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いちいち言わない。投げない。

相手の数だけ、人の数だけ、心の数だけ、考えがある。

何の脈絡もなく、理由もなく、心や頭は思いを抱かない。

結論に至るまで、今までの経験や学習やその他いろんなことを混ぜあわせて、時には直感で本能的に、理由をもって1つの思いに辿りつく。

だから、私には、相手の言うことを100%全力で否定することができない。まあ、確かに一理あるよね、くらいは汲み取りたいと思う。なぜなら私だってそうしてほしいから。

でもその考えが次第に自分を苦しめる。相手を否定できないのは自分の意思が存在しないから?それを生み出すだけの知識や教養がないから?なんで私はこんなに弱っちいんだろう。いつもいつも相手に理解を示している偽善者でいたいだけなんじゃないか。

いつもいつも自分が正しいわけなんてない。自分と考えの違う人たちとうまく付き合うには、ある程度の距離が必要で。その間合いを詰めて、時には感情のぶつかりも覚悟しながら思いをぶつけ合える人はそうそういないのよ。もし、脳内に誰か思い浮かぶなら、あなたはすごく恵まれてる。喜んで。

ふーむ、あなたはそうなのね。

私は違うけど。それをいちいち言わないけど。

そう思いながら、私は生きている。

で、そういう話題から外れた、昨日あった変な話とか、美味しいものの話をする。ま、オチがなくてシラけさせることもままあるんだけどさ。

言葉のナイフを投げないように、生きていきたいの。

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