また一つ歳を取った僕が、次の世代に伝えていきたいと思うこと
先週の半ば、叔父が亡くなりました。
ところが、先週から今週にあまりに多くの出来事がありすぎて、悲しむ時間も、思い出に浸る時間もありませんでした。
ことの発端はフィリピンのドゥテルテ大統領が先週の木曜日に行った会見です。なんと、3月15日から空港を含むマニラ全域のロックダウンが発表されたのです。僕は16日にマニア経由でアメリカに帰るつもりだったので、これには慌てました。
しかしそんなのはほんの序の口だったのです。翌日13日の夜にはセブ市、そして僕の語学学校があるマンダウエ市において、全ての学校の営業停止が申し渡されました。その夜のうちに大慌てで対策会議を開き、なるべく早いタイミングで生徒さんたちに帰国していただく方向で動き始めました。土曜日には怒涛のように押し寄せる問い合わせに答え続け、日曜日にはまだフィリピン国内にいる生徒さんたちに対して説明会を開きました。また、自分のチケットの払い戻しをすべく、ごった返すフィリピン航空のオフィスで3時間も待ち、なんとか全額返金に漕ぎ着けました。そして空港から戻ると、今度は生徒さんたちの送別会を開催しました。みんなに無事に帰って欲しかったので、おざなりにせずきちんと送り出したかったのです。
そして月曜日には発破をかけて社員らにインターネットの契約に行かせました。このままのペースで物事が進んでいくと、社員たちが出勤できなくなる恐れがあるためです。そこで、めいめいの自宅からオンラインレッスンを提供できるよう準備を開始しました。
そうそう、それから同時並行でオンライン留学プログラムをローンチしたのですが、もう本当に怒涛すぎて叔父のことなど考える暇さえもなかったのです。何度かメルマガをお休みしてしまって申し訳ありませんしたが、どうしても時間を捻出することができませんでした。
それから一昨日は僕の誕生日でした。まったくそれどころではなかったのですが、それでもスタッフがささやかなお祝いをしてくれました。この54回目の誕生日は、生涯忘れることがないだろうな、としみじみ思った次第です。
コロナウイルスは確かに大変だけれども
今回のコロナウイルス騒動は、確かに大変な事件です。僕だって毎日必死ですし、世界中のビジネスオーナーたちは現在死に物狂いでしょう。いつ終わるともわからないだけに、神経が休まる時がありません。
※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。
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