お客さんの「不満」を拾って、2000万本!!
ヒット商品の共通点は?
昨日、メガヒットを飛ばしているゼブラのボールペン、ブレンについて書きました。
哲学シンキングを使ってマインドマップを広げていますが、昨日書いた段階からちょびっとだけ広げていき…
ふとした疑問がわいてきました。
文房具業界において、100万本売れればペンは、ヒットと言われている。だったら、他に100万本以上売れたペンは何があるのだろう?そして、ブレンとその他のヒット商品の共通点と違うところは何があるのだろうかと?
その他のヒット商品
そして、ざっくり調べてみると、下記の商品が出てきました。
・デルガード(ゼブラ)
・ユニカラー(シャープ)
・クルトガ(シャープ)
皆さんも知っているペン、実際に使ったことのあるペンはあるでしょうか。
デルガード
今回は、ブレンと同じくゼブラのデルガードを取り上げてみたいと思います。
こちら2000本以上売れているメガヒット商品で、2020年2月現在どの程度まで累計本数を伸ばしているのかとても興味深い商品です。
デルガードの商品ページを見たところ、商品ページはそれほど作りこまれている感じはありません。
ブレンが男性的だったそれまでのペンのデザインに一石を投じたわけですが、ブレンの商品ページからは、コンセプトがよく伝わってきます。この辺りからもブレンは、商品の世界観やコンセプトをしっかり打ち出していくという方向性でやっていこうということになったのかもしれません。
しかし、デルガードの商品ページをよく見ていると、ブレンにも共通する「あること」を確認しました。
それがなにかというと…
お客さんの「不満」を拾う
お客さんの「不満」の声を拾って、それを解消するための商品作りをしているという点です。
ブレンは、ボールペンを使うときの不満を解消するアイテムでした。
筆記時のストレスを解消するために誕生したブレン。
そのブレンの商品ページには、下記の6つのストレスが取り上げられていました。
stress 1 なめらかでない
stress 2 グリップが握りにくい
stress 3 ノック部の雑音
stress 4 ペン先のガタツキ
stress 5 デザインが男性的
stress 6 筆記線が薄い
そして、デルガードです。
こちらの商品ページには、芯折れや芯詰まりという不満を解消するために作られた商品だということが分かります。
芯折れ、芯詰まりとかイヤですもんね…しかも集中して書いていてちょうど良いタイミングで「あっ!」って折れちゃったりすると、せっかく集中していたのが切れちゃいますし。
実は、僕は筆圧が強い方で、よく「あっ!」ってやっちゃうタイプなんですけど、そういう人には芯が折れにくいシャーペンの方が良いのかもしれませんね。
というわけで、今回はブレンの哲学シンキング(マインドマップ)を広げて、同社のメガヒット商品であるデルガードとブレンの共通点を拾い上げてみました。
その結果は、お客さんの不満に耳を傾け、その不満を拾い上げ、解消するという商売としてはごく当たり前のことを徹底的にやっているからということでした。
こんな感じで、どんどん思考が拡がり、ブログやnote、SNSの情報発信のネタにもつながる哲学シンキングもオススメです。下にリンク貼っておきますね。
【今回活用した本】
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