好きなことで生きていく。
好きだから本気になるんじゃない。
本気でやるから好きになるんだ。
これは僕が昔から大事にしてることのひとつ。
前回のブログでも書いたんだけど、僕は子供の頃 漫画家になりたかったしバスケット選手になりたかったしミュージシャンになりたかった。
今はだんだんとやりたいことが変わっていき、少しずつ楽しいことややりたいことを仕事化できている。
もちろん最初からそうだった訳ではないし、今も全ての仕事が楽しいかと言うとそんなことはない。
楽しめてはいるけど厳しくしんどい時間の方が全多い。
漫画もバスケも音楽も仕事も最初から好きでもなければ興味もなかった。
小さい頃だから、なぜ漫画を描くことを好きになったかは記憶にないけど、きっと家にペンと紙があったから手に取った程度の切っ掛けだと思う。
バスケは漫画の影響だ。
スラムダンクという漫画を見て、かっこよく見えたから始めただけだ。
音楽は、何となくテレビをつけたらタレントがギターを弾いていて、それを見て偶然家にあった父親のギターを手に取ったことが切っ掛けだ。
20代になってからアパレル業を始めたけど、その理由も『モテたいから』だ。
全てに於いて共有していることは『スタートは別に好きだったことでは無い』ということ。
『○○を始めたけど好きじゃ無いから辞める』と言う話をよく聞くし、相談を受けることもあるんだけど、それらはもしかするとあと数日の努力で"好きなこと"へと変わっていたかもしれない。
僕は世の中の殆どの物事に対して、「最初から大好き」になることはほぼ無いと思っている。モノもコトもヒトも。
時間を費やし、労力を費やし、歩み寄り、前に進む努力をしていくうちに少しずつ好きになっていく。
漫画もとーちゃんかーちゃんに褒められて嬉しくなって描き続けて気付けば好きなことになった。
バスケも少しずつ努力して、ドリブルが上手になったりシュートが入るようになってきて楽しさを知り、好きになった。
ギターを始めた時なんて、まともに音も鳴らないし何も楽しくなかった。
でも、毎日触り続けてるうちに綺麗に音が鳴ったり格好良いフレーズが弾けるようになり、気付けば"好きなこと"になっていた。
"好きなこと"はいつも努力の少し先に待っている。
自分に合っているか否か、好きなことか否か判断するのはそれからだ。
僕はいつも「好きじゃないから辞める。」と判断する前に、『好きになれる程の努力をしたか?』と自分に問いかけている。
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