学内カウンセリングを利用する3つのメリットを経験者が語る
ぼくはうつ状態になってから、カウンセリングを利用しはじめるまでに1年以上かかりました…。今思うともっと早く行くべきでした。同じように悩んでいるみんなには、ぼくみたいに動き出しを遅くしてほしくないんです!
そこで、実際に学内カウンセリングを利用したメリットをまとめました。これを読んでカウンセリングに通い始め、前進する人が少しでも増えれば幸いです。
1. 大学に行く理由ができる
精神的にまいって落ち込んでいるとき、大学に行くのも億劫になりますよね…。ぼくも病んだときには約1ヵ月間大学に一度も行けませんでした。
家にひきこもっているので最低限の運動もできず、体調も悪くなり、眠れない、起きれない、体重が増える、人と関わりたくないなどなどの最悪な状態に陥っていました。そんな引きこもりな状況でも、カウンセリングの予定があると、必然的に大学に行くことができます。カウンセリングをする場所は大学の構内なので。
しかも、体調が悪くて家から出れない日は、無理に行かなくても日にちを再設定してくれます。こちらの状況に寄り添ってくれるので、対応も優しいです。
カウンセラーさんは心理療法のプロです。自分のどんなに弱い部分をさらけ出しても、どんなにまとまらない話でも、優しく受け止めて話を聞いてくれます。そんな場所だから安心して通うことができますよ。
2. 人とコミュニケーションをとる機会になる
家に引きこもっていると、人と話す機会が圧倒的に少なくなります。ほんとにひと言も言葉を発さずに1日が終わります。カウンセリングは通常週に1回のペースですが、それでも安心できる人との定期的なコミュニケーションの機会は大切です。
ぼくの場合、大学のことが原因でうつになったので、久しぶりに大学に行ったときに大学の人たちとのコミュニケーションの取り方がわからなくなりました…。
「この人たちはしばらく来なかった自分のことをどう思ってるんだろう…」と不安に駆られたり。そんなにビクビクしなくてもいいんだよ、自分の状態を受け入れるのが大切だよ、休んでいいんだよ、ということを教えてくれるのもカウンセリングです。
わたしからも言いたいです。
休んでいいんですよ。
3. 治療のきっかけになる
「うつっぽいんだけどどうしたらいいんだろう…?」
「わたしってほんとうに病気なのかな?」
「研究室の人間関係がつらくて…でもなにもできないし…」
なんだか気分が上がらず調子が悪いんだけど、次のアクションをどう起こせばいいのかわからないというあなたにこそ学内カウンセリングをオススメします。
学内カウンセリングは無料です。これ、大きいメリットだと思うんです。病院の精神科や町のクリニックを受診すると、長時間待たされる場合もありますし、結構なお金がかかりますよね。
近年、精神科の受診者数がかなり増えているみたいでして、ぼくも受診しようと尋ねたところ、「受診者が多いので初診の方は症状が重くないと受け入れられません」と言われてしまいました。
ガーン…。
しかし、学内カウンセリングは無料です!これは大学生の特権!ぜひ有効利用しましょう。そして、カウンセラーさんは心理療法のプロなので、ぼくたちの状態をヒアリングして、適切な治療を提案してくれたり、具体的な行動のアドバイスをくれます。
ぼくがカウンセリングを利用しようとしたきっかけが、「なんとか治して前に進みたいけどどうしたらいいか自分だけではわからない…」と思ったからです。
そして、カウンセリングに行ってみると、これまでの人生の話をしたり、病んだきっかけを話したりして、自分の状態に合った治療をしてくれます。ただし、お医者さんではないため薬の処方はできません。あまりにも症状がひどそうなら迷わず病院に行きましょう。
治療のきっかけとして、学内カウンセリングは行動を起こしやすい部類だと思いますよ。
まとめ
学内カウンセリングを実際に利用していたぼくが、3つのメリットを紹介しました。
●カウンセリングは安心できる場所!大学に行く理由ができる
●引きこもりがちなうつでも人と会話できる機会になる
●治療のきっかけになる
学内カウンセリングを利用しようかどうが迷っているかたの参考になればうれしいです。一歩ずつ前に進んでみませんか?
いちばん勇気がいるのは、最初に学内カウンセリング施設に電話をかけるときです。ぼくはこの一歩を踏み出してよかったと心の底から思います。なにより、前に進むためにアクションを起こせた自分をほめてあげることができました。あのまま何もせず過ごしていたらと思うとゾッとします。動けてよかった。
この記事がきっかけでカウンセリングへのダイヤルに手を伸ばしてくれる人がひとりでも増えることを願っています。そして、アクションを起こせたらまずは自分をほめてあげてください。めいいっぱい。
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