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原因療法@心理学⑧(共依存と反依存)

手錠2



こんにちは


西新の歯医者 松尾です。

前回のおさらいです。

【ネガティブのステップ】

①ステップ 居酒屋などでグチを言う                 ②ステップ 依存対象に依存でバランスを保つ             ③ステップ うつ状態、寝込む、無気力                ④ステップ 命に関わるアクション(自殺)

機能不全家庭で特徴的なのが
この【共依存と反依存】です。


*過去ブログ

原因療法@心理学⑥(機能不全家庭)


これは機能不全家庭では

親と子がこの関係になりやすいです。
ただ、決して親子のみではなく
恋愛における彼氏彼女、友人、仕事関係
あらゆる人間関係で

この【共依存と反依存】は存在します。

今日は機能不全家庭のお話をしたいので
親子でのお話をしますね。

親側に何かしらの強いネガティブがあって
そのネガティブを感じたくないために弱者である我が子へ矛先を向ける


向ける事で、ネガティブを感じなくて済む

例えば、

長年の夫婦関係は冷めきっていて、
旦那は妻に暴言を吐いたり、経済的にも支援をしない家庭があったとします。

妻はなんとか耐えていたもののだんだんと精神のバランスが崩れ

いよいよ、我が子に暴言を吐いたり、
暴力をふるったりするようになっていきました。

ここにどのようなネガティブが働いているかをひもといていきます。

妻は、旦那に酷い扱いを受けて、
「自分自身は何の価値も無い嫁」だと感じています。
ネガティブで言うと、無価値感です。

このネガティブを感じたくないので
妻は自分の子供にそれを吐き出すようになります。

子供が少し失敗しただけで、とんでもなく怒り狂います。

「あなたはどうしてこんなことも出来ないの!」
「あなたはどうしてこんなに馬鹿なの!」

と子供に無価値感を味わわせる事で自分が【有価値】を感じるようになるのです。

そして、その瞬間はネガティブを感じないで済むのです。
これがだんだんと 依存 に変わり

最終的に

【共依存と反依存】の関係になります。


【共依存】とは支配される側、相手のために存在する自分が無くなる

(主に子供)


【反依存】とは支配する側、暴力的、コントロールする側です。

(主に親)

私の元へ相談を送って来られる方で
この共依存によって、アダルトチルドレンの方が本当に多いです。

全てはネガティブによって作られた関係性だという事です。

アダルトチルドレンについては

*過去ブログ

原因療法@心理学⑥(機能不全家庭)

本来、他人と過去は変えられません。

そして、変える必要もありません。ありのままで良いのですが、

どうしても共依存と反依存の関係を断ち切りたいならば

子と母親と仮定し説明します。

共依存側=コントロールされる側(子)                       と                          反依存側=コントロールする側(母親)

が双方ともに、各自、自分のガムテープと向き合い、

剥ぐ・外すしかありません。

* 過去ブログ

原因療法@心理学①(ガムテープ)

まずは、共依存側(子)が

【ゴール】にたどり着くこと。

【ゴール】=ガムテープがはがれ、こころのメカニズムがわかり、自分が望むハッピーな状態

もし、子が【ゴール】にたどり着いたら、母親は子の異変に気づきます。

子がどんなに変化を隠そうとしても、母親は気づきます。

今までどおり、母親が子をコントロールしようとしても、子がヤナギのようにうまくかわしていきます。

子「お母さんどうしたの?(仏のような表情)」
母「あれ?この子なにか変だわ。。」

こころのメカニズムに気づいた子は、母親がこんな風にコントロールしてくるカラクリがわかっています。

【ゴール】を迎えれば、他人のネガティブな感情が移らなくなります。

移ったとしても瞬時に対処できるようになります。

これが一番の母親を変える手段になります。

子は【ゴール】へ行き、幸せになり、母のネガティブを受けない状態で、お地蔵さんのようにニコニコし、

母の【鏡】になってあげて、気づきを促すことです。

そして、母はようやく気づく可能性が出てきます。


母「わたし、自分の子にこんなにひどいことしてたのね」         「こころの中はこんな風になっていたのね」

と。

しかし、今回の人生において、母親が自分自身のガムテープと向き合ってくれることはないかもしれません。


しかし、それも仕方がありません。

子は子の人生を生きていきます。

本来わたしたちはよろこびを体験するためだけに、生きています。

つづきます。

師匠のyoutube
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お問い合わせ
福岡市西新 松尾歯科医院
092-851-0918                            松尾歯科のホームページ:https://matsuoshika.jimdofree.com/

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