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NHK教育が時折フリーダムすぎる件

※この記事は有料マガジンの土日版です。というわけで本日は無料です。

NHKって基本的にとっても固い番組を作っている印象ですよね。ためになるドキュメンタリー番組とかニュースとか、そういう番組が主体な印象です。特にNHK教育はいつチャンネルを回しても真面目な番組しかやっていない印象でした。そうそう。僕がまだ小学生だった頃、道徳の授業と言えばこのNHK教育でやっていた教育番組を見せられたものです。僕と年齢が近い人は、このオープニング・テーマに記憶があるんじゃないかと思います。

僕はこの道徳の時間、大好きでした。テレビを30分見て、あとはおしゃべりといいう実に素晴らしい時間だったのです。本当はテレビを見た後に友情について話し合ったりするはずなんでしょうが、そんなことをやった先生は一人もいませんでした。由緒正しい道徳の授業って感じでとてもよかったです。ああいう息抜きの時間が今でもあることを願います。

話を戻すと、NHK教育というのは実にお堅いテレビ局だとずっと信じてきた訳です。

そう。自分に子供ができるまでは。

子供ができると、NHK教育を観る頻度が劇的に上がりました。僕はそれまで基本的にテレビを全く見ない人だったので、突然「テレビを見る」=「子供と一緒にNHK教育番組を観て」という生活が始まったのです。

そんなわけで「おかあさんといっしょ」とか「ニャンちゅう」とか、それまで観てこともないような番組を見始めたわけですが、これが意外なくらい面白いのです。しかも「えっ...これ、そのまま放送するの??」みたいなヤツが時折あるわけです。

例えばこちら、もはや伝説となった、しょうこお姉さんによる「スプー絵描き歌」です。

これは子供も一緒にゾロゾロ出演しているので、撮り直しもできないんでしょうねえ...。と思っていたら、「ニャンちゅう」という番組では撮り直しができるのに、お構いなしで凄まじいエピソードをそのまま放送しているのです。この番組作ってた人たち、絶対意図的にオンエアしてますね。

(めっちゃおかしいので、お姉さんが、卵を割る2:40あたりからぜひ観てみてください。)

そしてこっちは完全に頭おかしいです。これ本当に、NHK教育なんですかね?(下ネタが苦手な人はスキップしてください)ま、個人的にはこういう番組をオンエアするところが好きなので、別になんの文句があるわけじゃないのですがw。


ハッチポッチ・ステーション
しかし何と言っても、NHK教育番組史上もっともクリエイティブな番組は、「ハッチポッチ・ステーション」だと思うんですね。まず、グッチ裕三さんを子供向けの教育番組に採用するあたりから、いい感じで間違ってます。そして作られた数々の替え歌。これ、どれもDVD買って永久保存したいレベルです。
まずはビートルズの真似た「ビールとす」

歌詞もおかし過ぎですね。しかも、これがビートルズのパロディだってことは観てる子供たちには全くわからないという...。グッチ裕三さんて、クリエイティブすぎると思いますね。

こちら「マイケル・ハクション」も秀逸です。

そして、何と言っても圧倒的に天才すぎるのは「Queen」ならぬ「Gueen」ですね。これ一番好きなヤツです。

折しも Queenを題材にした映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒット中ですが、ぜひ、オリジナルと見比べて観てください。グッチさん、そしてハッチポッチ・ステーションの制作スタッフの音楽への愛を感じてしまうのは僕だけではないでしょう。

最近もキラリと光るNHK教育
話をNHK教育にもどしましょう。なんか最近もキラリと光っているんですよね。NHKで最もクリエイティブな人々はみんなNHK教育に配属になってしまうのでしょうか?

最近だとこの「筋肉体操」がなかなか最高すぎです。

NHK教育の番組制作の皆様には、今後もぜひ人々を魅了してやまない番組を作り続けて頂きたいと思います。こんな番組ばかりなら、NHKの受信料がサブスクリプション制になっても喜んで払いますので。


明日からはまた真面目なトーンの記事に戻します。それでは良い週末をお過ごしください。

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