【漢検対策】部首の覚え方!ポイントは音読みの観察にあった
漢検の部首って配点が少ないわりに覚えることが多くて厄介ですよね。
この記事では、部首の見極め方の法則と、問題で意識すべきポイントをお伝えします。
ぼくが漢検2級を受けたときの対策をもとにしているので、2級向けにはなりますが、他の級でも部首のルールは応用できるはずです。
部首の定義
まず、部首って理不尽!!じゃないですか?ぼくは勉強中に何度もそう思いました。
例えば、
「問」の部首は「口」です。
・・・え、そっち?
さらに、
「鹿」の部首は、「鹿」です。
・・・え???(困惑)
これで分かっていただけたと思います。この理不尽な世界を…。
ここでWikipediaの「部首」の説明を読んでみましょう。
部首(ぶしゅ、英語: Radical)とは、漢字を分類する際に用いられる漢字の一部分である。また、それによる分類の、各グループである。部首による分類では、全ての漢字に一つの部首が割振られる。
なるほど。簡単に言うと、漢字を分類するときの基準になるものということですね。
部首の見分け方
部首とはなにかを確認したところで、次に見分け方の攻略のポイントです。
部首のルールはズバリ、「”音読みを与えている部首っぽいもの”があるときはそこ以外が部首」です!(※例外あり)
例えば「問」「聞」「悶」はすべて音読みが「もん」ですよね。この読みを与えているのは「門」の部分です。この場合は「門」以外、つまりそれぞれ「口」「耳」「心」が部首なんです!
逆に、「閃」「開」「間」などは、音読みがそれぞれ「せん」「かい」「かん」です。これらは音読みが「もん」ではないため、部首が「門」(もんがまえ)となります。
だんだん法則がつかめてきましたか?
漢字そのものが部首のパターン
そして、先ほどの「鹿」のように「漢字そのものが部首」のパターンですが、こちらは残念ながら覚えるしかありません。
数はあまり多くないので安心してください。
代表的なものは「竜」「麻」「斉」「音」などでしょうか。
これらも覚えるコツがあるので紹介します。
なぜその漢字が”そのものが部首シリーズ”に加えられているのか。その理由は、その漢字そのものがほかの漢字の部首として使われているからです!
「鹿」の例だと、例えば「麒麟」(きりん)や「麗」などで部首として使われています。
まとめ
以上、部首を見分ける方法の紹介でした。紹介した基本的なルールを踏まえた上で、これらに当てはまらない例外を暗記していくのがいいでしょう。
部首は配点が少ないので、このルールを覚えた上で勉強することで、勉強時間を大幅に削減できるはずです。
部首の勉強を効率よくこなして、配点の高い書き取りや四字熟語に時間を多くあてたほうが早く合格に近づくはずです。合格できることを祈っています。
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