●詩「窓の顔」

窓から覗く顔がある
年齢も性別もわからない顔がそこにある

秋が来て
冬が来て
春が来て
また夏が来た

依然として窓から覗く顔がある
何をするでもなく
ひたすらに
顔がそこにある

俺もひたすらに
ここにある

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