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インターネット・コミュニケーション論no.2
関西大学社会学部「インターネットコミュニケーション論」の第2回の授業内容です。(約11,000字)
メディアって?「メディア」と言われてみなさんがイメージするのはどういったものでしょうか?テレビや雑誌、ラジオなどのマスメディア、TikTok、You Tube、InstagramやTwitterなどソーシャル・メディアでしょうか。
例えばテレビや雑誌、広告などはマス・メディアと呼ばれます。マス・
インターネット・コミュニケーション論no.3 「シェアしたがる心理1」
関西大学社会学部「インターネットコミュニケーション論」の第3回の授業内容です。(約11,000字)
モバイルメディアの登場を振り返る第2回でも紹介したように2000年代以降、マスメディア的な世界観からモバイルメディアとソーシャルメディアな世界観への変容が見られました。ここではモバイルメディア、ソーシャルメディアの流れを振り返っておきましょう。
インターネット・コミュニケーション論no.4 「シェアしたがる心理2」
関西大学社会学部「インターネット・コミュニケーション論」の第4回の授業内容です。(約9,000字)
前回はモバイルメディア、ソーシャルメディアの展開と「シェアしたがる心理」とを関連させて見てきました。今回も「シェアしたがる心理」を軸にしながら社会学、メディア論の枠組みや概念なども導入しながら掘り下げていきたいと思います。
ES-M-L(エス・エム・エル)で読み解くビジュアルコミュニケーション天
インターネット・コミュニケーション論no.6 「アフターソーシャルメディア」補足
関西大学社会学部「インターネット・コミュニケーション論」の第6回の授業内容(の一部)です。(約3,700字)
第5回、第6回の講義では藤代さんの『アフターソーシャルメディア』をもとに私たちのニュース接触や情報行動について考えていきます。(※今回のnoteでは内容自体は書籍や映像に譲ることにして補足を加えていきたいと思います。)
『アフターソーシャルメディア』は情報過多によって生み出されるズレや
インターネット・コミュニケーション論no.10
関西大学社会学部「インターネット・コミュニケーション論」の第10回の授業内容です。(約10,300字)
前回は「働くこと・働く場所」を取り上げて、インターネット・コミュニケーションと場所の関係について見てきました。モバイルメディアが登場、普及していくなかで、モバイルメディアがワークプレイスの発生装置となり、私たちは働き方によって場所をその都度生成したり、つくり変えたりすることが可能になりました。
インターネット・コミュニケーション論no.12
関西大学社会学部「インターネット・コミュニケーション論」の第12回の授業内容です。(約10,100字)
今回のテーマは「踊る」です。「踊る」というと、アイドル、EXILEなど音楽との関わりがすぐに思いつくかも知れませんが、同時に「マルモリダンス」「恋ダンス」などドラマのエンディング、またYou TubeやTik Tokなどソーシャル・メディアの「踊ってみた」動画などとの関わりもあります。また時代
インターネット・コミュニケーション論no.13
関西大学社会学部「インターネット・コミュニケーション論」の第13回の授業内容です。(約9,500字)
今回のテーマは「旅する」です。旅行、観光は都市のメディア環境から切り離された活動と思うかもしれませんが、鉄道や飛行機など移動、ガイドブック、観光という行為もまたメディアと密接に関わっているものです。また2000年代以降のインターネット、モバイルメディア、ソーシャルメディアは旅行や観光のあり方にも