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僕たちが知っている世界は、まもなく終了します

僕は今シンガポールのチャンギ空港でこの原稿を書いています。なぜかと言うと、ここ数週間、コロナウイルスに振り回され続けたからです。

僕は今回、2月の10日に日本にやってきました。日本でも会社を経営しているので、数ヶ月に一度日本に帰ってきては従業員を話を聞いたり、取引先を来訪したりしています。また、滞在中に講演会やフィリピン留学の説明会をすることもあります。

今回僕が日本に着いて一番驚いたこと、それは、空港でコロナウイルスについて特に何も聞かれなければ、注意喚起さえもされなかったことです。エボラ出血熱についてはアナウンスがあったので、なぜコロナウイルスについて一言もないのか、逆になんとも言えない違和感を覚えました。

それから1週間後にはフィリピンに移動したのですが、こちらではチェックインの際にも渡航歴を聞かれましたし、フィリピンに到着した際にも一人ずつ体温を測られたので、日本との温度差を強く感じました。

本来は2月いっぱいでフィリピンを出国して日本に一度立ち寄る予定だったのですが、日本のコロナ対策の甘さがアメリカで大々的に報道され始めたので、うっかりすると日本経由ではアメリカに入国できなくなるかも知れないと思い、急遽マニラ経由で戻ることにしました。

ところがこれが裏目に出ました。3月16日にマニラ経由でアメリカに戻るチケットが押さえてあったのですが、なんと3月15日からマニラ全域がロックダウンされてしまったため、飛行機が飛ばなくなってしまったのです。

おまけに13日金曜日の夜半にはセブ島の学校の名がつく全ての機関の閉鎖が命じられたため、週末は生徒の帰国でてんやわんやしました。また、急遽対面レッスンができなくなったため、一気にオンラインに切り替えたのですが、そうこうしている間にもさらにフライトが減っていき、セブ島から出れなくなってしまったのです。当初は台北経由で帰るつもりでしたが、このルートもダメになり、次には韓国経由がダメになり、そして今、ようやくシンガポール経由というわけです。フライトまでまだ10時間以上あるので、土壇場でキャンセルにならないことを切に願います。

最近のフィリピンの様子

さて、最近のフィリピンの様子ですが、かなりピリピリしています。まず、前述の通り語学学校から小学校から大学に至るまで、全て閉鎖中です。また、飲食店も夜8時で閉鎖です。そして一昨日からは、モールも全て閉鎖です。道はガラガラで、歩いている人の姿も極端に少なく、ゴーストタウンのような様相です。いつもは慢性的な大渋滞で、車よりも歩いて移動した方が早いんじゃないかと思うくらいなのが嘘のようです。

圧巻は昨日の空港の様子でした。大半のフライトがなくなってしまったせいでお客がほとんどおらず、本当に不気味なくらいガラガラだったのです。お土産屋さんは全て閉鎖されていて、まるで映画の1シーンのようでした。

そしてここシンガポールに来ても、空港の電光掲示板には「キャンセル」の文字が目立ちます。本当に信じられないくらいの数のフライトがキャンセルとなっており、これまた映画のシーンのようです。

僕が住むシリコンバレーでも外出禁止令が出されており、もちろん学校もすべて閉鎖中です。そして、どうやらこれは3月いっぱいではなく、このまま秋まで閉鎖が続くようなのです。

日本との温度差

僕が違和感、そして不安感を覚えるところ、それは日本と海外のこの激しい温度差です。僕にはこれ、日本が何かとんでもない大間違いをしているようにしか思えないのです。

そこでこの記事では、なぜ僕がそんなふうに思うのかをち説明してみたいと思います。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

これは第3次世界大戦です

僕は今回のこのウイルス騒動を、実質的な第3次世界大戦ではないかと思い始めています。そして今回の戦争は国家間の争いではなく、ウイルス対人間の長期戦なのです。

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