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撮り比べ

デジタルカメラ、フィルムカメラ、iphone8で撮り比べてみた。

まずはデジタルカメラ、普段はニコンのフルサイズ機D750を使っている。

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このカメラは暗部の再現がとても良い。並みのカメラなら黒潰れしてしまうような部分も、黒の諧調とでも言うのだろうか、しっかり残してくれる。何よりフルサイズ機にしては軽い。難点はシャッタースピードが1/4000までしかない事と、AF範囲が狭い所だ。これはおそらく最近発売した後継機のD780で改善されている。いずれにせよ、D750は綺麗だ。

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続いてフィルムカメラ。こちらは写ルンです。と中判カメラ、マミヤ7 を紹介しようと思う。

まずは写ルンです。

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こいつの真骨頂は手軽に良い感じの写真が撮れる所だ。ピントを合わせる必要もないし、反射的にシャッターを切れる。そのかわり構図を決めるのは難しい。フットワークの軽さがこのカメラの肝になる。そしてもちろん、高解像度は望めない。ピントもバッチリ合うことがないので、あくまでも使い捨てカメラだ。しかし、個人的に1番難しいカメラの部類に入ると思っているので、腕はメキメキ上がる。このカメラで唸る一枚が撮れれば、立派なストリートスナッパーだ。

続いて中判カメラのマミヤ7 。これはかなりマイナーなカメラで、未だに使っている人を自分以外に見たことがない。中判カメラというのはいわゆるフルサイズ機よりもひとつ上のグレードで、出て来る絵の解像度は化け物級だ。画像の比率が6:7で構成されており、構図決めが難しい。油断すると余計なものが写る。しかしこれがまた、視覚に近しい画角なのだ。

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空気感と奥行きがとてつもない。平面なのに距離をしっかり感じられるのは、中判カメラとフルサイズ機の大きな違いだと思う。そして色の階調も素晴らしく、暗い所から明るいところへのグラデーションが自然に出ている。難点はフィルムが高すぎることと、レンジファインダーのため、望遠と近接撮影に向いていない。

そして最後、iphone8。もはやスマホは舐めてはいけない。

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iphone8でこれなので、11とかどうなっちゃってるんだろうか。この写真たちはスマホ版Lightroomで簡単に編集しただけで、このクオリティが出せた。iphoneの出す絵は彩度とコントラストが高く、青が濃く出る傾向があるため、編集の際に青みを調節してあげる必要がある。基本的にズームするほど解像度が落ちていくため、スマホだけで全てをまかなう事はできない。

カメラにもシチュエーションによっては向き不向きがあって、一概にどれが良いか悪いかは決められない。しかし、今のご時世どのカメラでも良い写真は撮れてしまうので、コツさえ掴めば良い写真が量産できる。ようはどんな写真を撮りたいかだ。



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