ビビるな(自己暗示)
私は広報の人間ではないが、会社の仕事で取材をすることが多い。
さらに…取材に協力してくださる方も特殊というか…
とある業界の専門的な話題を聞くことが多いため
私はいつもビビっている。
「知識が足りないと思われたらどうしよう」
「こんなこと聞くなって思われるかな」と自信がなくて怯えている。
その方が公開している資料や、過去の論文を読むものの
それを読み込むぐらいじゃ当たり前にその方の知識には追いつけない。
何十年もその分野を研究して、その制度や活動の先頭を走っているわけだから。
最近では
当日行われる講演の内容を受けて、
その直後に講演内容に関する取材をすることもあったので
講演中は死に物狂いでメモを取った。
もともと頭の回転が早いわけじゃないから
記事の軸と、自分の仮説をもとに出てくる疑問、深掘りしたい内容をメモにとって、わからない単語は調べる。
質問事項をたくさん書き出したら、マインドマップみたいにして整理して
取材の流れをスムーズにするための準備だ。
取材は、ピリついた空気の中でも滞りなく進んだ。
とても頭の回転が早く、言葉のテンポもスピーディーな方だったので追いつくのに必死だった。私なりに、相手が話しやすいテンポに合わせながら質問しようと努めた。
取材中、怯えは完全には消えなかったけど、しっかり受け答えしてくださる相手の対応に安心し
聞きたいことがちゃんと聞けて、
終わるころには記事の結末までクリアに見えるほどだった。
取材中もビビり、恐縮したまま分からないことも置き去りにすると
記事を書く時に困るし、読み手にもそれが伝わってしまう。
ビビってはいけない。
ビビらなくていい。
「何かに怯えてんの?
別に相手も同じ人間だよ。
相手と同じ立場を目指す必要は全くなくて、君の立場から聞けばいいんだよ。
それが読み手と近しい目線になるんだから、大丈夫」
と、知人に言われた通りだ。
私から見える疑問を伝えていい。
もちろん取材準備は無理することも大事だけど
変に背伸びしなくていいことだってたくさんある。
ビビらなくても、できる。大丈夫。
…ということを、明日から3日連続での取材を控えた自分に言い聞かせています。
こういう自己暗示は大事。
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