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日本の復活に必要な条件

日本の没落が伝えられるようになって随分日が経ちます。このままだともっとまずい事になる、と警鐘が鳴らされ続けています。しかし、日本の国力が下げ止まる気配は今のところありません。僕自身も、日本はまだ当分が復活しないだろうと考えています。

なぜなら、日本は自分の失敗をまったく顧みていないからです。深センや上海の発達を目の当たりにしても、いまだに中国崩壊論を唱えている人がいたりします。また、政府自体が嫌韓を煽って人気取りしていますが、こんなことしているうちは日本の復活は絶対にないと断言できます。

これをちょっと人に例えて考えてみましょう。

かつて販売成績が常に会社のトップだったJさんは、なぜかこの頃あまりパッとしません。かつてはみんながこぞってJさんの仕事のやり方を真似をするくらい、Jさんの成績はずば抜けていました。ところがいつしか、Aさんに抜かされ、最近ではCさんにも抜かされ、Kさんにも追いつかれそうな勢いです。今ではJさんから新しい提案が出てくることもなければ、みんながあっと驚くような数字が報告されることもありません。

かつてはみんなこぞってJさんに教えを請うたものですが、今ではAさんやCさんを手本にしています。Jさんの成績は今でもその他大勢の人たちと比べればそれなりに大したものですが、かつての勢いは見る影もありません。

Jさんと飲みに行くと、聞かされるのはかつての自慢話ばかりです。Jさんと飲みに行っても楽しくないので、みんななんとなくJさんとつるまなくなってしまいました。Jさんもそのことが面白くありません。

Jさんはいつも、CさんとKさんの悪口ばかり言っています。まるで自分の成績が落ちたのは、CさんやKさんに自分のやり方をパクられたからだと言わんばかりなのです。もちろんCさんとKさんはたくさんのことをJさんから取り入れましたが、嬉々として教えていたのは他ならぬJさん自身だったのです。

みんなJさんのそんな姿を痛々しく思っています。でもJさんは、そんな自分の立ち位置には気が付いていません。そして今日もJさんは20年前と同じやり方で仕事をしています。「あれじゃあライバルに負け続けるのにな」とみんな思っていますが、プライドが許さないのか、絶対に変えようとしません。Jさんは勤勉なので、それでも営業成績はまだかなり上の方が、度々過労で倒れています。このままではJさんが再びトップに返り咲くことはないでしょう。返り咲くどころか、さらに落ちていくのは避けられそうもありません。みんな仕事をやり方を変えているのに、Jさんだけが昔のやり方に固執しているからです。そう言えばJさんには年老いたご両親がいるとのことですが、大丈夫なのでしょうか? 

どうでしょう? Jさんの営業成績はこのまま再び返り咲くと思いますか? どう見ても無理そうですよね。このJさんの姿こそが、まさしく今の日本です。だから、日本は当分復活しないどころか、もっと落ちていくのは必至だろうと確信しています。

Jさんがやれなければならないこと

Jさんは一体どうしたら復活できるのでしょうか?

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