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コロナ後の世界、に向けて

時空画報

コロナ感染がはじまり、2年が経った。今も第6波のオミクロンの勢いは止まらない。百年前のスペイン風邪は世界収束まで約4年の月日を要したという。ワクチンの状況も異なるので簡単には比較ができない分、不安感と閉塞感は時を追うごとに深く拡がっていく。今後、ミュータント(突然変異)となってさらに狂暴な伝染の拡大が広がっていくのか、誰も分からない。

不安感を払しょくしたく手にした本が、コロナ後の世界@内田樹。残念ながら「コロナ後」についての記載が20%程しかなかったが、短い分だけ濃い内容だった。残りは、コロナによってあぶりだされた世界と日本社会の歪みを的確にとらえている点が秀逸。

”パンデミックについては、アメリカンデモクラシーよりも中国独裁制の方が成功しているように人の眼には見えるだろう。だから、欧州や日本でも、遠からずこれを奇貨として「緊急事態に際してはトップに全権を委任して、民主制を制限すべきだ」と言い出す人がでてくるはずである。”(74P)

ウィグルの件はじめ、中国はすでに世界一の監視システムを構築させている。シンプルに「中国の監視システムを見習え」みたいな思考が、今後、日本のみならず世界に伝染していく可能性がないとは言えない。幼児化が進行しつつある日本社会に向けて、ご本人の自戒の念も込められて、伝えたいのは「今すべきことは謙虚になって思考せよ」と読み取った。




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