出かけて、森林を散策して、いきものを観察していました。
なんかもう、体が勝手に動くんですよね。
学生時代にあんなに辛かった森でのフィールドワークに近いことをやってる。


ぼーっと森の中を歩いていると、だんだん五感が研ぎ澄まされてきて、
ああこの森は植生が多様な天然林だとか
あの樹は樹齢何年くらいだなとか
あの位置に飛んでいるあの大きさのあの鳴き声の鳥はアトリだろうとか
続々といきものを見つけられて、その美しさを堪能しました。




森林散策を2、3日続けると第六感も研ぎ澄まされてきて、
「なんかこっちに行ったら楽しそう」に従ったらいい出会いがあったりして、
毎日ものすごく充実した時間を過ごせました。

「クマ注意」の看板に戦慄するも、無事帰還。


これまでも家族旅行で森に行ったことはありますが、子連れで親がボーッとしていると、子供が行方不明になったり滑落したりと大変なことになります。当然そんな余裕は皆無です。ある意味五感は研ぎ澄まされますが、今回のような感覚になったことはありませんでした。
森林に興味を持ち始めた10歳頃から、30年経っても暇さえあれば同じようなことしてる。
いろいろと迷走もしましたが、結局この先30年も、同じようなことしてるんだろうな、と腑に落ちました。
旅から帰った後、直感にほんの少しの思考をプラスして、自然教育・保全を目的としたNPO法人立ち上げに向けて勉強をはじめています。

「小さな生態系」の構築を通じて、自然の仕組みを理解する講座を作っています

特別な機材を使わずに自然の植生遷移を再現します。
小さな活動で軌道修正しつつ、旅で再確認した北極星のようなものを目指してやっていきたいと思います。
「忙しくて旅なんて出てられないよ」という人ほど、自分を完全自由の身に置いてみると、いいことがあるかもしれません。
質問があればこちらからどうぞ!
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