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EOS R5 Mark II発表!

EOS R1は意外と安い?

7月17日に予告通りCanon EOS R1とEOS R5 Mark IIが発表となりましたね。

両モデルとも裏面照射型積層CMOS搭載。EOS R1は2420万画素として連写速度と堅牢制優先、EOS R5は4500万画素の高画素優先となっています。

EOS R1(キヤノンマーケティングジャパン株式会社ニュースリリースより引用

EOS R1は色々とスゴイのですが、意外と売価が安くてびっくりしています。この円安のご時世ですから120万円は超えてくると思っていましたが、キャノンオンラインストア価格で108万9千円!EOS 1DX Mark IIIよりは値上がりしていますが、報道専用機としての内容を考えると安いと言えるのではないでしょうか。
安いと言ってもダイハツの軽トラ「ハイゼット」の車体が新車で買えてしまう金額ですので絶対値は高額です。
ひとつだけ言いたいことがあるとするならば、連写速度がSONY α9 IIIに負けているところ。フィラデルフィアの事件でSONY α9 IIIのバーストモードでの秒間120コマが話題になっているところでの秒間40コマは、買いもしないのにスペックマウントを取りたい方々には格好の餌食となるのではないでしょうか?

高画素機としてヤバ味が濃すぎるEOS R5 Mark II

同時発表となったEOS R5 Mark II。こちらは色々な機能を全部すっ飛ばして高画素機としての面目躍如と言っても過言ではありません。

EOS R5 Mark II(キヤノンマーケティングジャパン株式会社ニュースリリースより引用


裏面照射積層CMOS採用として同じ面積で同じ画素ながら1画素当たりの受光量を増やして高画質が期待できる構造としているだけならず、アップスケーリングで1億7900万画素相当の出力が出来るとなれば、富士フイルムのGFX100を超えてきてるということにもなりかねません。PHASE ONEやハッセルブラッドの1億画素クラスとなると200万円を超えてくるモデルも多く、アップスケーリングの内容次第では美術品の複製保存という用途にも進出してくる可能性があります。

またトリミング耐性も相当なものが期待できると思いますが、それに対応できるレンズは何があるのか?EOS R5のイメージ写真ではRF24-105mm F4 Lが使われていますが、RFレンズの始まりの一本と言われるこのレンズがアップスケーリングまで対応した画質を持っているとするならば、RFのLレンズは全て1億7900万画素に対応できるということになります。この辺は続報を待ちましょう。

CF-R20EP(キヤノンマーケティングジャパン株式会社ニュースリリースより引用

また動画性能もかなり重視されていて、8K60pが120分撮影もできるということを謳っていますが、EOS R5ユーザーからブーイングの出ていた熱対策はどうするの?というところにも手を付けていきました。オプションでクーリングファンを用意してきたのです!
EOS R5Cの様に背面モニター部にごついファンがついているのは不便だ、というユーザーもこれなら文句ないでしょう、と言いたいばかりかのようなバッテリーグリップ型のクーリングファン。これは利きそうな気がしますが防滴性能はどうなんでしょうか?

EOS R1は多分一生手を出さないと思いますが、このまま3千万画素クラスのEOS R後継機が出ないとなればEOS R5 Mark IIはMark IIIが出たあたりで中古機を買うかもしれないと思える程度には魅力的です。実際にアップスケーリング機能は使ってみたいし、商品撮影や建築撮影、ポートレートという高画素が必要な用途では間違いなく必要となるカメラではあると思います。また8k60p動画もプロでなければ必要ない領域でしょう。そういった意味で言えば、今回の発表となった両モデルは共にプロ用途のカメラと言えるでしょう。

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