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スマホ・デトックス

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去年iOS12にスクリーンタイムという機能が付いたので、誰でも容易にスマホの利用時間を正確に把握できるようなりました。改めて自分のスマホ使用時間を知って、いささか愕然とした人も多いのではないかと思います。

昨年6月にニールセンが実施した調査によると、20代のスマホ利用時間が1日3時間23分、そして50代でもそれほど変わらない3時間14分ということでした。

出典:ニールセン 年代別のスマートフォン利用状況を発表

1日3時間と言ってもあまりピンとこのないと思うので、この表の利用時間をそれぞれ年間の総使用時間に直してみます。するとなんと、1161〜1234時間というなかなか凄まじい時間であることがわかります。

1日3時間23分・・・1234時間
1日3時間11分・・・1161時間
1日3時間14分・・・1180時間

僕らが一年間に働く労働時間が2000時間ですから、ザックリ言って年間労働時間の半分以上の時間、スマホの画面を眺めて過ごしている計算になります。これはやっぱり。いくら何でもヤバいです。

実は僕、一昨年に、ちょっといくらなんでもスマホの使用時間が長すぎると思って、デジタル・デトックスならぬ、スマホ・デトックスを始めたんですね。そして1年半くらいかけて、スマホの使用時間を大幅に減らすことに成功しました。そんなわけで今日は、僕がどうやってスマホの使用時間を減らしたか、そして現在どのくらいなのかについてお話ししたいと思います。

まずはメールから始まった

まず最初に手をつけたのはメールの断捨離でした。とにかくゴミメールが溜まるのが早すぎて、大切なメールが埋もれてしまっていたのですね。そこで丸い1日費やしてそれぞれのゴミメールの発信元のサイトに行き、一つずつ止めて回りました。その結果、1日100通くらい来ていたメールをせいぜい40通くらいまでに減らすことに成功しました。さらに部下や関係者にもお願いして、余計なCCは一切外してもらいました。これでさらに減って、現在では1日20通くらいしかメールが来ません。ここまで減ると、メールに追い回されているような感覚が完全に消えました。これをやったのが2017年の10月頃だったのですが、非常に効果がありました。

スマホの通知をストップ、そしてアプリを削除

そして次に手をつけたのは、スマホの通知を止め、使わないアプリを削除することです。特に通知を止めたのは効果が大きく、スマホを見る時間が減ったのが体感できました。また、不要なアプリを消したことで、一体自分のスマホに何が入っていて、どのくらいの時間開いているのか具体的に把握できるようになってきました。また、ちょうどこの頃アップルがスクリーンタイムを実装してくれたので、どのアプリを何分開いていたのか正確に把握できるようになったのです。

僕の場合、Instagram、Facebook、Twitter, LINEなどのSNSが大きな割合を占めていました。そこでまず Instagram アプリを削除。そして昨年暮れにFacebookを削除し、2019年になってついにTwitter アプリも削除しました。LINEは仕事やプライベートのやり取りに頻繁に使っているので、削除するのはやめておくことにしました。

するとこれだけで、スクリーンを眺めている時間が2時間以下にまで減ったのです。逆にPodcastを聴く時間が1日1時間ぐらい伸びました。また、読書の習慣が復活しました。それから、朝ベッドの中でダラダラとスマホを見て過ごす時間が短くなりました。これらのアプリを削除してしまって本当に良かったです。

現在がここです。今のスマホ利用時間は1日2時間といったところです。

次のステップ

では次のステップは何を考えてるかというと、アップルウオッチを買って、代わりにスマホを持ち歩く時間を極力少なくすることです。なぜアップルウオッチかというと、やっぱりなんだかんだ言っておサイフケータイやナビ機能は便利だからです。それから仕事やプライベートのやり取りの多くがLINEなので、通信手段を完全に捨て去るわけにもいかないからです。また、アメリカだと、もはやUberがない生活は考えられないのですが、これもまたアップルウオッチで呼べるのです。つまりアップルウオッチの導入で、スマホの使用自体を完全に辞められるかも知れないのです。写真やビデオを撮るのがちょっと不便になりますが、そこはまたカメラを買えば解決しますしね。

浮いた時間を何に使うか?

では、こうして時間が浮いたら僕はいったい何をするのでしょうか? 

まず最初の予定は、自転車を買い直してもう少し外で時間を過ごすことです。僕は若い頃トライアスロンをやっていましたし、ヨーロッパを自転車を縦断したこともあります。でも、ここ20年近くほとんど自転車に乗っていません。なので再び風を切って、自転車で移動しようと思っています。

それから、アートもやってみたいのです。僕は高校生の頃、美術部だったことがあるのです。美大に進みたいと親に言いだすほどアートが好きでした。しかしこれもまた、ここ数十年ご無沙汰しています。

あとはDIY。DIYに至ってはフリークと言っていいくらい好きで、家の改築とかさえ自分でやっていました。なんでヤメてしまったんでしょうね? 必ず再開しようと思います。


最後は格闘技かな? 44歳までキックボクシングやっていたのに、こちらの方は怪我が続いたのがキッカケでヤメてしまいました。考えてみれば残念な話です。

アナログ・ライフに戻してみよう!

なんというか、デジタル時代の今だからこそ、もっとアナログな時間を取り戻したいと思う今日この頃です。

アメリカのハードロックバンド、ヴァン・ヘイレンのボーカルをやっていたデイヴィッド・リー・ロスは50代の終わり頃になぜか日本に住み、自転車で街を練り歩き、墨絵や剣道や居合道を習い、背中一面に彫り物を入れてもらって日本での生活を満喫したそうなのです。60代の今もケータイさえ持たず、移動は自転車だそうです。

なんかかっこいいですよねえ。こんなジジイになりたいわけです。

というわけで、スマホなんて持ち歩いてデジタル中毒になっている場合じゃないですね。

それではあと1日! 花の金曜日、そして良い週末をお迎えください!

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